所感の書き方|研修レポート・感想文/所感の用例4類型
更新日:2024年08月10日
所感文や感想文を書くことを求められるシーンはいつなのでしょうか。以下にご紹介するようなシーンでは、イベントが終わった後に所感文や感想文を提出させられることが多いので、あらかじめ覚悟して話を整理しながら聞くようにしましょう。
所感文や感想文には書き方のテクニックが必要とは言いましたが、それはあくまでも感じたことを効果的に伝えるためです。まずそもそも自分が感じたことを整理しなければなりません。
新人研修
新入社員研修の後には、その研修の効果や新入社員たちの理解度を測る目的で所感文や感想文が課される場合があります。要するに、「研修会がわかりやすかったかどうか」「きちんと話を聞いていたかどうか」を調査する目的です。
新人研修での所感文や感想文は、会社に入ってから初めての評価される機会であるといえます。学歴も何も関係ない0からのスタートです。優れた書き方をして印象に残るチャンスでもあります。
社内研修
会社の研修はなにも新入社員向けのものだけではありません。新しいプロジェクトを立ち上げるときや、あたらしい設備を導入するときなど、社内研修が行われる機会は意外に多い物です。
このような研修の際にも、新人研修と同じような目的から所感文や感想文が課されることがあります。文章を作成するのは面倒に感じるでしょうが、書き方のポイントを抑えればその苦労も半減することでしょう。
インターシップ
会社に入る前のインターンシップでも所感文や感想文を書く機会はあるでしょう。インターンシップは「採用活動とは直接関係しない」としている企業が多いですが、インターンシップで良い印象を残して覚えてもらうことができれば本選考でも有利になる可能性があります。
したがって、インターンシップの所感文や感想文はチャンスであるとも言えます。以下に紹介するような書き方のポイントを意識して書いてみましょう。
調査・研究復命
プロジェクトの調査や研究では、定期的にその結果や経過を上司に報告する文章を書く必要があります。このときに、所感文や感想文として提出することもあるでしょう。
調査や研究の場合、その業界それぞれの書き方や用語もあるので、初めはわからなくてもいずれは身につけていく必要があります。ただ、基本の書き方は他のものと同じなので、以下に紹介する書き方のポイントを参考にしてください。
所感・感想文の作成ポイント3つ
それでは、ここからいよいよ所感文や感想文の書き方のポイントをご紹介していきます。文章を作成することが苦手だという人は特に以下にご紹介するような書き方のポイントに気を付けてみてください。
これらのポイントを意識するだけで、相手にとって読みやすい文章になります。読みやすい文章を書くと、自分の考えも整理されます。書き方のポイントを押さえることは、結局自分の理解を深めることになります。
文章は段落ごとに分ける—前文・本文・結論
所感文や感想文の書き方で効果的なのは、文章を段落ごとに分けるということです。「自分がなぜ、どのような仕事をしたのか」を書く前文、実際にやったことや結果を詳しく書く本文、それに対する考えや意見を書く結論に分けると良いでしょう。
この中で「所感」に当たるのは結論の部分です。したがって、他の部分にはなるべく自分の気持ちは含めない書き方をしましょう。こうすることで事実と意見が区別されます。
平易な言葉で簡潔に書く—簡潔明瞭
所感文や感想文を書くとき、無理をして専門用語を多用したり難しい単語を使う必要はありません。むしろそのような言葉をたくさん使う書き方は読みづらくわかりづらい文章を作ることになってしまいます。
誰にでもわかるような言葉を使って簡潔な書き方をしましょう。その文章は事の運びによっては自分の直属の上司だけでなくより広い舞台に持ち出される可能性もあります。この時にも多くの人が理解できるような書き方をしましょう。
主張・主旨の本筋を外さない—論理の一体性
所感文や感想文を書くときに気をつけたい書き方のポイントは、最初から最後まで主張や本筋を変えないということです。これが食い違っている文章は、「結局何が言いたかったのかわからない」というように思われてしまいます。
最初の状態から変化した、ということ自体を報告したい場合には、前文に要約のような文章を入れましょう。「この状態からこの状態に変わった」ことをわかりやすく書きましょう。
所感・感想文の構成
ここからは、所感文や感想文の書き方でふれたそれぞれの段落の役割について詳しく説明していきます。これらの役割を正しく理解して、適切な書き方をしましょう。
例えば、本文は所感文や感想文でもっとも重要な部分になりますが、ここに自分の考えや主張を書きすぎてはいけません。事実と自分の考えの線引きをはっきりとつけるということがわかりやすい書き方につながります。
前文の役割
初回公開日:2017年12月29日
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