「よろしくお願いいたします」を使った例文10個・返信の例文
更新日:2024年06月27日
「よろしくお願いいたします」を使う場面
ビジネスの場において、メールや書面・電話対応においても必ずといっていいほどよく使うフレーズの一つが「よろしくお願いいたします」という言葉です。
「よろしくお願いいたします」とは、誰かに何かを依頼する場合や協力を求める際などに使用する言葉の一つです。まずは「よろしくお願いいたします」がどのようなシーンで使用されるのかをくわしく見ていきましょう。
人に何かを依頼する時
ビジネスにおいて、取引先に対して何かを依頼することは頻繁にあることです。相手に何かを依頼する場合は、文末に「よろしくお願いいたします」を付け加えるのがビジネスルールの一つです。
「よろしく」とは、好ましい・満足できるといった意味をもつ形容詞「よろし」の連用形です。「お願いいたします」という言葉を加えることで相手に便宜をはかってもらったり、配慮を願う言葉になっています。
人に協力してほしい時
相手に対して何か協力を依頼する場合にも「よろしくお願いいたします」という言葉を使用します。
「お願いいたします」は、依頼や要求、要望の意味を持つ「お願いする」の謙譲語です。「よろしくお願いいたします」というフレーズには、「適切な配慮をしてほしい」という意味が込められています。
メールや書面では文章を締めくくる結びの文として使うのが一般的です。
よろしくお願いいたしますを使った例文10個
「よろしくお願いいたします」という言葉は、言葉の前に他の言葉を付け加えることでさまざまなシーンで活用することができます。
しかし、ただ「よろしくお願いいたします」というだけでは、何をお願いしたいのか相手に伝わらない場合があります。ではどのようなシーンにどのような言葉を付け加えて表現すればよいのでしょうか。
次に「よろしくお願いいたします」を使った例文をいくつかご紹介いたしましょう。
例文1:引き続きよろしくお願いいたします
「引き続き」は、「それまで行われていたことを続けて」という意味があります。先方に作業の経過報告をするときや先方からの質問に返答する際など、現在進行形の契約や取引がある際に使える言葉です。
「お問い合わせいただいた件ですが、B案ですすめていただけますでしょうか。引き続きよろしくお願いいたします。」といったように、「まだ完了していないけれど、最後までお願いします」といったニュアンスが含まれた言葉です。
例文2:今後ともよろしくお願いいたします
こちらもビジネス文書の結びとしてよく使われる言葉の1つです。「今度とも」には、「これからも」「これ以降も」という意味があります。
「今後ともよろしくお願いいたします」には、これまでの関係に感謝を伝えると同時にこれからの関係性も願う意思表示が含まれています。契約や取引を終えた後に、「誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」といった使い方をすることができます。
例文3:何卒よろしくお願いいたします
「何卒(なにとぞ)」は、「どうか」「何とか」「何がなんでも」という強い願望を表わす言葉です。相手に何かを依頼したり、お願いするような文章の結びとして使用することができます。
相手に労力と時間を割いてもらうことを謝罪しながらも、何とかお願いしたいという気持ちをこめて「お手数をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします」のように使用します。
ビジネスシーンでは頻繁に使用するので覚えておきましょう。
例文4:どうぞよろしくお願いいたします
「どうぞよろしくお願いいたします」とは、相手から確認の依頼があった場合や何かに対する返答をする際などに使用するフレーズです。
「何卒よろしくお願いいたします」という言葉は相手に対して強い依頼の気持ちがあるのに対し、「どうぞよろしくお願いいたします」は比較的軽めにお願いする気持ちを伝える言葉です。
たとえば「本会議の会議室は1号室となります。どうぞよろしくお願いいたします」のように使用します。
例文5:次回もよろしくお願いいたします
「次回も」とは、今後も同じような事柄が続くことを意味します。「次回もよろしくお願いいたします」とは、恒例になっているイベントや行事などを継続的に行えるよう協力を促すフレーズです。
たとえば、取引先も招待した「懇親会」を開催したとします。その際、同じ社内の幹事担当者に対して「次回もよろしくお願いいたします」のように使用します。
初回公開日:2017年11月11日
記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。