親子の縁を切る手続き方法・理由｜除籍/法律/書類/借金
更新日：2024年02月15日
親子の縁を切る方法として一番に頭に浮かぶことが、書類を提出して縁を切る方法です。書類にもさまざまな種類があり、提出の仕方も書き方の決まりにも違いがあるので、書き方などを理解することが大切です。
上記で説明したように、念書や戸籍を除籍する際にも必ず書類を提出する必要があります。書類は、必ず「物」として残すことができるので、口約束よりも確実に効力を発揮することができます。そのため、親子の縁を切る方法には、書類を作成して提出することが重要なポイントでもあります。
書類を作成することは、手間がかかってしまいますが、後の事を考えると安心することができます。人の気持ちは時間がたつにつれて変化したり、忘れてしまう可能性もあります。書類提出が必要な理由は、親子の縁を切ると決心しても一方だけの気持ちに変化があり、「親子の縁を切ることはなしにしてほしい」と言われてしまう場合もあるからです。
親子の縁を切る理由は？
親子の縁を切る理由には、ざまざまな問題が関係していることがあります。家族にはそれぞれの状況や家庭環境に差があるため、トラブルになる可能性も高いです。
また、親子は他人よりも身近にいる期間が長いので、喧嘩などに発展してしまう可能性も高いです。親子とは基本的に深い絆で繋がっていますが、一度絆が絡まってしまうと元の関係に戻ることは難しいです。そのため、トラブルが長期戦になりやすく、「親子の縁を切りたい」と考えてしまう事もあります。
借金の場合
親子の縁を切ることを願うことが多い理由は、親が多額の借金をした場合です。この場合は親子の縁を切りたいと願うのは子供が多く、それには理由があります。
親が作った借金は、子供が払わないといけないからです。子供がまだ小さかったら借金を肩代わりする状況にはなりにくいですが、子供が成人して一人前な場合は、親の借金を払う必要が出てきます。
借金の金額が多いと、例え親子の絆があっても不愉快に感じます。あくまでも親が作った借金で自分とは関係ないと感じている場合がありますが、子供である限りその現実から逃れることは困難です。
また、勝手に連帯保証人にされていると親が残した借金を払い続けないといけなくなります。
しかし、相続放棄をすることで親の借金を払う必要がなくなりまが、同時に遺産も相続することができないので、よく考えて行動しましょう。
家庭内暴力があった場合
家庭内暴力が原因で、親子の縁を切ること望んでいる子供や妻もいます。家庭内暴力の大半は、夫が妻や子供に対して暴力を振るう事が多いです。妻の場合は、離婚することで夫との縁を切ることはできますが、子供の場合は父親という縁を切ることはできません。
家庭内暴力は幼少の子供にとっては影響力のあるでき事のなため、心に深い傷を作ってしまいます。そのため、新しい人生を歩むことに対して重い足かせになる可能性も出てきます。
法律上で親子の縁を切ることはできないので、気持ち的にどれだけ父親の存在を薄めることができるかが重要になります。そのためには父親との距離を取り、面会する機会をなくすことです。
離婚した後でも親には、子供と面会する権利が存在します。この権利を父親が利用したら子供の記憶から父親の存在を消すことができません。そのため、離婚する際には面会することを禁止することを書類などに書き遺す必要があります。
子供の考えに理解できない
親から子供に対して、縁を切りたいと願う場合があります。その理由は、子供が同性愛者な場合です。最近ではメディアでも頻繁に同性愛者が報道されたり、テレビ番組に出演することがあるので、同性愛者の存在は以前より身近に感じることができます。
しかし、自分の子供が同性愛者の場合では、話が違ってきます。メディアのおかげで同性愛者に対しての知識はありますが、メディアの同性愛者のことは他人事と考えている場合が多いので、自分の子供が同性愛者だと告げられてしまうと動揺してしまいます。
子供から同性愛者と告げられても、理解ある両親なら理解してくれる場合もありますが、考えの違いからトラブルになる可能性もあります。その結果、親から親子の縁を切りたいと申し出る場合もあります。
子供が同性愛者でその考えに理解することができない場合は、子供を勘当することで子供との距離を置くことができます。
遺産を分けたくない
親子の縁を切る理由には、子供には遺産を渡したくないという気持ちがあるからです。遺産は親が子供に最後に贈ることができる資産ですが、子供に対して愛情が薄い場合は遺産を分け与えたくないと考える方も多くいます。
親と子の関係に愛情がある場合がほとんどですが、長年付き合う事でさまざな行き違いから愛情が消滅してしまう可能性もあります。そのため、遺産を分けないためにも親子の縁を切ろうとする親もいます。
親または子供が犯罪を繰り返した
家族の方の誰かが犯罪を犯してしまった場合は、家族にも被害が出てしまいます。親が犯罪を犯してしまうと、子供は学校や職場から迫害を受けてしまい、子供が犯罪を犯すと親は近所からの白い目で見られてしまいます。そのため、親または子供が犯罪をしてしまうと、今までの生活を送ることは困難になります。
引っ越しをすればある程度生活基準も戻りますが、いつ「犯罪者の家族」という事を知られるのではないかと怯えて生活することになります。そのため、家族が犯罪を犯してしまったら、親子との縁を切ろうとする家族も少なくありません。
働かない家族がいる
社会に出て仕事をすることは、一般社会では常識の考えです。そのため、大人になっても仕事をしないと周りの家族の方は不満に感じます。
仕事をしていなくても食費代などは当然必要になるので、家族の金銭的負担は図り知れません。また、浪費癖などがある場合は、一生懸命家族が働いて稼いだお金を全て使い切って、借金も作ってしまう可能性もあります。そのため、縁を切りたいと感じることも多くあります。
親子の縁を切るような状況にならないようにしよう
初回公開日：2018年04月17日
記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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