コキアが丸くならない時の対処法とは？上手な育て方・増やし方も解説

3号ポットなどで種を育てる場合は、あらかじめ水で湿らせた種まき用の培養土を用意します。深さ5mm程度の穴を堀り、およそ2～3粒の種を蒔きます。上からかぶせる土は、日光が当たるように薄くかぶせるようにしましょう。

花壇に直播する場合は、支柱などで溝を作ったあとに種をすじまき、あるいはばらまきで植えていきます。その後周りの土を優しくかぶせていきます。ポットと同様に土をかぶせすぎないように注意しましょう。

コキアを上手に育てるコツ

コキアという名のホウキギの写真素材 - ぱくたそ

害虫対策を行う

コキアは元々害虫が発生しにくい植物ではありますが、育てている人の中にはアブラムシなどの被害に悩まされている人もいるでしょう。弱った芽は早めに間引き、株間を開けて風通しをよくするだけで害虫の発生をおさえることができます。

また、市販の防虫薬を使用するのもおすすめです。雨や日々の水やりで薬剤が洗い流されてしまうので、茎や葉の裏側など、毎日コキアの状態をチェックして虫がついていないか確認をしましょう。

病気対策を行う

コキアは「うどん粉病」にかかりやすい植物です。うどん粉病はカビが原因で発症し、葉の表面が粉をまぶしたように白くなるのが特徴で、放っておくと全体に広がり枯れてしまいます。

予防法として、風通しがよく日光が当たる環境を整えておくことが大切です。また、重曹を使ったスプレーを散布しておくのもおすすめです。作り方は簡単。
・重曹　1g
・水　　500～1000ml
この2つをよく混ぜてコキアに散布しておくだけで、うどん粉病の予防ができます。

もしうどん粉病にかかってしまった場合は、初期の状態なら薬剤で、症状が進んでいる場合は症状が出ている部分をカットして対応します。落ちている葉に胞子が付着してる可能性もあるので、コキアの周りの掃除も忘れてはいけません。

剪定の必要はない

植物の中には、長さや形を整えるため剪定するものもありますが、コキアは基本的に成長と共に自然と丸くなるので剪定の必要はありません。形をキレイに整えたい、または希望の形がある場合は剪定をして整えます。

剪定をするのであれば8月頃に終わらせて置くと、紅葉が美しい秋に間に合わせることができまるのでおすすめです。

植え替えは行わない

コキアのような直根性の植物は、根に少しでも傷がつくと生育不良をおこし枯れてしまう恐れがあります。根を少しも傷つけることなく植え替えるのは困難なので、ある程度育ったコキアの植え替えはタブーです。

コキアの苗をポットから植え替える時も細心の注意を払います。とにかく根の部分には触らないという意識をもって作業を行いましょう。

コキアの増やし方

コキア畑の写真素材 - ぱくたそ

紅葉が終わり枯れてしまったコキアからは、小さな種がたくさんとれます。せっかくなら、この種を使ってコキアを増やしてみませんか？コキアを増やせば、魔女が使うようなインスタ映えするホウキも作れます。

ここからは、枯れたコキアから種を取る方法とホウキの作り方を紹介します。

種の採取方法・時期

コキアの種は、大体10月下旬頃に採取できます。紅葉が終わり、茎や葉から水分が抜けてぱりぱりとし始めたら頃合いです。広げた新聞紙か白い紙の上で、根元からカットしたコキアをガサガサと降って種を落とします。

この時、こぼれた種をそのままにしていたら春になって大量に発芽した、という話も珍しくありません。種を採取したら掃除をするなど、「こんなとこからコキアが・・」といった状況にならないように気を付けましょう。

ホウキの作り方

種を取ったコキアを使用してホウキを作ってみましょう。ここではコキアを使ったホウキの作り方を紹介します。

1.コキアを風通しのよい場所で逆さつりにして、しっかりと乾燥させます。
2.十分乾燥したら、残った種や細い茎を落としていきます。
3.細いワイヤーや麻紐を使って一株をまとめる

コキアを数本使用すると、魔女が使っているようなホウキが作れます。インスタ映え間違いなしのホウキ作りにぜひチャレンジしてください。

コキアを上手に育てて丸く仕上げよう

コキアと千日紅越しの山並みの写真素材 - ぱくたそ