ガラスの融点とは?低融点ガラスとその使用用途や特性を解説
更新日:2024年10月13日
抵抗体、コンデンサ、トランジスタなどのエレクトロニクス材料を、直接低融点ガラスで保護して使用されます。湿度やその他外界からの影響を防ぐために用いられています。
接着剤
現在は車載用の気密端子部品としての需要が拡大しており、電子材料、セラミックス、合金などの接着に低融点ガラス接着剤が用いられます。
金属表面の保護
低融点ガラスは、構成されている成分の中心が酸化物でできています。
この特徴を利用した低融点ガラスによる金属表面の酸化や、化学薬品に対する保護剤として使用されています。
ガラスはさまざまな用途に使われる
融点が複数存在し、軟化点と呼ばれる液体でも固体でもないアモルファス状態の物質「ガラス」。
ステンドグラスや各種工芸品などに着色されて加工されるだけでなく、身近にワイングラス、窓、花瓶、食器など様々に利用されていることがお分かり頂けたでしょう。
中でも加工しやすい低融点ガラスは、「接着剤」「電気絶縁の保護材料」「金属表面の保護材料」に加工、使用されるなど、意外な使い道があることもわかりました。見えないところでも姿や形を変えてガラスは日常の中で利用されています。
今後も研究や開発が進められて、低融点ガラスを中心にガラスはさらに活用されて行くことでしょう。
初回公開日:2022年07月29日
記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。