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所感の書き方|研修レポート・感想文/所感の用例4類型

更新日:2024年02月27日

今回はいろんなビジネスシーンでの研修報告書の書き方とその着目点について、多角的な視点や情報を踏まえ、わかりやすくお伝えします。どうぞ皆さんの社会生活や、会社での報告書を提出する際においてお役立て下さい。例文もご紹介いたします。

所感とは

研修報告書には主に末尾にある項目として、「所感」という「感想を書く欄」があります。この所感では素直な感想と「今後のビジョン」が重要となります。

その研修報告書をもって今後の仕事内容に「どんな成長が見込めるか」というのは、会社側にとってだけでなく、その研修に参加した社員としても利点につながる項目です。そのため、この所感について書くべき内容にしても「感想文」だけで終わってはいけません。

所感の意味

「所感」とは、「何らかに対して影響を受けて心が動いたこと」という意味です。「所感」は思いを「何」から感じたのかというでき事や状況を示す言葉です。

類語表現に「感想」という言葉がありますが、「感想」はより「気持ち」にフォーカスした言葉です。「所感」は、より「動機」に注目して理路整然と述べるものであると言えるでしょう。

所感の類語

ここからは、「所感」の類似表現をご紹介していきます。「所感」は以上で述べたとおり「何かのものごとから感じたこと」を示す言葉です。

「心で感じたこと」「考えている内容」を示す言葉はたくさんあります。ただし、それぞれ重視するべきポイントが少しずつ違っていますので以下の説明を参考に区別してみてください。

感想文

感想文は、「所感」と同じようにものごとから感じたことを述べる文章です。ただし、「所感文」よりも「感想文」の方が自由に自分の思ったことを連ねるというイメージだと考えて良いでしょう。

感想文で有名なのは小学生の夏休みの課題としても書いたことのある人が多い「読書感想文」でしょう。読書感想文は、その本を読んで自分の心がどう動いたのかを書く物です。

レポート

レポートは基本的に事実ベースで理路整然と書く文章ですが、レポートの中の「考察」に当たる部分は自分の考えを述べるため「所感」と似ています。レポートの考察は所感と書き方が似ていると考えて良いでしょう。

授業のレポートであれば授業で取り扱った内容に関して自分が考えたことを書きます。研究のレポートでは、得られた結果に対してどう考えられるのか、これからどうしていくのかという部分が「所感」と似た部分になります。

報告書

「報告書」は「レポート」と似ていますが、より事実ベースというニュアンスがあります。「所感」のように自分の考えたことよりも実際に起こったことや現在の状況に注目した書き方になります。

従って、「感想文」や「レポート」よりは「所感」と遠い位置にあります。しかし、報告書のなかで次に取るべき手段を講じたり、現場目線で意見を述べることもあり、この部分は「所感」と似たような書き方になります。

復命書

「復命書」とは、官庁などで用いられる言葉で、「報告書」と同じような意味を持ちます。上司の指示を受けて行った業務の結果を上司に「返す」という意味から「往復」の「復」の字があてられています。

復命書は基本的に報告書と同じですから、事実ベースの文章であり、「所感」とは少し遠い位置にあります。プロジェクトを改善するためのコメントを添える際には「所感」と同じような書き方で意見を添えます。

所感・感想文の書き方

それでは、ここからは所感文や感想文の書き方を見ていきましょう。自分の考えを述べるといっても、本当に考えたことや感じたことを散文的に書き連ねても読みづらく、相手に伝わりません。

効果的に相手に自分の言いたいことを伝えるためにはある程度の書き方のテクニックが必要になってきます。伝わりやすい書き方をしている所感文や感想文は内容もさることながら文章作成能力の評価にもつながります。

所感・感想文が求められるシーン

次のページ:所感・感想文の作成ポイント3つ

初回公開日:2017年12月29日

記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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