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シアンが持つ色のイメージとは?和名や化学物質との関係性も解説

更新日:2024年10月08日

家庭用プリンターで使用するインクのカラーの中に「シアン」というのがあることをご存知でしょうか。この記事ではシアンという色が持っているイメージのほか、シアンという名称になった由来などについて解説しています。シアンについて知りたい方は是非チェックしてみてください。

青・赤・黄の3色が、「色の三原色」と思われている方もいるでしょうが、正確にはシアン・マゼンタ・イエローが「色の三原色」になります。なお、「光の三原色」というのは光が当たって反射して見える色のことです。

シアンは「色の三原色」のひとつですが、印刷される本などは、この「色の三原色」に黒を加えた4色のインクで印刷されるのが一般的です。

カラーコードとRGB

Webでの色を6ケタで表すことができるカラーコード、さらに色を指定するためのRGB値でシアンという色を指定することができます。

シアンをカラーコードで表すと、「#00FFFF」です。また、RGB値は「R:0 G:255 B:255」となります。

CMYKの「C」

CMYKカラーは、印刷するときなどに活用されます。CMYKというのは、CがシアンでMがマゼンタ、Yはイエロー、そしてKがブラック、この4色で構成されています。

たとえば、印刷会社にデータを入稿するときなどは、CMYKでデータを作成するのが基本です。

色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性は?

危険な化学物質の中に「シアン」という同じ名称の化学物質があります。工業用途などには有用な化学物質ですが、色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性についてはいくつかの説があります。

水酸化ナトリウムと青系顔料「プルシアンブルー」などを混合することでシアン化合物に含まれているシアン酸が作られるのです。「プルシアンブルー」は青系統の色の結晶なので、暗い青という意味の古代ギリシア語「cyanos」からシアンとなったというのが有力な説のひとつとなっています。

ここでは、色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性について紹介しています。

名前が同じ理由

名前が同じになった理由は不明ですが、一説ではシアン化カリウムを最初に作ったときに濃い青い色の結晶が分解され、古代ギリシャ語でこの色を意味する言葉から「シアン」になったと言われています。

シアンの色について知っておこう

「色」についての知識はそれなりに持っていると感じている方が多いのではないでしょうか。たとえば、デザインをするとき、作品を製作するとき、「色」についての知識は必要です。

人間は100万色くらい認識できるということですが、その1色1色について理解しているでしょうか。知っているようで知らないことが多いのが「色」についての知識です。

その「色」のひとつがシアンです。シアン(C)に加えて、マゼンタ(M)・イエロー(Y)という色の三原色を組み合わせるとさまざまな色を表現することが可能です。

簡単に言えば、青色と緑色を混ぜることでシアン色は作れます。しかし、色についてより知識を深めることでデザインするときや作品を製作するときに役に立ちます。

シアンという色、さらに関連する色について知って、さまざまなことに活用しましょう。

初回公開日:2022年07月19日

記載されている内容は2022年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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