濡れた本の乾かし方・修復はできるのか｜冷凍/電子レンジ

新聞紙でひたすら、濡れた本の水分を拭き取り続ける方法もあります。この方法はかなり面倒ですが、確実に乾かすことができます。

①タオルで水分を軽く拭き取る。
②濡れたページに新聞紙を挟む。
③重しをのせて、5分ほど放置する。
④濡れた新聞紙を新しい新聞紙に変える。
⑤また、重しをのせて放置し、乾くまで繰り返す。

濡れた本を自然乾燥する時には、濡れた本を立てて風い通しの良いところに置いたり、換気扇や扇風機の風の当たるところにおくと、比較的早く乾かすことができます。また、なるべくこまめに間に挟んだ紙を取り替えることも、綺麗に乾かすコツです。

新聞紙はなるべく避けたい！？

自然乾燥をする場合の方法を新聞紙でご紹介しましたが、新聞紙で濡れた本を乾かす場合、新聞紙のインクや紙の色がうつってしまう可能性があります。そのため、あまりしません。

しかし、同じ方法で白い紙でインクや紙の色がうつる心配のない、キッチンペーパーやトイレットペーパー、ティッシュなどでも乾かすことができます。こちらは、綺麗に乾かすことができるのでです。ぜひ試してみてください。

濡れた本の乾いた後とは？

紙でできている本にとって、水は1番避けるべきです。そして何かの拍子で濡れてしまった本はどうしてもしわしわになり、波打ったような形に変形してしまいます。しわしわに波打ってしまうと、本自体のボーリュームも増え、見た目も悪くなってしまいます。

また、見た目だけでなく肌ざわりもパリパリとしていたり、ざらざらしていたりします。さらに乾かす時にうまく濡れた本を乾かせないと、破れてしまうこともあります。

濡れた本は修復はできるのか？

先ほどご紹介したように、濡れた本の修復方法はたくさんあります。しかし、どれも完璧に修復できるわけではありません。なるべく濡れた本を元どおりに修復するためには、どの方法で修復するとしても、なるべく早く修復することが必要です。

濡れた本はなるべく早く対処しよう！

濡れた本が変形したまま放置して乾いてしまうと、ページ同士がひっついてしまい、剥がせなくなります。無理に剥がそうとするとどうしても破れてしまったり、インクがうつってしまったりします。本が濡れてしまった時はすぐに、対処をするようにしましょう。

すぐに対処が必要、と言っても急激に乾かすのはNGです。とにかく乾けばいい、という場合以外はなるべく時間をかけてゆっくり乾かすことを意識して対処しましょう。早く対応し、時間をかけて乾かすとそれだけ綺麗に乾かすことができます。

乾かした後はしっかりと重しをのせよう！

濡れた本をなるべく元どおりにするには、しっかり重しをつかってプレスすることも大事です。どの方法で濡れた本を乾かしたとしても、乾かした後に時間をかけてしっかりプレスすることで、できるだけしわや変形を抑えることができます。

濡れた本に重しは？

濡れた本を修復する際に使う重しは、なるべく平らで重いものがです。濡れた本のサイズにもよりますが、辞書や図鑑が重さもあり、形も平らなのでです。「辞書や図鑑が濡れてしまう」と心配な方は、間にクリアファイルやラップなどを挟むと、辞書や図鑑が濡れないので安心です。

本の専門業者でも修復できない！？

最近では、本専門の修理業者さんもあります。ページが外れてバラバラになった本を綺麗に直してくれたり、たくさんの巻数がでている雑誌などを合本として製本しなおしてくれたりします。

その修理業者さんのサイトをみると、「濡れた本を完璧に元に戻すのはできない。」と注意書きが書いてあります。濡れた本はそれほど完璧に修復するのが難しく、不可能に近いんです。

今回紹介したように、いろいろな方法で少しは綺麗に乾かすことができますが、やっぱり1番良いのは「本を濡らさないこと」です。普段から大事な本は濡らさないように注意しましょう。

どうしても大事な本を持ちあるく場合は、急な雨や水筒からの液体漏れから守るために、ビニール製のチャック袋に入れるなど、日頃から気をつけることも大切です。