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人柄が良いとは・人柄を表す言葉一覧・人柄の良さを感じる瞬間

初回公開日:2017年10月08日

更新日:2020年05月27日

記載されている内容は2017年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

人柄とは、人の言葉や行動に表れる特徴的な性質のことで、必ずしも知識や教養などに根付くものではありません。人の性質を表す「品性」という言葉がありますが、似たような言葉に「品位」や「品格」がありますが、品性は「位」や「格」とは異なる「徳」という概念が含まれます。

人柄が良いとは?

昔は、困っている人を見た時何食わぬ顔でそっと手助けをしてやり、何も言わずその場を立ち去る人がいました。その様子を傍で見ていた人からは、さりげない思いやりで他人を手助けする人のことを称して「人柄が良い」といったものです。

ところが、最近では困っている人に「お手伝いしましょうか」と声を掛けると、如何にも「怯えた」ような顔をされたり「迷惑そう」な顔をする人が少なくありません。また、小学生の低学年などに「おはよう」の声を掛けても「俯いたり」「無視したり」中には「走り去ったり」する場面に出くわします。

このような状況は、身近で物騒な事件が増えた世相の反映でもあり致し方ない面もありますが、これでは人柄を見極める感性など磨かれる筈がありません。幼い子供たちが悲惨な事件に巻き込まれるのは論外としても、人柄の善し悪しを判断する体験学習の機会が失われるのも問題でしょう。

人柄とは?

一般的に「柄」と言う言葉は、着物などの模様を指すことが多く、模様の構図・彩色・配色などの調和によって着物の持つ全体の雰囲気を醸し出します。

人柄は、着物の模様と異なり、表面的な言葉や行動だけで推し量ることはできません。つまり、人の仕草や表情はその時々の「心模様(こころもよう)」によって変化するものなので、常に一定のパターンを示すわけではありません。もちろん、人柄が良い人でも機嫌の悪いときもありますし、泣き叫びたい時もあります。

ちなみに、人柄という言葉は日常的によく使われる一方、抽象的な観念であるためこれといった定義や基準などありません。そのため、人柄の善し悪しの基準は、感じ取る側の価値観によって随分違いがあるものです。

つまり、人柄は「着物の柄」のように目に見える造形物と異なり、人の内面に潜む目に見えない「心模様」があるため、より一層つかみ所がないものなのです。

柄が悪いとは?

着物などの構図や色合いを揶揄(やゆ)して「柄が悪い」と表現することがあります。これは、見る人の嗜好や印象に基づくものですから、必ずしも絶対的な評価となる訳ではありませんし、逆にそう思わない人もいます。

これと同じ意味合いで、人相風体が怪しそうな人や立ち居振る舞いが粗野そうな人を表して「柄が悪い」ということがあります。これも、周囲の雰囲気や状況に鑑みて「違和感を覚える」ことの印象を表したものであり、警察に通報するような意味合いで使われることはありません。

人柄とは、人の内面に根ざした「心のありよう」が現われるものであり、決して見た目で判るものではありません。そのようなこともあり人に対して「柄が悪い」という言い方はしても「人柄が悪い」といういい方はあまり聞くことがないです。

品性とは?

人柄をかたどる「中核的な性質」のことを品性といいます。これは、その人が持つ知性・理性・知識・教養などとも異なり、人柄に現われる道徳観や倫理観などの基本的な価値感を意味します。

ちなみに、品性に似た言葉に「品位」や「品格」があります。品性というのは人の「性質」を表すものですから、品位と品格のように人の「位」や「格」とは異質なものです。ただ、性質には「良い性質」も「悪い性質」もあることは当然です。

品位とは、一見して判る育ちの良さとか社会的な地位の高さを表す言葉で、いわば氏素性(うじすじょう)などの出自を表します。例えば、貴金属などにおいては、品位とは「純度」を表す指標のことで、品位が高いほど金銭価値が上昇します。

品格とは、立ち居振る舞いの節度ある態度や教養や学識など見識の高さを表した言葉で、その地位に見合う知性や理性が備わっていることを表します。例えば、相撲の世界では技量だけでなく品格が備わっていなければ推挙されることがありません。

人となり

日本には古くから伝わる「大和言葉(やまとことば)があります。この大和言葉は、漢字言葉に由来するものではなく、古くは和歌や宮中の女房言葉として用いられていたものですが、その中に「人となり」という言葉があります。

「人となり」とは、生まれつきの性質の「本性(ほんしょう)」を意味するものです。使い方の例としては「落ち着いた物静かな人となり」とか「表裏がなく誠実な人となり」などのようなものですが、基本的にネガティブな言い回しで使うことはありません。

この言葉がよく使われるのは、結婚式で媒酌人が新郎新婦を紹介する際に多かったものですが、最近の結婚式では媒酌人を立てることが少なくなりましたので、あまり聞くことは無くなったでしょう。

披露宴の冒頭に媒酌人が出席者に対し、形式的に新郎新婦の生い立ちや経歴などを紹介する際、それではここで新郎新婦の「人となり」を紹介いたします、といった口上を述べます。

もちろん、結婚式というお目出度い席でもあり、精一杯の褒め言葉を以て簡潔に新郎新婦のエピソードを語り、締めの言葉で「新郎新婦の今後のご指導ご鞭撻をお願いいたします」と結ぶものです。

ちなみに大和言葉というものは、基本的に「自分の性質」を語るために用いることがないものであり、また大和言葉に出てくる「人」というのは、元来「尊敬されるべき人」ということが前提となっています。

そのように、大和言葉の人となりとは「人柄」を指す言葉と同義語でありネガティブな言い回しがないのが基本となっています。

人柄を表す四字熟語

一時前、相撲の世界において横綱昇進に際に、難しい「四字熟語」での決意表明が話題となりました。中には、聞いたことがあるようなフレーズもありますが、漢字を見ないと全く意味の判らないものもあります。しかし、使われている四文字の漢字自体の意味が判れば、おおよそ熟語の意味が判る場合が多いです。

ちなみに、物事の事象や人の性格などを表わす四字熟語は、本来簡潔で直接的な表現をするものなので、覚えておくと就職試験の面接などにおいて役に立つ場合があります。

意思が強い人柄

《剛毅果敢(ごうきかかん)》
粘り強く事に当たりながら揺るぎなく固い意志を持ち、果断に物事に対処するさま。

《質実剛健(しつじつごうけん)》
質素で真面目で飾り気がなく、心も体も頑強でしっかりしているさま。

《四角四面(しかくしめん)》
四角張るほど折り目正しく、き真面目すぎて優柔の利かないさま。

おおらかな人柄

《天真爛漫(てんしんらんまん)》
心根が純真で無邪気で小事に拘りがなく、心の思うままに振る舞うさま。

《明朗闊達(めいろうかったつ)》
生まれながらに性質が朗らかで、小さなことに拘りがなく伸び伸びしたさま。

《豪放磊落(ごうほうらいらく)》
子持ちが大きくさっぱりとしていて、小さなことに拘りがない朗らかなさま。

誠実な人柄

《謹厳実直(きんげんじっちょく)》
気持ちが誠実で慎み深く、穏やかで思いやり情け深いさま。

《温厚篤実(おんこうとくじつ)》
性質が穏やかで人情深く、真面目で誠実なさま。

《品行方正(ひんこうほうせい)》
身持ちが良く行いが正しく、いつも身辺をきちんとしているさま。

気さくな人柄

《春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)》
性格や態度が伸びやかで、春風のように長閑で温和なさま。

《寛仁大度(かんじんたいど)》
心が寛大で度量が大きく、何事にも慈悲深く情けが深いさま。

《滑稽酒脱(こっけいしゅだつ)》
言動が朗らかで面白おかしく、垢抜けしてさっぱりしているさま。

嫌われる人柄

《頑迷固陋(がんめいころう)》
考えが頑固で柔軟性がなく、物の道理が判らないさま。

《軽佻浮薄(けいちょうふはく)》
考えや行動が軽はずみで浅はかで、落ち着きがなく他に流されやすいさま。

《曲学阿世(きょくがくあせい)》
物事の心理をねじ曲げ、権力の力や多数派に迎合する説を唱えて時流に乗るさま。

情けない人柄

《意志薄弱(いしはくじゃく)》
自分の意志が弱く忍耐力に欠け、気持ちが弱く自分の行動を抑制するさま。

《八方美人(はっぽうびじん)》
どこから見ても欠点がないほどの美人と思われるように、誰にでも要領よく振る舞うさま。

《器用貧乏(きようびんぼう)》
様々なことがあまりに器用にでき過ぎるため、一つのことで大成できないさま。

危ない人柄

《人面獣心(じんめんじゅうしん)》
人の顔を持ちながら、人の心を持たない獣のような行いをするさま。

《乱臣賊子(らんしんぞくし)》
主君や親に背き、国を乱したり家庭を乱すさま。

《極悪非道(ごくあくひどう)》
極めて邪(よこしま)な心を持ち、行いが人の道や世の道理に外れているさま。

人柄の良さを感じるのは、どんなとき?

会社組織などで仕事をしている場合は、仕事を通して「人柄が良い」と感じる場面はそう多くはありません。つまり、組織には上下関係や利害関係があるため、いくら仲間内といえども仕事中は「鎧甲を纏って」いなければなりません。

そのため、職場の先輩や上司に対して「人柄が良い」と感じることは、現実的にそう多くはありません。稀に「人柄が良い」と感じる先輩や上司がいる場合は、心底仕事に対する姿勢や考え方に共感を覚え、信頼感や尊敬の念を抱いているケースに限られるのではないでしょうか。

ビジネスマンが先輩や上司に対し「人柄が良い」と感じる瞬間は、一体どの様なケースがあるのでしょうか。

(1)沈着冷静な態度
職場で予期せぬトラブルが起こった場合、トップが終始沈着冷静な態度を貫き通すことが何より大事です。傍で見ている者は姿を見た時、甚く安心感を覚え思わず尊敬の念が湧いてきるものです。できない上司に限って、慌てふためき支離滅裂な行動を取り、却って混乱を生じさせる場合が多いものです。

(2)客観的で合理的な判断
仕事を進める上で大事なことは、常に目的と手段が明確になっていることです。時として、上司が功を焦って手段を目的にすり替えてしまい、惨憺たる結果を招いて部下に責任転嫁する場合があります。

(3)決断と実行力
組織の課題解決に当たってよく見る光景は、結論の出ない「小田原評定」です。組織が長年抱えていた難問解決に当たっては、トップのブレークスルーの発想に基づいた力強い実行力です。そのようなトップの姿を見ると、部下から思いも掛けないアイディアが続々と出てきます。

人柄の良い人の特徴や性格とは?

周囲の誰からも慕われることは、そう簡単なことではありませ。仮に、人柄が良いと思って欲しいと考えている人がいるとすれば、その人の行動は傍目に大変不自然に見えてしまい、却って周囲から不信感を持たれてしまうのではないでしょうか。恐らく、歩く姿が「右足と右手が同調している」ように映ってのではないでしょうか。

普通の人は必ず「馬が合う人と合わない人」や「好きな人と嫌いな人」がいます。往々にして、馬が合う人や好きな人は「良いところ」が見えるし、馬が合わない人や嫌いな人は「悪いところが」が見えてしまうものです。人柄が良い人の特徴や性格とは、一体どんなものなのでしょうか。

(1)笑顔を絶やさない人
笑顔というものは、悲しいときや苦しいときでも人を幸せな気分に戻してくれます。人柄の良い人の笑顔に接すると、不安を吹き飛ばし希望や解決する道筋が見えてきます。

(2)公正無私な人
悲しいかな人は「弱い人には強く」なり、「強い人には弱く」なってしまいます。人柄の良い人は、相手によって態度を変えないものです。これは決して知識や教養では補えるものではなく、人柄の良い人が持って生まれた素晴らしい性格の一つと言えます。

(3)相手の立場をわきまえられる人
他人にお願い事をするとき、普通の人はついつい自分の都合ばかり優先し、強要することが多いものです。人柄の良い人は、よほどのことが無い限り快く応えてくれますが、普通の人は概ね嫌な顔をしながら断る理由を色々と述べるところが、人柄の良い人との大きな違いです。

人柄を磨く

長い人生を健やかに過ごすためには人柄を良くする努力はやはり必要です。人生は「自分のためのもの」と思いがちですが、人の役に立つことが人生の喜びの一つであることは間違いありません。

日本には「情けはひと(他人)のためならず」という格言があります。これは、「他人に親切にしていると、自分が困ったときに他人に助けて貰える」という意味です。人付き合いが希薄な世の中になるほど、この格言の重みが感じさせられます。

人柄も、品性も、人となりも、知識や教養だけで獲得できるものではないにしても、人は知識を得ると考えが変わりやがて行動が変わるといわれてます。凡人でも努力のしようによっては、何時しか「人柄が良い」と言って貰える日が来るでしょう。

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