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【履歴書】結婚退職の書き方と例文紹介|結婚予定や結婚歴など

更新日:2024年01月04日

就職の際、結婚で退職したことや結婚予定、あるいは結婚歴などを履歴書に書くべきか迷っている人は多いです。そこで、結婚歴などで不利にならない履歴書の書き方を紹介しましょう。あわせて履歴書で一番難しい「志望動機の書き方」についても詳しく語ります。

本気の熱が伝わる履歴書

人事担当者が、履歴書のどこを見るのか、詳しく紹介しましょう。一番は志望動機で、「なぜ当社に応募したのか」です。志望動機は一番大切な項目ですが、履歴書の中でも一番難しいといえます。

本当にその企業に入りたい場合は、情熱を込めて書けますが、滑り止めも含めて複数の会社に当たることは珍しいことではありません。その場合、「条件がいいから」「給料が高いから」とは、なかなか書けません。

「御社の」と日頃使わない言葉で、いかにもこの会社を希望しているという思いを文章にしなくてはいけないから大変です。数え切れない履歴書を見てきた人事担当者も、履歴書を見れば無理して書いているか、本気の熱があるか、見抜いてしまいそうです。

結婚も婚約も人生において喜ばしいイベントですが、人事担当者は、環境の変化がビジネスに及ぼす影響を検討する場合はあります。しかし、「ここでやりたい」「貢献したい」という本気の熱が伝われば大丈夫です。

結婚しても仕事を続けるなら問題なし

結婚予定があっても、結婚後も仕事を続けるなら何の問題もありません。会社の人事担当者は、「この会社でこういうことをやりたい」「こういうことができる」という前向きな言葉が聞きたいのです。例え結婚の予定があっても、本気度で人事担当者が納得すれば、結婚は関係ないはずです。

入籍予定がわかっている場合、速やかに会社に伝えたほうがいいことがあります。まず氏名が変わることと、引越す場合は住所が変わるので、採否の連絡を受け取るために携帯電話の番号を伝える必要があります。履歴書は応募時点の住所と氏名を書いて大丈夫です。

一見、これから就職するのに不利に感じるかもしれませんが、時代感覚に敏感で先駆的な会社なら、結婚で採否を決めることはありませんし、結婚が理由で不採用にする会社は時代逆行です。それらを凌駕する内容の履歴書が勝負の分かれ目になります。

履歴書に書いてはいけないこと

結婚後も仕事を続ける場合は、特に結婚予定を履歴書に書く必要はないし、面接で正直に答える必要もありません。しかし、実例として30代の独身女性が不採用になり、落とされた理由が全くわからないというケースもありました。結婚に関してどう考えるかはその人の自由です。ところが古い考えだと30代の独身女性と聞いただけで「結婚が近い」と勝手に想像することはあり得そうです。

その場合でも、結婚関連を理由に不採用にできないので、ほかのことで落とそうとする場合が考えられます。だからこそ履歴書の書き方が大事になってきます。そこで、マイナスポイントを加算してしまう「履歴書に書いてはいけないこと」を紹介しましょう。

履歴書に退職理由を詳しく書く時に、前職の会社の批判をしたり、パワハラ・セクハラや職場の人間関係が原因で退職したということは、履歴書に書いてはいけません。例え正当な訴えでもマイナスになってしまいます。

人事担当者が喜ぶ履歴書とは?

「前職では、マーケティングを担当していましたが、結婚のため退職をしました。現在は、これまでの経験とスキルを活かし、御社の集客業務に挑戦したいと考えています」

上記のように、人事担当者は、「自分のスキルを伸ばしたい」「スキルアップしたい」という前向きな言葉が好きです。苦労話は自慢話に聞こえるのでNGです。今までに何を得たか、何を学んできたかを知りたいのです。成果が出たことで満足している感じが出ているとマイナスになります。

ほかにも、幅広い経験を積んでいるか、社会人スキルを習得しているか、チームワークを大切にできる人か、実務能力があるかなど、履歴書の書き方と内容から見極めようとします。履歴書は前向きな表現を意識して、わかりやすく簡潔に書くことが大事です。

履歴書に結婚歴を書くケース

履歴書に結婚歴を書くべきか迷っている人も少なくないでしょう。結婚の場合は、履歴書に書いたほうが良いケースのほうが多いです。結婚により退職に至った理由も様々なものがあります。そこで、人事担当者が見て「前向き」と感じる履歴書と職務経歴書の書き方を紹介しましょう。

履歴書には、「一身上の都合により退社(結婚のため)」と一行で書くことが多いですが、詳しいことを職務経歴書に書いたほうがよい場合があります。結婚しても仕事を続ける女性が多いので、なぜ辞めて、なぜ再就職するのかを、わかりやすい理由を添えて、職務経歴書を見た担当者を納得させることが大事です。

辞めた理由と再就職の理由

結婚して新居に引越し、通勤が不可能になったため、前の会社を退職した場合は、「御社への通勤時間は40分のため通勤が可能」と書けば、「だから再就職するのか」と、すぐにわかります。結婚して妊娠し、出産し、子育てのために退職した場合も、「現在は子供を保育園に預けているため就業が可能となり」という趣旨を書けば担当者も納得できます。

結婚して家庭に入るため退職したとしても、「パートナーと話し合い、再度就業することになりました」と書いてあれば、職務経歴書を見た担当者が、夫の応援や理解を得ていると判断するでしょう。

ほかにも、子供が病気になっても、祖母が見てくれることになっている旨を記せば、ぬかりのない履歴書です。人事担当者の懸念を払拭しています。

離婚歴を履歴書に書く必要はない

結婚歴の中でも、離婚歴は喜ばしいことではありません。結婚と違い、あまり言いたくない気持ちのほうが強いでしょう。履歴書には、配偶者の有無を記す項目があるので、自然に結婚していることを伝えることになります。しかし、離婚は関係ありません。離婚はあくまでもプライベートのことで、仕事に離婚歴は一切関係ないので、履歴書に書く必要はありません。

離婚歴を履歴書に書くケース

結婚をして、子供が生まれて、そのあと離婚し、シングルマザーになった場合、自然に離婚したことを企業に伝えることになります。例えば結婚して何年も仕事をしていない場合、長いブランクの間、何をやっていたのか人事担当者は気になります。

しかし、結婚して退職し、離婚したため、子育てのために再就職するとわかれば、数年の長いブランクも、再就職の理由もはっきりとわかります。むしろ、子育てのために真剣に働く強い意志を履歴書で示せれば、「家族のために一生懸命働くだろう」「簡単には辞めないだろう」とプラスの印象を与えることも可能です。

志望動機に結婚予定の内容を書くのは大丈夫なのか?

女性の社会進出を喜ばしいことと考え、働く女性を応援する気持ちの強い企業は、結婚や結婚予定で不採用にすることはありません。しかし、実際に就職活動をしている女性の声として、結婚予定を正直に話すと不採用になるという話もあります。

やはり結婚予定を正直に話すのは就職に不利なのでしょうか。本来は、結婚予定は採否に一切関係ないはずです。関係ないのだから、履歴書に結婚予定を書くことはないですし、志望動機に書く必要もありません。

例え同棲していても、籍を入れていない段階ならば、ただの恋人同士なので、企業に報告する必要はないわけです。もしも彼氏の有無を面接で聞くような会社であれば、就職を考え直したほうがよいでしょう。興味本位か、結婚・出産・子育てに理解のない会社の可能性が高いです。

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初回公開日:2017年08月17日

記載されている内容は2017年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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