生まれ変わりはあるのか・平均回数・事例・何年後|科学
更新日:2024年10月31日
死んだらどうなる?生まれ変わりって本当にあるの?
全ての人は、必ずいつか人生に終わりを告げることになります。誰も逃れることはできません。ではその後のことについて考えたことはありますか。死んだ後に、自分はどうなるのか疑問に思ったことはありませんか。
死んだら終わり、何も残らないし、あの世など無いと考える人もいますし、死んであの世に行き、再び生まれ変わり現世に出てくると考える人もいるでしょう。生まれ変わりについては、その人の経験や宗教観などで変わってきます。
ここでは生まれ変わりについて、平均何回生まれ変わりをするのかや死後どれくらいで生まれ変わりをするのかなどの疑問や、生まれ変わりについての事例などについて紹介します。
生まれ変わりなんてあるわけない!なぜ?
キリスト教では、生まれ変わりについての概念はありません。しかし、生まれ変わりを信じない人たちにとっての一番の理由は、生まれ変わりが存在するという目に見えるようなはっきりとした証拠がないということです。
生まれ変わりを示すような事例は数多くありますが、だれもが一目で生まれ変わりの存在を確信するような類の証拠はありません。生まれ変わりを完全に証明するには、死後の世界や霊魂の存在など、別の角度からのアプローチが必要になってくるのではないでしょうか。
生まれ変わりはあると信じる!なぜ?
生まれ変わりという現象があるといえる、目に見える証拠は現在のところありませんが、生まれ変わりとしか思えない前世の記憶を語り出した事例は、数多く存在します。それらの事例は、客観的にみて検証が容易な事例です。
例えば、語った前世の記憶の中に年代などいつ頃のことなのかがわかる口述があり、またその時その場所に存在しなければ、絶対に知りえないような詳細な内容を含む口述がある事例です。稀にですが、前世の自分を知っている人が生存している場合もあります。
事例の中には前世の時と同じ場所に痣があったり、また銃痕など前世での致命傷となった傷と同じ場所に跡があるなどの現象がある場合もあるのです。記憶だけでなく、身体的特徴として、先天的な傷や跡が残るという現象も生まれ変わりを証明する証拠といえるでしょう。
生まれ変わりについての嘘
ヴァージニア大学の精神科医であるイアン・スティーヴンソン氏は、自らの研究の中で、生まれ変わりの事例に対するいくつかの解釈を挙げています。前世を語るうえで、その口述が嘘であると考える場合の解釈もいくつかあります。
その中でも最も嘘に直結している解釈は作話説でしょう。作話説とは、簡単に言うと作り話を語っている場合があるということです。口述の内容は、まったくの創作である場合もあるでしょうし、事前に調べたりしてそれらしい話を創作する場合もあるでしょう。
なぜ嘘をつくのでしょうか。嘘をつく主な動機は、有名になりたいと思う名声欲や、生まれ変わりの調査や取材などに協力することにより金銭を得たいという金銭欲が考えられます。
ただイアン・スティーヴンソン氏は、実際には欲を満たすほどの名声や金銭は得られないという理由などにより、この作話説は否定しています。
死後どれくらいで生まれ変われるの?
魂は仏教でいうところの輪廻転生(生まれ変わり)を絶え間なく繰り返すと言われています。しかし死んだ瞬間すぐに、新しい人間に生まれ変わるのかというとそうではなく、ある一定の期間を置いて生まれ変わります。
これは、生まれ変わりの事例で確認できます。生まれ変わりの事例の中には、ある程度時代を特定できるような前世の記憶を語る事例があるのです。大災害や戦争などは、記録も多数残っている場合が多く、検証も容易です。
この事からも、前世で亡くなってから現在に生まれ変わるまでは、ある程度の期間を経ていることがわかるります。
生まれ変わりまでの年数は人それぞれ
死んでから生まれ変わりまでの周期は、人によって差があります。この世である現世は仏教的に言えば修行の場であり、それぞれの課題を成していく場所でもあります。当然、課題の進み具合は人それぞれ違います。
また途中に突発的な事故による不慮の死などで、人生の中断を余儀なくされることもあります。ですから人によっては、短い期間の間に何回も生まれ変わりを経験するという事例もでてくるのです。
生まれ変わりの事例の中で、亡くなってから僅か18年後に生まれ変わり、前世で別れた家族と再会したというような例もあります。その逆もしかりですが、だいたいは亡くなってから100年から200年ほどの周期で生まれ変わるといわれています。
今まで何回生まれ変わった?生まれ変わりの平均回数
仏教では、キリスト教と違い転生輪廻という生まれ変わりの概念があります。仏教の祖であるお釈迦様は、宿命通という特殊能力で、自身の前世を何億回もさかのぼったと言われています。
仏教の中では、人間は転生(生まれ変わり)を何回も何回もぐるぐると繰り返し、自らの魂を向上させるとしているため、現在を基準にしても途方もない数の生まれ変わりを経験していることになります。
また先に述べたように、人によって生まれ変わりまでの周期も違いますので、一概に何回生まれ変わったとは言えませんが、人類の誕生(ホモサピエンス)を20万年前とし、生まれ変わりまでの期間が100年、寿命を平均50年と仮定すれば、平均1000回から2000回くらいは生まれ変わりを経験していると言えるでしょう。
初回公開日:2018年04月13日
記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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