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写経の書き方と見本・願文の書き方|真言宗/般若心経/供養

更新日:2024年03月26日

写経をしたことはありますか。仏教に触れる機会が多い、また書道をしている方でもない限り、ほとんど触れる機会はないでしょう。そんな写経ですが、実は簡単にできる趣味として取り入れる方が増えています。お経の種類や写経の書き方について紹介します。

写経をするときの願文の書き方とは?

願文とは、簡単にいえば願い事の趣旨です。どういう目的で写経をしたのか、願意を記しましょう。

願文を入れる際の書き方は、頭に「為」を付け、続けて願意を記します。例えば、身内の供養であれば「為○○家先祖代々供養」となります。家内安全を願って写経したのであれば、そのまま「為家内安全」となります。

願文の書き方を紹介しましたが、「写経すること」が目的の場合は願文を添える必要はないため、省略して構いません。

日付

写経の日付は、願文を添える場合はその次の行に書きます。書き方としては、行の頭ではなく数字下げて書くようにします。このとき注意したいのは、年を西暦ではなく元号で記すということです。

住所

住所は日付の次の行に書きます。住所をどこまで詳細に書くかは人によって違います。願文を添えて納経するような場合はきっちりと番地や部屋番号まで正確に書くといいでしょう。

写経をすることが目的の場合、住所の書き方にはそれほどこだわらなくても構いません。

写経への名前の書き方とは?

写経の名前は、住所の後に添えるのが一般的です。しかし、これも住所と同様にそれほどこだわる必要はありません。

必要なことを記載していれば大丈夫

写経の基本的な書き方について紹介しましたが、細かい順番や空ける行数、頭をどれほど空けるかなどは教えるところによっても違います。

写経は形式ではなく、心を込めて一字一字を丁寧に書くことがもっとも重要です。形にこだわる必要はありません。心を込めてこその写経です。

それでもどう書いていいか悩む場合は、写経セットが販売されているのでそれを参考にしましょう。なぞるだけのものや、わかりやすい書き方が説明されているものもあります。

心を落ち着かせてくれる写経

本来の写経の目的は、仏教を広めること、修行、研究すること、そして供養でした。現在でも同じ目的で写経は盛んに行われていますが、書道の練習の一環としてや、心を落ち着かせる趣味の一つとしても広まっています。

ありがたいお経を書き写すと思うと、格式ばって二の足を踏んでしまうという方もいるでしょう。しかし、写経はそれほど敷居の高いものではありません。まずはただ書き写すこと、それだけでも構いません。1字1字を丁寧に書くと、全て書き終えたときは晴れやかな気持ちになれます。

自分が書いたものをよく見ていると、はじめのほうはきれいに書けているのに後半になるにつれて字が崩れている、といったことに気付くこともあるでしょう。課題が見つかると、次はもっときれいに書こうと思えます。

少しずつ写経に慣れていきましょう。そして、精神を落ち着かせる趣味の一つとして続けてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年12月14日

記載されている内容は2017年12月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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