レポートの参考文献の書き方と例・手書きの場合/ワードの場合
更新日:2024年10月27日
引用をする際には、自分の主張と引用箇所を、明確化させる必要があります。例えば、「〇〇は『〇〇は・・・である。』と述べている。」と、カギカッコで括り、表記します。引用部分が長い場合には、改行して、引用部分は文字頭を下げて表記するようにします。
引用する文章の長さは、必要最低限に留めます。なぜなら、引用は自分のレポートの信ぴょう性を高めるために使用するものであり、引用した文章がレポートの主体ではないからです。そのため、自身の主張のために必要な理由がなければなりません。
そして、かならず引用元を表記することが必要です。引用元を明らかにしない場合には、剽窃行為とみなされます。表記の方法は、「参考文献の書き方と例」で紹介した方法と同じ方法です。
手書きのレポートの参考文献の書き方
原稿用紙
原稿用紙を使って参考文献を表記する方法は、基本的には原稿用紙の使い方と一緒です。
<基本的な原稿用紙の使い方>
・「カギカッコ」や(カッコ)は、1マスに1文字で書く。
・カッコや句読点が行の始めに来る場合は、前の行末に書く。
・数字は1マスに2文字で書く。
・記号としてのアルファベットは、1マスに1文字で書く。その他は、1マスに2文字で書く。
レポート用紙
レポートの提出先から、用紙指定がされることが多数です。用紙指定がない場合には、A4の横書きのレポート用紙を使うのが一般的だといえるでしょう。
ワードなどで縦書きのレポートを作成し、参考文献を表記する際に、数字や記号が横向きになる場合があります。その際は、ワードの機能「書式→拡張書式→縦中横」で変更することができます。
ワードを使ったレポートの参考文献の書き方
ワードには、参考文献から引用した文章などを、自動的に生成する便利な機能があります。その機能には、「引用文献」と「文献目録」の2種類の方法があります。
<引用文献>
ワードにおける引用文献とは、文献の内容、自身のレポート内で「そのまま」使用する場合に使う機能です。
<文献目録>
ワードにおける文献目録とは、レポートを作成する際に、参考文献を使用したものの、文献の内容を参考にして、自分の言葉に言い換えた(内容をそのまま使わない)場合に使う機能です。
引用文献や文献目録の機能を使って、参考文献のマスターリストを保存することができ、そのマスターを利用して、文章内に参考文献を挿入することができます。また、文章内に挿入した文献を、文末に一覧表示させることもできます。
ルールを守って良いレポートを作成しよう
これまで、レポートを作成する際の、参考文献の表記の方法をお伝えしてきました。使用する参考文献によって、参考文献の表記方法は各々違います。
しかし、その細かなルールを厳密に守ることよりも、もっと大切なことがあります。それは、冒頭でもお伝えしたとおり、文献内容をそのままそっくり「コピペ」行為をしないということです。正しく参考文献を表記したからといっても、内容そのものが「コピペ」では、良いレポートとはいえません。
レポートを作成する際は、剽窃(ひょうせつ)行為をせず、参考文献の表記の方法を守って、作成するようにしましょう。
初回公開日:2018年02月20日
記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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