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2018年02月13日

契約社員と派遣社員の違い・契約社員と派遣社員はどちらがいいか

派遣社員で働いていた人が、派遣先の会社から契約社員に誘われることがあります。「派遣社員」と「契約社員」は雇用形態が異なるため、それぞれにメリットやデメリットがあります。「派遣社員」と「契約社員」の違いを理解し、判断するための参考にしてみてください。

契約社員と派遣社員の違い

契約社員と派遣社員の違い・契約社員と派遣社員はどちらがいいか

契約社員と派遣社員の一番の違いは、雇用主の違いです。契約社員は、仕事を継続できる期間に期限はありますが、勤務先の会社から直接雇用されています。しかし、派遣社員の場合、雇用主は、登録している派遣会社です。

雇用主の違いはありますが、契約社員も派遣社員も同じように契約期間には期限があるいう点は同じです。しかし、平成25年(2013年)に「労働契約法」が改正されたことにより、「無期労働契約への転換」などの新しいルールが導入されました。

具体的には、同じ労働者との間で5年間を超えて契約更新をされていた場合、無期労働契約への転換を申し込むことができるようになりました。つまり、契約社員などで契約期間に期限がある働き方をしていた人で、契約更新で5年以上同じ会社で仕事をしていた場合、有期労働契約から無期労働契約への転換を申し入れることが可能となりました。

2018年問題とは?

上記で説明をしましたが、平成25年(2013年)に「労働契約法」が改正され、契約から5年を超えて契約を継続した場合、本人から「有期契約」から「無期契約」への転換の申し入れができるようになりました。

つまり、2013年(平成25年)に契約がスタートした人で、今現在も契約が継続されている人は、2018年(平成30年)に「有期契約」から「無期契約」への転換を申し入れることができるようになります。

基本的に会社側は、この転換の申し入れに対して、拒否をすることができません。そのため、会社側にとっても、労働者側にとっても大きな転換を迎えることになります。そのため、さまざまな問題が起こることも予想されています。これがいわゆる2018年問題と呼ばれている内容です。

派遣社員から契約社員に切り替える際の注意点

派遣社員として働いていた場合、3年を超えて同じ会社と契約を継続することができません。そのため、引き続き働いてもらいたい場合は、派遣先の会社から契約社員の申し入れがある場合があります。

前の項目でご説明をしましたが、派遣社員と契約社員では、雇用関係が変わります。そのため、同じ仕事を継続して行う場合でも、給与面などの待遇面が変わる可能性が高くなります。その他にも、メリットやデメリットがあるため、その点を考慮してから決めるようにしましょう。

派遣社員のメリット

派遣社員のメリットは、契約期間満了まで務めたあとは、派遣会社の方から新しい仕事を提案してもらうこともでき、1人で仕事を探さなくても良いと言う点です。また、期間限定で派遣として雇っているということで、通常よりも給料が高めに設定されていることが多いというのもメリットと言えるでしょう。

また、派遣先との待遇面での交渉は、派遣会社と派遣先の会社で行われているため、待遇面での交渉をする場合に、派遣会社に相談できる点もメリットの1つです。

派遣社員のデメリット

派遣社員のデメリットは、同じ派遣先で勤務する年数が決められているため、仕事が安定しにくいというデメリットがあります。

また、派遣先の会社にもよりますが、別途交通費の支給がない場合があります。職場が近い場合は、交通費の負担は少なくて済みますが、派遣先の会社が遠い場合、自分で交通費を負担しなければならない場合、通勤距離によってはかなりの負担になることがあります。

待遇面などは、事前に派遣会社と派遣先の会社で取り決めされている場合がほとんどですので、交通費などについては仕事を始める前に派遣会社に確認するようにしましょう。

契約社員のメリット

契約社員のメリットは、雇用期間に期限などは設定されていますが、勤務先に直接雇用されているため、交通費は別途支給されるというのが一般的です。

また、直接雇用されているため、優秀な人材として認められれば、正社員になれる可能性もあります。他にも、担当している業務内容などにもよりますが、派遣社員よりも重要な業務を任される可能性があるため、スキルアップを考えている人は、経験を積んでから、別の会社の正社員をめざすということも考えることができます。

契約社員のデメリット

契約社員のデメリットは、契約期間が満了後、契約更新がなかった場合は、1人で一からまた新しい職場を探さなければなりません。次の仕事がすぐに決まらない場合は、職を失うことになってしまうというのが一番のデメリットと言えるでしょう。

しかし、会社側は契約更新をしない場合は、30日前に通知しなければならないという義務があります。仕事を辞めたいと考えた人にとっては、逆に辞めやすい環境であるとも言えるので、契約満了をチャンスと捉えることができれば、今よりも条件の良い、自分に合った仕事に転職しやすいと考えることもできます。

契約社員と派遣社員はどちらがいいのか

では、契約社員と派遣社員ではどちらがいいのでしょうか。それぞれにメリット、デメリットもありますし、考え方によっては、デメリットと思われる内容が逆にメリットであると感じる可能性もあるでしょう。

以下の項目について、契約社員と派遣社員の違いからどちらがいいのかを考えてみましょう。

給料

契約社員と派遣社員の違い・契約社員と派遣社員はどちらがいいか

給与は、一般的には派遣社員の方が高めに設定されていることが多いです。しかし、契約社員の場合は、交通費は別途支給されることがあります。

また、派遣社員から契約社員になった場合は、派遣会社に手数料として支払っていた分を上乗せしてもらえる可能性があります。しかし、逆に派遣社員として働いていた時の給料の方が高い場合は、契約社員になったことで給料が減ってしまうこともあります。

派遣社員から契約社員になると、雇用関係が変わりますので、待遇面が変わることがあります。派遣社員から契約社員になることを考える場合は、結論を出す前に自分が気になることは必ず事前に確認するようにしましょう。

立場

契約社員と派遣社員の違い・契約社員と派遣社員はどちらがいいか

契約社員は、期間に制限はありますが、勤務先の会社から直接雇用されています。しかし、派遣会社の場合は、雇用関係があるのは派遣会社です。そのため、重要な仕事は任されないことがあります。

しかし、逆に派遣社員だとしても正社員や契約社員とほとんど同じ仕事をしているのに、正社員の人よりも給料が安いこともあり、悔しい思いをすることがあります。

ただし、派遣社員の場合は、自社の社員ではないので、何かあった時に責任を取らなくてはならないという立場になることはほとんどありません。

コスト

「コスト」とは、「物を生産するのにかかる費用」「原価」のことを言います。コストという視点で契約社員や派遣社員の立場や働き方を考えるとすると、会社の経営者側の視点で考えるということになります。

もし、あなたが経営者だとしたら、コストを考えて採用するなら「契約社員」を選びますか。それとも「派遣社員」を選びますか。この場合に考える「コスト」とは、人件費にかかる費用のみに限定して考えてみましょう。

例えば契約社員の場合、給与とは別に交通費などの支給が必要になる場合がありますし、「雇用保険」や「社会保険」などに加入した場合は、会社の負担分も人件費として計上されるということになります。

派遣社員の場合は、不必要になった場合は、派遣会社との契約を解除することができます。しかも、「雇用保険」や「社会保険」などの費用は必要ありません。しかし、本人に支払う給料以外に派遣会社に支払う費用が発生します。

経営者側の考えを知ることで、自分の働き方を考える

普段、自分はお給料をもらう側なので、コストということを意識したことがある人は少ないでしょう。しかし、会社側とすれば、労働力の提供を受ける代わりに対価として、給与などを支払い、勤務時間に応じて「雇用保険」や「社会保険」などに加入する義務を負っています。

こういったことも、人件費として加算されています。仕事の内容によっては、応募者がいなくて直接雇用をしたくてもできないため、派遣社員を雇っているケースもありますが、派遣社員の場合は、必要な時に必要な分だけの労働力を確保するという意味合いがあります。

自分の合う仕事を探したい、スキルアップを図るためにいろんな経験をしたいということであれば、「派遣」というスタイルを選択するのも良いでしょう。できるだけ安定して仕事をしたいと考えるのであれば、できれば正社員をめざし、そこに行くための手段として「契約社員」を選択するという考え方もできるでしょう。

産休はできるのか

契約社員や派遣社員には、産休は認められていないと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、平成17年4月に育児・介護休業法が改正され、要件を満たしていれば、契約社員も、派遣社員も産休を申請することができるようになりました。

では、契約社員や派遣社員が産休を申請することができる要件とはどのようなことなのでしょうか。

「契約社員」「派遣社員」が産休を申請するための要件とは?

1.同じ雇用主に1年以上契約を更新して、雇用されている

※契約社員の場合は、派遣元が同じで1年以上契約を更新して雇用されていれば大丈夫です。派遣社員の場合は、派遣先が変わっても、派遣元が変わらなければ要件を満たしています。

2.子の1歳の誕生日以降も、引き続き雇用されることが見込まれている

3.4子の2歳の誕生日の前々日までに雇用契約が満了し、更新されないことが明らかではない

※契約社員の場合は、契約の継続回数に制限がなければOKです。ただし、上限や回数に制限がある場合は、しっかりと確認するようにしましょう。

派遣社員の場合は、「抵触日」を確認しましょう。抵触日のあとの次の勤務先が決まっていない場合は、確認することが必要です。

職歴で有利なのはどちらか

契約社員も派遣社員も期限があり、更新をする形で勤務するという点ではどちらも同じです。では、契約社員や派遣社員から、別の会社に就職活動をする時に、職歴としてはどちらが有利になるのでしょうか。

会社の採用担当者の考え方などがあるため一概には言えませんが、一般的には会社に直接雇用されていた契約社員の方が有利なことが多いです。しかし、派遣社員であったとしても、大手の企業での勤務経験がある場合などは、派遣社員でも有利になることがあります。

仕事の条件に何を優先したいのかを考えましょう

契約社員と派遣社員の違い・契約社員と派遣社員はどちらがいいか

ご紹介のように「契約社員」にも「派遣社員」にもそれぞれにメリットやデメリットがあります。また、就職する上で自分は何を優先したいのかは、人それぞれです。それによって同じ内容であっても、ある人にとってはデメリットなことが、ある人にとってはメリットになることがあります。

自分が何を優先して仕事をしたいのかを良く考えてみるようにしましょう。その上で「契約社員」を選ぶのか「派遣社員」を選ぶのか決めると良いでしょう。しかし、「派遣社員」から「契約社員」になるなど、雇用形態が変わる場合は、給与面などの待遇について疑問に思うことは事前に確認しておくようにしましょう。

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