人当たりがいい人の長所と短所・自己PRの書き方・向いている仕事
更新日:2024年09月26日
人は誰しも全員から好かれることは不可能です。それぞれ性格も育った環境も違うためそれは当然のことだと言えるでしょう。人当たりがいい人というのは周りから好かれやすいという反面、その存在を疎ましく思いやっかむ人も中にはいます。
人当たりがいい人は自然と輪の中心となることが多く、周囲から目立ってしまいます。そのため、物事の捉え方によっては『目障りだ、鬱陶しい』と感じる人もいるということなのでしょう。人を妬んだりやっかんだりすることは非常に醜く、本来であれば自分の評価を下げるだけなので隠すものです。
しかし、妬みやっかみをあからさまに剥き出し攻撃を仕掛けてくる人も一定数います。そういった人たちからは『いつも笑っているし歯向かわない=弱い』と判断され、舐められてしまうことが攻撃を受けてしまう一つの原因だと言えるでしょう。
就活で人当たりがいいことをアピールする方法
人当たりがいいというのはたまに例外がありますが、通常ならば自信を持っていい長所だと言えるでしょう。社会において人当たりがいいというのは、自分にとってプラスになることの方が多いため、意識的にでも身につけておきたいものです。
例えば、内心はとても優しかったり、頭の回転が速く様々なことに気づく人であったとしても、人当たりの良さ、コミュニケーションスキルがなければその内面や考えに周囲も気づくことが出来ません。
人当たりがいいという長所は自信を持って就活でアピールしていきましょう。
自己PRを簡潔にまとめよう
面接では必ず『あなたの長所と短所を教えてください』というような質問がされます。そんな時、人当たりの良さを活かした返答ができるよう事前に簡潔にまとめることをおすすめします。
自分の長所(人当たりがいいこと)を紹介し、それに基づいたエピソードを紹介し、そこから得られたものを簡潔にまとめ、更にそのことから『会社でどのように活かすか』ということを盛り込みましょう。話の流れがまとまっているとそれだけで説得力のある内容になります。
照れずに自然な笑顔を見せよう
自分の長所を説明しながら自分を売り込むというのは非常に気恥ずかしさを感じるものです。控えめな面が垣間見れて良いところでもありますが、面接というのはいわば他者との蹴落とし合いであり、戦場と化しているのです。
そんな場面で気恥ずかしさで照れている場合ではありません。それは戦場で武器を持たずに立っているだけと同じなのです。一旦気恥ずかしさは捨てて、自分を選んでもらうために最高の自己アピールをしましょう。
緊張し、気恥ずかしさを感じる場だからこそ、焦りや動揺を相手に感じさせない努力も必要です。会話の中で不自然にならない笑顔を見せることで、あなたの人当たりの良さを感じ取ってもらうこともできるでしょう。面接という場だからこそ長所を最大限に引き出せるよう努めましょう。
自己PRの書き方
自己PRのまとめ方についてご説明させて頂きました。人当たりがいいというのは大きな長所になるため、就活の際の面接では良さを存分に伝えられるよう事前準備をしておきましょう。そうすることでより自信をもって堂々と面接に挑めるはずです。
次は自己PRの書き方について例文に沿ってご紹介します。是非参考にしてください。
1)自己PR例文
私の強みは人当たりの良さです。今まで学生時代、クラス、部活動、委員会、アルバイト先でも人から嫌われたことはありません。学生時代はクラス変えというものがありますが、今まで仲良くしていた友人と離れてしまい一人きりであっても1か月後には新しいクラスに馴染み新しい友人ができていました。部活動では同級生だけでなく、先輩後輩がいましたがすごく好かれるということはありませんでしたが、特別嫌われることもありませんでした。仲良く、時にはライバルとして意識をし合い、互いを高め合いました。学生時代のアルバイトでは、学校とはまた違った雰囲気ではあったものの、新しい環境に慣れるのが早いためなのか、すぐ仲良くなり打ち解けることができました。常に意識をしていることはまず、初対面時は必ず笑顔でいるということです。笑顔の人に敵意を持つ人は少ないと思うからです。この強みを活かし、私の笑顔でお客様、そして従業員をも笑顔にしていきたいです。
出典: http://xn--pr-rt3c095cs3iw16b.jp/shuukatsu-prshu/191 | 【自己PR例文】人当たりの良さ | 自己PRの例文を集めました!
「人当たりの良さ」をアピールしているのは十分に分かる文章です。しかしインパクトに欠けており、なぜかダラダラとエピソードを話しているようにも感じます。こういった文体になると面白味も感じられず面接官の印象にも残りにくいものとなってしまいます。
先述したように、自分の長所(人当たりがいいこと)を紹介したいのであれば、それに基づいたエピソード、そこから得られたもの、人当たりがいいことを会社でどのように活かすか、という流れで簡潔にまとめることが大切です。
自己PRを作成する際に一番に気を付けたいのが『相手の印象に残る文章』にすることです。同じ内容でも書き方一つで大きなインパクトを与える文章に変えることが出来るはずです。自分の長所と向き合い、PR文をしっかりと練りましょう。
2)自己PR例文
私の長所は、人当たりがいいことです。昔から家族や友人に「いつもにこにこしているね」「感じがよくて話しやすいね」などと褒められることがよくありました。
出典: https://mayonez.jp/topic/4482 | 人当たりがいい人の特徴|就活でのアピール方法・自己PRの書き方-Mayonez
その強みを発揮できたと感じたのは、学生時代、サークルで様々な国籍の留学生と交流する機会を持ったときです。
国際交流イベントの一環として、多言語チームでひとつの企画を提案し、イベントで発表するという試みだったのですが、言葉の問題もあり、意思の疎通が困難な場面がありました。その際、私は知らない同士の雰囲気を少しでも和らげるために、どんな時でも笑顔でいるよう心がけ、こちらから積極的に会話を繋げるようにしました。
そのうち、お互いに意見を出し合うようになり、結果として皆で一体となって企画に取り組み、よい発表をすることが出来ました。仲良くなった後で、私のフレンドリーな態度のお陰で話しやすく、リラックスできた、と感謝されました。人当たりのよさは、初対面で遠慮がある者同士を結びつけ、ひとつのチームとしての絆を築くための接着剤として役立てることを学びました。
貴社の○○という業務においても、この強みを存分に発揮し、社内やお客様との間で信頼関係をスムーズに築くことで、業績に貢献したいと考えております。
このような形が一番流れとしてもしっくりと来ており、会社に対しての熱意も伝わってくるでしょう。一つ一つのことを簡潔にまとめ上げると話言葉がスムーズに入ってくるため、聞き手も話に集中することが出来るでしょう。
自己PR例文【転職の場合】
私の強みは「人当たりの良さ」です。前職としましては、ビジネスホテルのフロントにおいて、主に接客の業務を行っていました。ホテルのフロントは、ホテルの顔と言ってもよいほどです。そのフロントの様子で、お客様のホテル全体に対する印象が決まってしまいます。そのため私は、一人ひとりのお客様に対して丁寧に接するよう心掛けていました。例えば、お客様がホテルに入られたときは、お客様よりも先に元気よく挨拶をするということ。そうすることで、お客様との距離が縮まり、それ以降のチェックインなどの流れもスムーズに行えます。また、お客様とお話をするときは、笑顔を忘れないということ。笑顔で接することで、お客様にも「このホテルを選んでよかった」という安心感を与えることができます。これらのことを心掛けることで、お客様からも喜ばれる業務が行えたと感じております。以上、接客業を通じて感じた自身の「人当たりの良さ」を活かし、御社でも活躍できるよう励んでいきたいと考えています。
出典: http://xn--pr-rt3c095cs3iw16b.jp/shuukatsu-prshu/191 | 【自己PR例文】人当たりの良さ | 自己PRの例文を集めました!
こちらは接客業から接客業への転職の例文ですが、自己PR文で大切なポイントを押さえています。ダラダラとした印象もなく、好印象を受ける内容となっています。このように転職先をイメージした自己PR文に仕上げることで、面接官にも入社後のイメージを想像してもらうことが出来るでしょう。
初回公開日:2017年07月14日
記載されている内容は2017年07月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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