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研究概要の書き方例|大学院試験/卒論/公募・就職用・長さ例

更新日:2024年02月12日

研究職を志す人や、研究に少しでも関わった人は研究概要を書かなければいけないことがありますよね。大学院入試や学会、就活、転職など、それぞれの場面でどのような研究概要が求められるのか、また、長さ別の研究概要の書き方例をご紹介します。

公募の際も、学会の時と同様に「である」調で書くように注意しましょう。学会用の研究概要と注意点は同じですが、公募の場合は学会の研究概要と異なり、より専門外の人にも伝わるように簡明に書くよう心掛けると良いでしょう。

企業

研究内容と仕事内容が近い場合は、「どれほど高いレベルの研究をしていたのか」「実践的に仕事に活かせるのか」という点に企業は着目しています。

一方、研究内容と仕事内容がそれほど近くはない場合は、企業は研究内容を「候補者が伝えやすい内容」であると考え、「その分野の専門家でない人にも伝えるプレゼン力がどの程度あるのか」「研究の中で困難な課題にどのように向き合ったのか」を計ろうとしています。

英語

おおよその目安ではありますが200~300語で書くことが一般的です。論文の提出先によっては長さを指定されている場合があるため、事前に確認しましょう。日々、たくさんの論文を読む人たちは、研究概要「Abstract」を読み、研究内容を大まかに把握します。この内容で、あまり重要ではないと判断されると残りの文章がいくら優れていても読まれなくなってしまいます。

論文の中で重要なこと、一番伝えたいことをこの短い部分にしっかり盛り込みましょう。この「Abstract」の部分に略語、図表や引用文献などは記載しないよう注意しましょう。

就職用の研究概要の書き方

大学院生の就活

大学院生の就職活動用の研究概要と学部生の研究概要に大きな差はありません。研究職に就くとしても、同じ研究テーマを持って研究職に就く人は稀です。また、面接官は人事の人など専門の分野に明るくない人もいますから、専門外の人にも伝わるよう心がけましょう。エントリーシートなどで「です・ます調」で書いているならば「です・ます調」で統一しましょう。

研究職

研究職に就く場合でも、基本的な流れをふまえることは変わりません。どういった応用のために, 何が必要とされているかという研究のきっかけと背景を述べて研究の目的をはっきりとさせます。専門用語を使用しすぎると伝わりにくいため、あくまで外部の人が読むということを念頭におきましょう。

転職

今まで経験した開発内容は大きなアピールポイントとなります。そのため、開発した製品や研究内容を記載するだけでなく、専門分野やどのように取り組んだのかも記述しましょう。積極的に取り組んだ姿勢、忍耐力があるなど、スキルとは違う面でも強い部分があればアピールすべきです。

大学時代から前職、現職の研究分野を中心に職務経歴書を記載していきます。研究開発部門はどの専門分野出身なのか注目されるため、職に就く前の経歴についても詳しく記載しましょう。

理系

理系、文系ともに研究職に就く場合は共通して専門性をきちんと伝えていくべきです。理系独特なのは、どのような実験を行い、どのようなスキルがあるのか詳しく記載する点でしょう。技術職は専門性が重要視されますから、自分がどのような実験手法を駆使することができるのかアピールしましょう。

エントリーシート

文系にしても理系にしても、学生時代に研究した内容と全く同じテーマで就職するというのは稀です。つまり大卒の就活では、細かい研究テーマや研究内容はあまり選考に影響しないと考えていいでしょう。では、企業に提出するエントリーシートで研究概要を問われる意図は何なのでしょうか。意図を考えて、企業の目的に沿った答えを用意しましょう。

どんな研究テーマだとしても、共通する事項を考えてみましょう。企業は、あなたがなぜそのテーマを研究しようと思ったのか、研究の中で課題とどう向き合っているのか、その結果どのような成果を得ることができたのか問います。

まずは研究概要を書いてみよう

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初回公開日:2017年10月27日

記載されている内容は2017年10月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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