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2017年09月11日

銀行での出向とは?銀行の出向先と年収|出向は左遷?転籍はある?

最近話題となっている銀行を背景とした映画やドラマ。その中でも描かれてる銀行員が出向することとは、どのようなことなのか?どんな銀行員が出向となるの?出向後の給料は上がる?下がる?年齢による差はあるのか?など、現実の実態を紹介します。

銀行での出向とは?

銀行での出向とは?銀行の出向先と年収|出向は左遷?転籍はある?

ご存知の通り、出向とは、「会社の籍はそのままで、会社の指示に従い関係会社や子会社で働くこと」です。特に関係会社や子会社が多い大企業などでは、一般的に行われる人事異動です。その中でも特に銀行などの金融機関は、多くの関連会社を持っており、その頻度は、一般の企業よりも高くなります。

銀行が出向させる理由とは?

では、銀行が、社員である銀行員を出向させるその理由とは何でしょうか?大きく分けて、二つの理由があります。一つは、働き場所を確保するためです。多くの新しい人材が毎年入る中、銀行は、より多くの働く場所を確保する必要があります。その受け口となるのが、銀行に関連する多くの関係会社や子会社なのです。

もう一つの理由としては、出向した先の会社を支援するためです。特に会社の資産経営を立て直すには、財務や経理の観点から的確な支援が必要です。そこで多くの経験や経歴を持つ銀行員が、融資先等の関連会社に出向し、直接、経営の立て直しを支援します。

出向のパターンには2つある

出向のパターンとしては、二通りあります。一つ目は、出向した後、数年後に出向元に戻るパターンです。このようなパターンでは、主に若い銀行員の出向が多く、目的としては融資先の財務状況を改善するなどにより実践のキャリアを積んだり、関連会社等の他の分野に出向させることでキャリアの幅を広げるなど、出向者のスキルアップを狙っています。

もう一方のパターンは、「片道切符」の出向です。片道切符は、文字通り、出向先から出向元へ戻ることはなく、この場合には、最終的には出向先に転籍となり、そのままキャリアを終えることになります。このような出向では、銀行の人員整理と銀行内における若手の雇用維持が目的とされることがほとんどです。

銀行員は、どこに出向するの?

では、銀行員が出向する際、どのようなところに出向するのでしょうか?

銀行のホームページを見ると、ほとんどの銀行のページには、グループ会社や関連会社へのリンクが掲載されています。それらの会社を大きく分類すると、主には、以下のような会社となります。これらの会社は、大手の銀行ほど、その数は多く、国内だけではなく海外にも渡ります。

・リース会社
・保険会社
・保証会社

また、グループ会社や関連会社ではなく、融資等で関連の強い会社や団体にも出向する場合があります。このような場合の主な出向先としては、以下の通りです。

・地方自治体
・外郭団体
・学校法人
・融資取引先

普通の会社と比較すると、その種類は、多岐多様です。

出向先での待遇

銀行の出向先の際の年収・給料

では、銀行員が出向した場合、その年収・給料はどうなるのでしょう?給料については、残念ながら、ほとんどの場合、そのまま銀行に在籍するよりも下がってしまいます。色々な出向がありますので、一概にどの程度という目安はありませんが、50才代の銀行員が、片道切符で出向となる場合には、その時点での役職にもよりますが、現役時代の50%から70%に落ちてしまうと言われています。

一方、若い頃の出向については、一般的には、出向に伴い出向手当と呼ばれる手当が支払われます。出向期間中、仮に全く昇級しなかった場合と比較すると、出向手当分は増えることなります。が、殆どそのようなことはないので、やはり銀行に残っている方が収入は高いということになります。

銀行の出向は左遷?

左遷とは、いわゆる人員整理で、優秀な若い人材を銀行で働かせるため、それ以外の銀行員を関連会社や取引のある会社に出向させることです。

出向元には戻らない「片道切符」のパターンです。その場合、収入も役職級も下がります。世間の方が、銀行員の出向と聞くと、すぐに左遷とイメージするのは、このことから来るのかもしれません。

出向からの転籍はある?

若手の出向で転籍されることはありませんが、高齢の銀行員の「片道切符」パターンの出向では、ほとんどの場合、出向先への転籍となります。この場合、出向期間であれば、銀行から給与が支払われますので、出向元の銀行の給与体系で給与が支払われますが、転籍されると出向先の会社の給与体系になりますので、大きく年収がダウンすることも考えられます。

但し、転籍する場合には、出向元である銀行を一度退職して、出向先に入社することになりますので、出向元の銀行と出向先の関連会社とで二度の退職金を受け取れるということになります。

銀行員の出向は何歳くらいが多いの?

出向する人の年齢としては、50才前後が最も多いようです。キャリアアップの出向の場合には、20才代や30才代の若手社員の出向がほとんどです。

しかし、出向の多くは、50才を目安とし、この年齢までに、いわゆる出世コースから外れ、管理職につけなかった銀行員が、関連会社や融資先企業への出向が命ぜられるケースです。最近では、経済が停滞する中での経営状況の悪化等が理由となり、40才代でも、同じような理由で、関係会社に出向させられることも多くなっています。このような出向の場合には、最終的には、出向元には戻らずに、出向先に転籍となり、そのキャリアを終えるケースがほとんどです。

なお、最近の傾向として、50才代が銀行の就職氷河期の時代と重なり、50才代の銀行員が減少する傾向にあります。そのため、経験を持つ貴重な50才代の銀行員を出向させずに、銀行に残すという動きも見られます。

どのくらいの人が出向するの?

銀行員で、入社から定年まで銀行に勤める人は、非常に少ないと言われています。一般的には、銀行員は、40才代で役職に付き、50才過ぎから役員になる人が現れます。役職につけなかった銀行員は、有能な若手社員の銀行内での雇用創出のため、関係会社への出向となるケースが多いです。

一方、支店長や部長クラスの役職に就いたとしても、55才を迎えると役職定年となります。この場合、そのまま銀行に残るためには、役職を落とさなければなりません。役職定年の日を境に、今まで部下だった後輩が上司となるわけです。それに耐えられない銀行員は、銀行には残らずに関連会社などに出向し、そのまま銀行を去るという選択をすることになります。

大手の銀行では、関連会社だけでも数百の企業があります。そういった意味では、出向先の受け口は、普通の会社よりも多く、かなりの数の銀行員が出向しているのではないでしょうか。

出向した方が良い場合もある?

銀行での出向とは?銀行の出向先と年収|出向は左遷?転籍はある?

出向というと、出世コースから外れ、行きたくもない関係会社に追いやられるという悪いイメージが浮かびがちです。しかし、必ずしも出向が不幸せとは限りません。例えば、銀行から関連会社の証券会社に出向するというのは、ある意味で花形の職業への転向です。これを契機に、キャリアを磨き、さらなるキャリアアップというケースもあります。

また、出向先で配属された部署に働きがいを見つけ、思いもよらぬ自分を見つけるというケースも少なくありません。その場合には、新たに見つけた才能を元にキャリアを伸ばし、銀行に居続けたよりも、結果的には幸せな銀行員生活を送ることができます。

銀行員の出向は新しい自分探しのチャンス!

銀行での出向とは?銀行の出向先と年収|出向は左遷?転籍はある?

いかがでしたでしょうか?今まで、銀行員の出向というと、最近のドラマや映画で描かれる姿の印象もあり、端に追いやられたような暗いイメージがあります。しかし、銀行員が出向する割合は以外にも高く、見方を変えれば、一つの銀行で勤めるという流れの一つなのかもしれません。

また、出向という大きな銀行員としての転機が、新たな自分を見つけ、その後の社会人生活を幸せなものにする可能性もあるのです。そういった意味で、一概に出向を左遷という暗いイメージの一言で捉えるのは、正しくないのかもしれません。

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