県庁の志望動機の例文|勤務経験の有無・職種別の書き方と注意点
更新日:2024年11月04日
自分らしくアピールしたい!県庁の志望動機の考え方・例文
志望動機は、就職に関する選考を受ける過程で、必ずと言って良い程述べる項目の1つです。業界や職業、立場に関係なく、志望動機の内容は選考の結果や採用・不採用に関する企業側の判断に対して、大きな影響を与えるものとなっています。それは、公務員であっても変わりません。
むしろ公務員は、志望動機の内容が選考結果に与える影響が大きい場合もあります。志望動機の内容は、志望者が公務員に相応しい人物かどうか、公務員として働くことに使命感などを持っている人物かどうかなどを知るための、判断材料としてチェックされる可能性もあります。
今回は、公務員を目指す方の中でも、特に県庁で働きたい人にスポットを当てて、県庁の志望動機の考え方や例文をご紹介していきます。
県庁の志望動機と履歴書の書き方・面接の注意点
県庁に勤めたい場合、志望動機を含めさまざまな項目について述べたり選考をクリアしたりしなければなりません。そこでまず最初に、県庁の履歴書や面接をクリアするためにはどうすれば良いのか、志望動機を中心にポイントや注意点についてご紹介していきます。
県庁の選考のポイント・注意点【1】:地元
地元の県庁で働きたい場合、地元への情熱や愛着などをアピールするのが無難だと言われています。地元とは、言い換えればふるさとです。生まれ育ったふるさとであれば、情熱や愛着を持っている理由も、多くの人が理解できるでしょう。ですから、ふるさとへの愛着や、生まれ育った土地への恩返しなどを志望動機として述べるのが、一般的です。
とはいえ、ただ愛着や情熱があるだけでは、アピールとしては決め手に欠ける場合もあります。地元への愛着や情熱を、どのように仕事へいかしていくのか、自分を採用することで、職場や地域にどんなメリットがあるのかなども、アピールできると説得力が出てきます。
ですから、履歴書や面接では、愛着や情熱などの感情的な要素だけでなく、実際に何ができるのか、どんな仕事をしていこうと考えているのか、具体的な部分についても述べることが大切です。
県庁の選考のポイント・注意点【2】:地元以外
地元以外の県庁で働きたい場合は、なぜ地元ではない地域の県庁をあえて選んだのか、質問されるケースが多いと言われています。ですから、あらかじめ志望動機でその地域や県で働きたい理由を述べるなどして、面接官が納得するような「地元以外の地域の県庁で働きたい理由」を考えておくことが大切です。
地元以外の県庁で働く場合、地元ではない地域に関する仕事に、どこまで本気になれるか、寄り添うことができるかといった点がポイントとなります。
志望動機でその地域を選んだ理由を述べるだけでなく、その地域に関する理解や、その地域をどんな場所にしていきたいのか、それらの目標・理想を現実にするのに何ができるのかといったことを、具体的に説明できるようにしておきましょう。
勤務経験の有無別!県庁の志望動機の例文
上記では、志望動機を中心に、地元・地元以外の県庁の選考を受ける際のポイントや注意点などをご紹介しました。続いては、志望動機を述べる際、実際にどのような構成や内容で述べていけば良いのか、例文を通して見ていきます。
とはいえ、一言で志望動機と言っても、勤務経験があるのかどうかによっても、内容は大きく異なります。ですから、今回は勤務経験の有無別に志望動機の例文をご紹介していきます。
勤務経験別の県庁の志望動機例文【1】:転職・社会人
前職は、イベントなどの企画・プロデュース業務に〇年間携わっておりました。特に、地域の観光地や文化を活かしたイベントを担当することが多く、全国のさまざまな観光地や文化に関するイベントを企画しました。
しかし、プロデュース業務では、あくまでも利益や効率を重視し、追求していく必要があります。そのため、各地域の特色や良さを最大限に活かすことができなかったケースもありました。
県庁であれば、利益や効率だけでなく、地域の良さやアピール性などを重視した働き方ができると感じ、また生まれ育った地元への恩返しがしたいと考えたため、この度志望致しました。
勤務経験別の県庁の志望動機例文【2】:新卒
私は、〇〇大学○学科に進学するのを機に、東京都で暮らすようになりました。東京都で一人暮らしをしていくうちに、これまで暮らしていた実家や地元である〇県のすばらしさや良さを痛感するようになりました。
そして、大学卒業後は、地元である〇県に戻り、ふるさとである〇県をさらに暮らしやすく良い地域にしていきたいと考えるようになりました。情報や広報などの観点から、〇県の良さを全国に伝えていきたいと思い、この度志望致しました。
大学では、〇学科の中でも特に、広報や情報について専攻しておりました。大学で学んできた知識をいかし、県の良さや特徴などをより効率的かつ効果的にアピールするような仕事をしたいと考えております。
職種別!県庁の志望動機のポイント・例文・注意点
県庁で働くといっても、さまざまな職種やポジション、働き方があります。どのような職種や働き方を志望するのかによっても、志望動機の内容や考え方、注意点などは変わってくるでしょう。
そこで続いては、職種や働き方別に、県庁の志望動機の考え方について考察していきます。
職種別県庁の志望動機の考え方【1】:非常勤職員
非常勤職員として県庁の職員を志望する場合は、その地域への愛着や熱意などのほかに、非常勤職員という働き方についても述べると良いでしょう。場合によっては、なぜ非常勤職員として働くことを望んだのか、質問される可能性もあります。ですから、採用担当者や面接官などが納得できるよう、非常勤職員という働き方を選択した理由については、具体的な答えを考えておくことが大切です。
また、非常勤職員だけでなく、県庁の職員を目指す場合全てに言えることですが、県庁のプロジェクトや県の企画などを志望動機に盛り込む場合は、単に関心を持ったり興味を持ったりといった内容ではなく、共感や賛成を示した方が良いという意見もあります。
その場合は、「現在県で行っている、〇〇に関する取り組みは、この地域に必要なものだと痛感しており、ぜひ私も携わりたいと感じております」といったように、どのような点に共感したのかについても、具体的に述べましょう。
職種別県庁の志望動機の考え方【2】:福祉
県庁における福祉の仕事としては、児童福祉や高齢者福祉、障がい者福祉などが挙げられます。ですから、県庁の職員として福祉に関連する仕事を志望する場合は、単に福祉施設の充実などを訴えるだけでなく、児童福祉や高齢者福祉、障がい者福祉の現状を踏まえた内容の志望動機を述べることが大切です。そのためにも、県庁の福祉に関する仕事について、どのような内容なのか事前に確認しておきましょう。
志望動機では、県の福祉に対して、どのような仕事をしたいのか、自分の資格や経歴などからどのような仕事ができそうか、具体的に述べることが大切です。
初回公開日:2017年10月24日
記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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