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レポートの参考文献の書き方と例・手書きの場合/ワードの場合

更新日:2024年10月27日

レポートを完成させるためには、参考文献が必要不可欠です。完全オリジナルのレポートは、ありえません。どんなに完成度が高いレポートでも、参考文献は必ず使用されています。レポートに参考文献を表記するためのルールを、これからご紹介していきます。

参考文献の書き方の例

レポートを作成する上で、最も多く参考文献として使用するのが本です。レポートに本を参考文献として利用した場合、「著者名、発行年、本のタイトル、出版社名」を表記します。本のタイトルを表記するときは、「第○版」と書かれている箇所も表記するようにします。表記する理由は、初版から内容が改定されていて、内容が変更になっている場合があるからです。

<表記方法>

著者名 (発行年) 「本のタイトル」 出版社名

教科書

レポートに教科書を参考文献として利用した場合、「著者名、出版年、教科書名、出版社名」を表記します。ただし、レポートによっては、参考文献として教科書が含まれない場合があります。レポート作成における注意事項を確認するようにしましょう。特に注意事項が書かれていない場合は、教科書を参考文献として使用した旨を、明記する方が無難です。

<表記方法>

著者名 (出版年) 「教科書名」 出版社名

新聞

新聞は書籍に比べ、社会に起きている出来事が、タイムリーな情報として入ってきます。政治や経済、文化などの各分野の情報が、分析・整理されて、読者へと情報が届けられています。そのため、新聞も立派な文献として扱われます。なお、表記の方法は、著者名の有無によって変わります。

<著者名なし>
新聞名 「記事の題名」 発行年月日、朝刊または夕刊、版(面)

<著者名あり>
著者名 (発行年)「記事の題名」、『新聞名』 発行年月日、朝刊または夕刊、版(面)

翻訳書

日本にある書籍だけではなく、外国の書籍を使ってレポートを書けば、視野が広がります。翻訳書を使用してレポートを作成する場合には、「著者名、発行年、本のタイトル、翻訳者名、出版社」を表記します。著者名は、「姓・名」の順で書き、翻訳者は、「〇〇訳」と表記します。

<表記方法>

著者名 (発行年)「本のタイトル」(翻訳者名)、出版社

論文

よりレポートに信ぴょう性をもたせるためには、論文を使用してレポートを書くことが欠かせません。論文を使用してレポートを作成する場合には、「著者名、発行年、論文のタイトル、掲載書籍、掲載ページ数、出版社」を表記します。

掲載書籍の中で、雑誌を使用する場合には、「号数」を表記するようにします。また、出版社がなく、大学や学会から出版されているものに関しては、出版社に「大学や学会の名前」を表記します。

<表記方法>

著者名 (発行年)「論文のタイトル」、『掲載書籍または掲載雑誌』、掲載ページ数、出版社

インターネット

新聞と同様に、インターネットによる情報は、速報性に優れていて、知りたい情報をすぐに知ることができ、利便性に優れています。

しかし、その情報は断片的であり、信ぴょう性も確かなものではない場合があります。もし、それらを参考文献として使用するのであれば、公的機関のサイトや根拠が示されているサイトなど、信ぴょう性が確保できるサイトを利用するようにしましょう。

WEB

WEBには公的機関が公表している資料が公開されています。例えば、裁判の記録、調査報告、統計などです。文書にて公表されていますが、WEB媒体を通じての公開もすすんでいます。WEBにて公表されている資料を参考文献として使用する場合には、「著者名、ページのタイトル、サイトの名称、参照年月日、URL」を示します。

参照年月日は「〇月○日参照」と表記します。また、著者名が確認できない場合には、例えば「厚生労働省」などと、団体名や企業の名前を表記します。

<表記方法>

著者名 「ページのタイトル」 サイトの名称 参照年月日 URL

ホームページ

インターネットの項目でも触れたように、ホームページで掲載されている内容は、科学的根拠が示されているものから、そうでないものまで、さまざまです。作成するレポートによっては、速報性が必要なものがあるでしょうが、特別その必要がない場合には、なるべくまとまった情報が掲載されている書籍や論文などを、使用するようにしましょう。

ホームページを参考文献として使用する場合には、WEBと同様の方法、「著者名、ページのタイトル、サイトの名称、参照年月日、URL」を表記します。

レポートの文中に文献を引用する時の書き方とポイント

レポートとは、与えられたテーマに対して、理解した内容を学術的に示す文書です。さまざまな文献にあたり、学術的体裁に則って文章を作り上げていくことでレポートを作成します。レポートに文献を使用する際には、「引用」したり、「参考」にする箇所があります。

引用とは、文献に書かれている文章をそのまま使うことです。レポートの信ぴょう性を高めるために、引用することが必要な場合がありますが、その際には注意が必要であり、一定のルールを守らねばなりません。なぜなら、ルールを守らず、内容をそのまま使うことは、剽窃行為とみられることがあるからです。

引用のルール

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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