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2017年11月01日

大企業と中小企業の違い・中小企業から大企業への転職は可能か

大企業と中小企業という定義はどこにあるのでしょうか。そして大企業と中小企業はなぜこのような格差があるのでしょうか。そして大企業から中小企業へ転職するメリットはあるのでしょうか。また中小企業から大企業への転職は可能なのでしょうか。

大企業と中小企業の定義の違い

日本には数多くの会社がありますが、会社は主に二つに分類されます。大企業と中小企業です。現在、日本の企業の約0,3%が大企業、そして約99%が中小企業として定義されています。

しかしここで疑問なのが大企業と中小企業の違いとはなにか、ということです。どのような定義をもって企業を大企業、中小企業と分けているのでしょうか。

そして大企業と中小企業ではどのくらい格差があるのでしょうか。また、大企業から中小企業に転職するメリット、また中小企業から大企業に転職することは可能なのでしょうか。今回は大企業と中小企業の定義の違い、格差について紹介していきます。

会社法にみる大企業

会社に関する法律を列挙したものを会社法といいます。会社法上では規模の大きな会社は「大会社」として定義してあり、大企業とはまた少し意味合いが違います。

しかし大企業と呼ばれる企業は概ねこの会社法上の大会社に該当しますので、大会社=大企業という見方で問題はありません。

大会社の定義は資本金が5億円以上、そして負債額が200億円以上のいずれかの要件を充たす会社です。大会社になるとその会社で損益を被る人も膨大な数になりますので、大会社には会計監査人や監査役、もしくは委員会を設置する義務が生じます。

会社法では大会社にこのようなお目付役の設置義務を設けることにより、大会社の不正や粉飾決算などを未然に防ぐようにしています。

会社法にみる中小企業

会社法では中小企業のことを「小会社」もしくは「みなし大会社」として定義しています。小会社は資本金1億円以下で負債が200億円未満、そしてみなし大会社は大会社の要件は満たさないが資本金が1億円を超えるような会社です。

みなし大会社は大会社よりも制約は緩いですが、一定の規則は定められていて監査役や委員会設置を義務付けられています。また、みなし大会社になると大企業に分類される企業も業種によってはでてきます。

大企業と中小企業の違い

日本では大企業の数が企業全体の1%にも満たないという事実を冒頭説明しましたが、大企業と中小企業はなにがそこまで違うのでしょうか。

会社法上では大きく分けて大会社と小会社で分けられていますが、あれは法律上の規定であり、実際の大企業と中小企業ではまた定義が変わってきます。ここでは一般的な大企業と中小企業の違いについて解説していきます。

大企業の年収と中小企業の年収

日本のサラリーマンの平均年収は現在約420万円ほどであるといわれています。これはあくまで平均です。一部の高い年収の人たちが平均値を上げているともいわれていますので、実際のところは300万円台の人が一番多い、ともいわれています。

そして気になるのが大企業と中小企業の年収にどれだけの差があるのかですが、大企業の平均年収は約780万円と全体の平均年収を大きく上回っています。一方の中小企業の平均年収は約380万円とやはり400万円をきっているのが特徴です。

大企業と中小企業の人数

先述した会社法上の大会社、小会社では資本金や負債額のみで会社を判断していましたが、一般的な大企業、中小企業の定義では雇用されている従業員にも差があります。

中小企業は業種によって定義に差がありますが、概ね100~300人程度の従業員を雇用している会社が中小企業です。これは中小企業に関して定めた「中小企業基本法」により定義が定められています。

この定義に当てはまらない企業を一般的に大企業と定義していますが、大企業の平均従業員は数千人規模であると推察されますので、中小企業とは根本的に規模が変わってきます。

福利厚生の違い

大企業と中小企業では福利厚生にも差があるのも事実です。従業員も多く、社会的な目も常に向けられる大企業の方が有給休暇や産休といった労働者の権利も行使しやすい環境です。

もちろん、大企業でも近年ニュースになるような問題がおきていますが、そのような問題は中小企業の方が多く抱えているのが実情です。

大企業でそのような問題がおきた場合、ネームバリューもありますので世間の目を引きますが、一般的な中小企業では関心が薄いため、よほどのことがない限りニュースで取り上げることはないでしょう。

中小企業は少ない人数で全体の仕事をまわしていく必要があります。休みたくても休めない、帰りたくても帰れない、というのが中小企業の現状です。中小企業に勤める人にとっては、2017年に鳴り物入りで始まったプレミアムフライデーも全く縁がない、という人がほとんどのはずです。

休日の違い

大企業と中小企業では休日にも大きく差がでます。基本的に今の日本の会社は週休二日制を採用しているはずです。しかし、大企業では当たり前のこの週休二日制も中小企業ではあってないようなもの、従業員5人程度の零細企業と呼ばれる会社では、いまだに週休二日制などは導入されていない会社がほとんどです。

これも人不足、不景気の影響が強く、少ない人数で最大の利益をあげる必要があるため仕方のない部分もあるのですが、中小、零細企業の従業員は大企業の従業員よりも過酷な労働環境にあるといえるでしょう。

健康保険について

健康保険を含むいわゆる社会保険ですが、基本的には「従業員5人未満の個人事業」以外の事業者は加入する義務がありますので、まともな会社であれば加入しているはずです。ただし、この社会保険は会社にとってはとても負担が大きく、会社は従業員一人当たり半分の社会保険額を負担する必要があります。

このため中小企業の中には、違法にこの社会保険に加入せずに従業員の給料に多少金額を上乗せすることで従業員を納得させている企業も存在します。中小企業もさまざまですが、このような部分では大企業よりもコンプライアンスの意識は低いと言わざるをえません。

資本金について

大企業と中小企業を分ける定義の一つとして資本金の違いがあります。中小企業の資本金の規定は中小企業基本法に基づいており、その規定に該当する企業を中小企業、それ以上の資本金を有する企業を大企業と定義しています。

資本金も業種によって規定が異なり、例えば製造業の場合は資本金が3億円以下の企業は中小企業に該当します。しかし卸売企業の場合は1億円以下、サービス、小売業の場合ですと5千万円以下の企業が中小企業となります。業種によっては他業種の中小企業よりも低い資本金であった場合でも大企業に該当するということです。

退職金の違い

企業に勤めている以上、気になるのが退職金です。通常は長い人生の大半を仕事に費やすことになりますので、定年リタイア後は少しはゆっくりしたいという人も多いでしょう。しかしそうするにもお金は必要です。

もし高校、大学を卒業して定年まで勤めあげた場合、中小企業と大企業では退職金にどの程度の差が出てくるのでしょうか。

近年のリサーチによると中小企業の平均退職金は1200万円から1300万円後半。そして大企業の場合は平均して1800万円から2300万円台と中小企業に比べると1000万円近くの差がでています。

また、中小企業でも上記のような退職金が出される企業は恵まれている方であり、零細企業になるとほとんど退職金のようなものは支給されない、といった意見もあります。

大企業と中小企業の割合は?

現在、日本全国には約421万社の企業が存在していると試算がでていますが、冒頭でも触れたようにその中で大企業と呼ばれる企業は全体のわずか0,3パーセントです。つまり日本のほぼ全ての企業は中小企業です。しかし働いている人の割合は大企業31パーセント、中小企業69パーセントという結果になっています。

企業の割合からいくとこの人材の数値は異様です。大企業がいかに大勢の人員を抱えているかがわかる結果といえます。

大企業から中小企業へ転職するメリットとデメリット

大企業から中小企業に転職するメリットはなにがあるのでしょうか。まず考えられるのが過剰なまでの出世競争から逃れられる、ということです。大企業では出世できる人材というのはほんの一握りです。また同僚に先を越されるならまだしも、有能な後輩にもどんどんと先を越されるのはプライドが高い人ならば耐えられないでしょう。

出世には運も必要ですが、その運を掴み損ねた実力者などは中小企業に転職するのも一つの手です。中小企業は大企業ほど出世争いが激しくはなく、大企業ほど歯車のような動きをする必要もありません。

しかし中小企業は人手が足りていない企業が多いため、一人で処理しなければならない仕事が山のように押し寄せてきます。大企業よりも自分のやりたい仕事ができる可能性も増えますが、負担も増します。さらに給料、賞与、退職金は減少する可能性が高いのも事実です。

中小企業から大企業への転職は可能か

中種企業に勤めていながら大企業へ転職することは可能なのかというと、不可能ではないが難しい、と言わざるをえません。

基本的に大企業はあまり中途採用をしない企業が多いです。ヘッドハンティングされて大企業に中途採用で入る人なども、基本的には別の大企業で働いていた人というパターンが多いのも事実です。

中小企業から大企業へと転職をするのならば、その企業の関係者に知人がいたり、よほどその大企業が欲しがるスキルを持ちえていないと中小企業から大企業への転職は難しいでしょう。

大企業と中小企業の格差の理由

大企業と中小企業では給料や賞与、退職金にも大きな格差が生まれています。この格差の理由はなぜおこるのかというと資本の違いに関係があります。

大企業と中小企業ではそもそもの資本金が違うため、より大きな資本を持つ大企業がより大きな仕事を行います。これによりそこであげられる利益も必然的に中小企業よりも高くなりますので、それが生涯賃金に格差をもたらしているということです。

結局は自分のやりたい仕事ができるかどうか

大企業や中小企業といっても働くことに変わりはありません。問題はその企業でいったい自分がなにをやりたいのかが重要です。

大企業に入ったはいいものの、熾烈な出世争いや大きな組織の歯車となって仕事人生を終えるのか、それとも中小企業で自分のやりたい企画を持って日々たくましく生きていくのか、また大企業でより大きなプロジェクトに携わるのか、もしくは中小企業で泥臭く仕事をするのか、それは人ぞれぞれの価値観であり、最終的には自分がいったいなにをしたいのか、という目的意識が一番重要です。

長い仕事人生ですので、大企業で働く人も中小企業で働く人も、一度足を止めてみて改めて仕事について考えてみませんか。

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