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派遣の面接はNG?顔合わせはOK?内容や準備

更新日:2020年08月20日

派遣が企業で働こうとする際に、正社員の採用で行われるような面接は法律で禁止されている事をご存知でしょうか?今回は派遣の仕事がどうやって決まるのか、そして派遣の面接が禁止されている理由などについてご紹介します。派遣で働きたい方は必見です。

派遣の面接が禁止されている理由とは?

誰を派遣するかはあくまでも派遣元が決める

本来、派遣労働者を企業に派遣すると言う行為は、派遣元が派遣労働者を企業に配置すると言う事です。その為、企業に誰を派遣するかを決めるのはあくまでも派遣元であり、企業が決める事は出来ません。にも関わらず企業が面接などにより派遣労働者を特定してしまうと、企業と派遣労働者の間に雇用関係が発生すると判断され、これが労働者供給と言う行為とみなされる恐れがあります。

労働者供給とは、契約に基づいて労働者を他人の指揮命令を受けて働かせる事を言い、本来は職業安定法第44条で禁止されている行為です。その為、違反すれば罰金又は懲役刑になる可能性もあります。また、派遣労働者を面接などで特定する事により、派遣労働者の就業機会を狭める恐れも指摘されています。このような理由から、労働者派遣事業では面接などを含めた特定行為が禁止されています。

派遣では面接の代わりに何を行うのか?

上記でご紹介したように派遣の事前面接は禁止されていますが、働き始めるまで企業側と派遣労働者が一度も顔を合わせないわけではありません。派遣の場合、面接の代わりに「顔合わせ」や「職場見学」と言った形で企業側と派遣元、そして派遣労働者の三者を交えて事前に顔を合わせるのが一般的です。いくら事前面接が禁止とは言え、やはり企業側も自社にどんな派遣が来るか全く分からないまま受け入れるのは怖いです。

そこで面接の代わりとして、事前に派遣労働者と顔を合わせ、派遣労働者の雰囲気や人柄、持っているスキル等をおおまかに知る事により企業側は安心して派遣労働者を現場に迎えられます。また派遣労働者にとっても顔合わせは、事前に現場の雰囲気を見たり、業務内容を直接企業側から聞く事が出来る貴重な機会です。このように、顔合わせは企業と派遣労働者の双方にメリットがあります。

顔合わせの内容とポイント

面接と顔合わせはどう違う?

面接と顔合わせの一番の違いは、「選考」の有無です。面接は、履歴書等を使用しながら応募者を採用するかどうかを選考する行為です。一方で、顔合わせは文字通り互いに顔を合わせる行為であり、面接と違って主な目的は選考ではありません。その為、派遣では面接が禁止されている事から、選考を含まない顔合わせが一般的に行われています。

しかし実際は、顔合わせと言いながら、面接に近いような事が行われている企業も少なくありません。特に初めて派遣労働者を受け入れる企業は、事前面接などの特定行為が法律で禁止されている事を知らない場合が多いです。更に、冒頭で紹介した労働者派遣法はあくまでも「努力義務」であり、絶対にしてはならないと言う強い禁止ではありません。その為、実際は面接と顔合わせの境目が曖昧になっていると言う問題もあります。

顔合わせの基本的な流れ

まずは、顔合わせの基本的な流れを見ていきましょう。企業に訪問したら、まずは企業の人事担当者や現場の指揮命令者などと対面します。そして簡単な自己紹介等をして、企業側から業務に関する説明を聞くというのが一般的な顔合わせの流れです。その後、場合によっては実際の現場を見学しながら更なる補足説明を聞く事もあります。

自己紹介や企業側からの業務説明の際に、企業側から質問を受ける事があり、その内容は様々です。今までの職務経験やスキルに関する質問をしてくる企業もあれば、派遣労働者自身の性格や価値観に関する質問をする企業もあります。これは、企業によって派遣労働者の何を重視しているかが違うからです。

派遣労働者の持っているスキルを重視する企業もあれば、派遣労働者自身の性格や雰囲気を重視する企業もあります。いずれの場合でも、受けた質問はひとつひとつ丁寧に答えましょう。

顔合わせの際に守るべきポイント

続いては、顔合わせの際に守るべきポイントについてご紹介します。まずは、対面時に笑顔でしっかり挨拶しましょう。最初から挨拶もまともに出来ないようでは、企業からの印象は一気に悪くなります。続いて、訪問中のマナーはしっかり守りましょう。丁寧な言葉遣いで話す、現場の方々にきちんと挨拶をする、現場の業務の邪魔をしない、社内で騒がないなどは基本中の基本です。

最低限のマナーさえ守れていないと、企業側からマナーの悪い人だと判断されてしまいます。そして最も大切な事は、等身大の自分を見せる事です。いくら受け入れてほしいからと言って、出来ない事を出来ると言ったり、過度に背伸びをしてはいけません。業務において出来ない事は素直に出来ないと言っても大丈夫です。その代わり、出来るようになろうとする前向きな姿勢を見せましょう。

受け入れを拒否される理由

派遣の顔合わせは面接ではありませんが、場合によっては企業側から受け入れを拒否される事があります。では、どのような場合に受け入れを拒否されるのでしょうか?具体的な例を見ていきましょう。

スキル不足・オーバースキル

企業が求めているレベルのスキルに達していない場合は、受け入れを拒否されやすい傾向にあります。基本的に派遣労働者は即戦力の人材とみなされる事が多い為、企業側が求めるスキルのレベルに達していない場合は受け入れを拒否される事が多いです。

一方で、企業が求めているスキルのレベルより、派遣労働者が持っているスキルのレベルが高すぎる場合、いわゆるオーバースキルの場合も拒否される事があります。これは、派遣労働者のスキルが高すぎる事により、企業が「うちでの業務は簡単過ぎてつまらないと感じるのではないか?短期間で辞めてしまうのではないか?」と思ってしまう為です。

派遣本人の人間性

顔合わせに来た派遣労働者自身に問題があると判断された場合も、受け入れを拒否されやすい傾向にあります。例えば、顔合わせ中の態度が悪い、基本的なマナーが出来ていない、やる気が感じられないなどの場合を指します。このような派遣労働者を受け入れてしまうと、就業後に現場でトラブルが発生する可能性が非常に高くなります。

その為、企業側もそのようなリスクの高い派遣労働者を迎え入れるわけにはいかず、受け入れを拒否します。

企業が求める理想像と合っていない

特定行為が禁止されているとは言え、企業側は多かれ少なかれ来てほしい派遣労働者の理想像を持っています。その理想から大きくかけ離れている場合、受け入れを拒否する事もあります。例えば現場の社員の平均年齢が若い場合、企業側は現場での調和を考慮して、比較的若い派遣労働者に来てほしいと思う傾向があります。

しかし、実際に顔合わせに来た派遣労働者の年齢が高かった場合、企業側が「現場で若い社員と馴染めないのではないか?」と思い、受け入れを断るケースが少なくありません。このような場合は派遣労働者本人に落ち度があるのではなく、実際は単に企業側が求めている理想と合わなかっただけと言う事です。この場合は、仕方ないと割り切って次に切り替えましょう。

顔合わせは企業とのお見合いである

いかがでしたか?今回は、派遣の面接及び顔合わせについてご紹介しました。顔合わせが上手くいくように準備する事は大切です。しかし、もし仮に企業から受け入れを拒否されても落ち込む必要はありません。単純にその企業とはご縁が無かっただけと言う事です。礼儀とマナーを守り、等身大の自分に自信を持って顔合わせに臨みましょう。

初回公開日:2017年08月20日

記載されている内容は2017年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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