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身内の不幸での返信の仕方・連絡方法・かける言葉・香典

更新日:2024年10月30日

身内の不幸は突然やってきます。その時に会社には誰に連絡したら良いのか、何日休めるのか、きちんと把握していますか。会社には忌引き休暇が設定されている場合もあります。確認をしてみましょう。身内の不幸があった場合の会社への連絡方法、言葉がけなどをご紹介します。

身内の不幸の連絡方法

身内の不幸があった場合、会社では「忌引き」の特別休暇となります。忌引きとは本来ならば出席できる状態だけれど、親族が亡くなったため喪に服す理由で学校や会社を休むことを言います。

忌引き休暇(もしくは慶弔休暇)は各企業によって規定が違います。多くは血縁関係が濃くなるほど休みの期間が長くなりますが、法律で定められている休暇ではないため、会社によっては忌引き休暇を設けていないところもあります。忌引き休暇に関しての詳細は、会社の就業規則を確認してください。

身内で不幸があった場合には、できる限り口頭で報告をするのがマナーです。取り急ぎ、必要事項だけ電話にて連絡してから、そのあとに詳細をメールで伝えることで、伝え忘れなどを防ぐことができます。

忌引きで会社を休む場合の連絡方法

身内の不幸で会社を休む場合には、早急な会社への連絡が不可欠です。多い場合だと一週間もの急が必要になる場合もありますので、手がけている仕事を同僚などにふったり、引き継ぎなどが必要となります。周りに助けてもらわなければならない状況になることから、早めの連絡が必要です。

連絡方法は、基本的には電話などの口頭で伝えることがマナーですが、早朝や深夜などの時間帯や状況によっては、まずメールにて伝え、そのあと電話など口頭で伝えます。

電話

電話にて連絡する場合には状況が状況ですので、自分が考えている以上に取り乱している場合があります。そのため、せっかく早急に身内の不幸の連絡をしたのに重要なことが伝わっていなかったという状態になりかねません。そのため、伝えることメモにしておくとスムーズな電話対応ができます。報告は上司へ行い、忌引き休暇取得の許可を得ます。

身内の不幸の際に取り急ぎ伝えなければならない内容は、下記のとおりです。

・誰がいつなくなったのか(自分との間柄)
・忌引き休暇の申請
・喪主、通夜と告別式について
・業務の引き継ぎについて
・連絡先(携帯電話や繋がりやすい電話番号)

メールなど

電話での報告を終えた後に、詳細をメールにて連絡します。メールには、引き継ぐ業務の内容や、取引先との打ち合わせがある場合には、延期にするのか代理にて進めるのかの相談が必要です。引き継ぎなども上司に相談し、業務に支障がでないように心がけます。

身内の不幸の際の、上司へ送るメールの内容は下記のとおりです。

〇〇課長 
お疲れ様です。先ほど連絡したとおり、昨晩、祖父が死去いたしました。つきましては忌引き休暇取得のご許可をいただきたく、お願い申し上げます。

故人の氏名:◯中 ◯男(読み方)
続柄:祖父
喪主:◯中 ◯行(故人の長男)
通夜・告別式の日時・場所
忌引きの期間:◯日より◯日間
連絡先:できる限り携帯電話は取れる状態にしておりますので、何かございましたらご連絡ください。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。

身内の不幸での返信の仕方

訃報のメールをもらった時には、身内の不幸で相手方も精神的にも肉体的にも忙しい状態になっていることが考えられますので、メールの文書は短めに、お悔やみの言葉と、相手を気遣う言葉を添えて返信します。お悔やみの言葉は月並みな表現でいいでしょう。

上司からの訃報への返信の仕方

上司から、身内の不幸の連絡を受けた場合のメールでの返信は、短い文章でお悔やみの言葉を述べます。この時、重ね言葉などの意味言葉は使わないように注意しましょう。

〈文例〉
ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
心身ともに大変な時とは存じますが、ご無理をなさらないようにお願いいたします。

まずは略儀ながらメールにてお悔やみを申し上げます。

取引先からの訃報への返信の仕方

取引先より訃報が届いた場合にも短い文章でお悔やみを述べます。忌み言葉には気をつけましょう。

〈文例〉
この度は、お身内にご不幸があったと伺い、心からの哀悼の意を表しますとともに、故人のご冥福をお祈り申し上げます。
心身ともにお辛い状況にあるとは存じますが、どうぞお力落としのないように、ご自愛なさってください。

まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。

身内の不幸でのかける言葉

身内の不幸に見舞われた人は、血縁関係が濃くなるほど、その悲しみは深くなります。しかし悲しみに浸っているばかりではいられません。通夜告別式など対応しなければいけないことが多くあるため、精神的、肉体的にも大変な状況にあります。

通夜や告別式などで、挨拶をする際には手短にお悔やみのみを述べるに止めます。

挨拶など

一般的な挨拶では、「御愁傷様でございます」が一番よく使われます。御愁傷様とは、相手を気の毒に思う様子を表し、身内の不幸があった人に対してのお悔やみの言葉で、最上級の敬意を表しています。

御愁傷様は、気の毒に思う気持ちをからかっていう場合にも使われます。現在では、こちらの意味もかなり浸透していて、「御愁傷様」と言われたら気分を害する方もいるでしょう。

しかし、「御愁傷様でございます」は本来は「葬儀」である儀式に使われる公の挨拶の言葉です。言葉を華美に飾り立ててお悔やみを述べるより、昔から相手を慮る言葉として受け継がれてきた「御愁傷様でございます」という非日常の言葉で、相手への気遣い、悼む気持ちなどを過不足なく伝えることができます。

「御愁傷様でございます」は、遺族の会話の中でしか使えない、話し言葉です。間違ってもメールなどで「御愁傷様」と使わないように気をつけましょう。

お悔やみを申し上げます

御愁傷様は、身内の不幸があった人に対して「お気の毒でございます」という相手をいたわる気持ちを込めて使用する言葉です。同じように身内の不幸があった人に対する言葉で「お悔やみ申し上げます」があります。

お悔やみは人の死を悲しみ弔うことを表しています。「お悔やみ申し上げます」は、文章でも会話でも用いることができます。

身内の不幸に心を痛めている遺族への言葉を飾る必要はありません。挨拶では「この度は御愁傷様でございます」や「心よりお悔やみを申し上げます」だけで十分に弔意を伝えることができます。

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初回公開日:2018年05月02日

記載されている内容は2018年05月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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