ハリボテの意味を解説|製作に必要な道具や手順も詳しく紹介
更新日:2024年06月20日
「ハリボテにはどういう意味がある?」
「ハリボテの簡単な作り方は?」
「ハリボテの製作に必要な道具は?」
ハリボテという言葉を聞き慣れないという人や、よく知らない人は意外に多いのではないでしょうか。
日常的に耳にする機会もあまりないので、初めて聞く人は何のことかわからないでしょう。
この記事では、ハリボテという言葉が現在どのような意味で使われているかを解説し、ハリボテ製作に必要な道具と作り方も紹介しています。
記事を読むことで、ハリボテがどのような意味を持つ言葉かということと、ハリボテの作り方が分かるでしょう。
ハリボテという言葉の意味を知りたいという人も、ハリボテを作ってみたい人も参考にしてみてください。
ハリボテの意味とは?
ハリボテという言葉には伝統的な背景も含まれており、慣用句などにも使われることがありますが、具体的には何を意味するのでしょうか。現在使われている主なハリボテの意味を紹介します。
紙を貼って作った張り子
張り子とは、粘土などで作った型に紙を貼り付けて成形する技法です。型から外すと中が空洞になるため、外観と比べて軽いという特徴があります。
張り子の技術は2世紀頃の中国に始まったとされており、日本にも平安時代頃に伝来したと言われています。現在でも、郷土玩具や芝居の小道具など、日本全国で用いられている伝統的な技法です。
中身がない・空っぽであることを指す
ハリボテは、中身がなく見掛け倒しのことやものに対して比喩的に使う言葉でもあります。
「張り子の虎」や「羊頭狗肉(ようとうくにく)などが類語です。羊頭狗肉は、中国宋時代に出典がある言葉で、店の看板に羊頭を掲げておきながら狗肉(犬の肉)を売るという意味です。転じて、見かけは立派だが実質が伴わないことや、ごまかしのたとえとして使います。
クライミングウォールに取り付ける構造物
クライミングジムなどで使われている、壁に取り付ける構造物もハリボテと呼ばれています。
英語ではボリュームと言い、三角形や四角形、多角形、丸型などが一般的です。付け外しが可能で、主に壁の形状を変化させるために使用されています。
木製のものが多く、仕上げに塗装することで好みに応じた「ざらざら」や「つるつる」などの質感が加えられます。
ハリボテ製作に必要な道具
ハリボテ製作に必要なものは、簡単に手に入るものが多いと言えます。作り方などによっても必要な道具は少しずつ変わりますが、ここでは一般的によく使われるものを紹介します。
半紙
ハリボテには、半紙や障子紙などの和紙を使いますが、なければティッシュでも代用できます。細かく千切ったものを貼り重ねていくため、多めに準備しておくと良いでしょう。
基本的には最後に着色するので白い紙が必要ですが、暗い色に仕上げる場合は新聞紙だけでも作れます。
新聞紙
新聞紙はハリボテの型や土台の部分に使います。必要な量は作るものの大きさによります。
新聞紙をとっていない家庭でもコンビニや100均ショップなどで手に入るので、見かけたら入手しておくと良いでしょう。
紙粘土
初回公開日:2022年10月03日
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