潮の満ち引きと生死との関係・なぜ起こるのか|釣り
更新日:2024年07月22日
潮力発電とは、潮の満ち引きを利用して発電する方法です。水力発電とよく似ており、貯水池を作って、海の一部を切り離して電気を作ります。満潮時になると貯水池は海面より低くなり、干潮時は高くなります。その状態を利用して水門を開くと、満潮時には貯水池に水が入り干潮時は引けます。
この水の流れを利用して、タービンを回して発電します。動力を一切使用しないので、二酸化炭素も排出しませんし、発電量も予測できます。自然の力を利用して効率よく発電できるメリットがあります。
太陽光や風力発電は天候に左右されますが、潮力発電は安定した供給が確保できます。しかし、潮力発電は場所の確保がとても困難です。貯水池を作るには、潮の満ち引きの潮位に一定の差がある場所に限られます。適した場所は、日本で数か所しかないのが現状です。
ダムのように堰を作って作動させるため、生態系の破損やメンテンス費用の多さがデメリットでしょう。
潮力発電が盛んな国
フランスではとても盛んに潮力発電を行っています。1年間で約24万キロワット発電しており、実用化されています。2010年には、韓国でも建設されました。海に囲まれた日本でも行えそうですが、今の所、潮力発電所が建設される予定はありません。実際に建設されても成功されるか不明なのが現実です。
潮の満ち引きを利用したエコロジーな発電法に感じますが、建設することで自然破壊をしたり、生態系を崩す事を考えると全てがエコロジーとは言えません。日本は、フランスの実例などを参考に良く考慮する必要があるでしょう。
潮の満ち引きは月が関係している
潮の満ち引きは、どのようにして起こるのかよくわかりました。都心で生活をしているとあまり気にする事はありませんが、釣りやレジャーを楽しむ人にとっては重要です。潮の満ち引きを把握していないと、思わぬ事故に巻き込まれたり命を落とすこともあります。
月との関係を良く把握して、潮の満ち引きを調べてから海や湖に出かけましょう。
初回公開日:2018年04月06日
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