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「カレイド」の意味と使い方・由来|カレイドスコープ

初回公開日:2018年01月10日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

多くの作品で目にすることの多い「カレイドスコープ」という言葉。この響きは聞いたことがあるけど、この言葉の意味はなんなの?と疑問に思っている方もいるでしょう。今回は「カレイド」という言葉の語源や作品での使われ方を交えてこの言葉の持つ意味を紹介していきます。

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「カレイド」の意味と使い方

「カレイド(kaleido)」とはそれ単体で用いられることはほぼなく、英語で「カレイドスコープ(Kaleidoscope)」、イタリア語・スペイン語では「カレイドスコーピオ(Caleidoscopio)」、ポルトガル語の「カレイドスコーピウ(Caleidoscopio)」という名詞で用いられることがほとんどです。

「カレイド」という単語だけにあえて意味を当てはめるのであれば古代ギリシャ語が語源となり、「美しいもの」、「美しい形」とするのが妥当でしょう。

カレイドスコープ

万華鏡と千変万化

カレイドスコープ(kaleidoscope)とは、日本語でいう「万華鏡」という意味の名詞になります。また、イタリア語などの「カレイドスコーピオ」、ポルトガル語の「カレイドスコーピウ」もそれぞれ同じく「万華鏡」の意味を持ちます。

万華鏡は円筒の中にガラス板を三角柱に組み合わせて、色ガラスやセルロイド、色紙などを入れて回しながら覗く玩具です。一端から覗き込み、もう一端から入った光をそれぞれ違った角度の鏡が反射し、円筒を回しながら覗くことで内部の小片が作り出す無数の模様を楽しむ玩具です。百色眼鏡や錦眼鏡、「ばんかきょう」とも呼ばれます。

こういった小片が織り成す無数の模様の変化を楽しむ万華鏡の作りが転じて、「Kaleidoscope of Life」という慣用句において「人生の万華鏡」=「人生は絶えず変化する(千変万化)」という意味合いになりました。

万華鏡の魅力

万華鏡の魅力は、内部の鏡と小片が織り成す無数の世界が同じ形で留まることなく展開するという点です。ずっと覗いていても飽きが来ない幻想的な世界に惹かれたコレクターが多く、万華鏡専門の美術館が存在するくらいです。

普段目にすることが多いビーズなどが入ったタイプの「ドライチェンバースコープ」、オイルを一緒に入れて模様の動きをゆったりとさせる「オイルチェンバースコープ」、筒の先にマーブルのガラス球を付けた「マーブルスコープ」、先端に透明なレンズを付け、外の景色を万華鏡のように映す」「テレイドスコープ」など、多くの種類があります。

手軽に幻想的な癒しの世界を体験できる万華鏡を手に取ってみるのもいいでしょう。

「カレイド」意味の由来

「カレイドスコープ」という単語としては「万華鏡」の意味を持ちますが、前述したとおり「カレイド(Kaleido)」という単語をそれ単体で用いることはほとんどありません。

「kaleido」という語句は、古代ギリシャ語の「kal(美しい)」と、「eidos(形)」を掛け合わせて生まれた造語です。また、「scope」は「skopeo(見ること)」が語源になります。このふたつが転じて生まれたのが「kaleidoscope」になります。

Fateでの「カレイド」の意味

「Fate」とは、2004年にTYPE-MOONから発売されたアダルトPCゲーム『Fate/stay night』から始まる、外伝作品の展開や一般用ゲームへの移植、TVアニメ化などもしている人気作品です。

「Fate」シリーズやTYPE-MOONが展開する他作品を含めた世界観にも「カレイドスコープ」という単語が登場します。ここでは「Fate」シリーズに登場する「カレイド」にまつわる単語を紹介していきます。

Fate/stay night [Realta Nua]

ここで紹介する『Fate/stay night [Realta Nua]』は、シリーズ第1作を全年齢向けに移植した家庭用ゲームで、人気声優が起用されたフルボイス作品となっています。

アニメを見て、興味をもったので購入しました。
面白く、飽きない作品ですね。

出典: https://www.amazon.co.jp/Fate-stay-night-Realta-PlayStati... |

二つ名としての「カレイドスコープ」

TYPE-MOONの世界観で登場する「魔法使い」のうちのひとりであり第二魔法「並行世界の運営」の使い手である「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ(以下ゼルレッチ)」の多数ある二つ名として、「万華鏡(カレイドスコープ)というものが登場します。

ゼルレッチのキャラクターの紹介をしつつ、「カレイドスコープ」の二つ名を冠する理由を紹介します。

第二魔法「並行世界の運営」

ゼルレッチは、TYPE-MOONの世界観の中で登場する「魔術師」が使用する「魔術」とは異なる「魔法」を扱える数少ない「魔法使い」の内の1人です。作中、「魔法」は「魔術」とは異なる神秘として描かれ、魔術師たちが自分の家をあげて最終目標として目指すもので、特別な意味をもった技術です。

彼が扱うのは第二魔法「並行世界の運営」となります。これは、並行世界を行き来したり、並行世界から無限の魔力を集めて使うなど多岐に渡る運用ができます。また、時間旅行も可能です。

彼が観測した並行世界はすべて事実となり、彼が観測し、事実とする世界を選別しています。また、作中では基本的に並行世界を放浪中で消息不明となっています。

カレイドスコープという二つ名の由来

先述したとおり、第二魔法「並行世界の運営」を扱える魔法使いであるゼルレッチの二つ名が「万華鏡(カレイドスコープ)」になります。

万華鏡の「見え方によって無数の美しさを見せる」という意味合いと、無数にある並行世界の可能性を観測し、また魔術的には無限の魔力を無数の世界から引き出せるという、ゼルレッチの無数の可能性を表した二つ名が万華鏡の意味を持つ「カレイドスコープ」です。

また、ゼルレッチは「宝石翁」という二つ名もあり、宝石を使った魔術に長けています。宝石魔術の使い手としても最高峰であるゼルレッチが使う宝石の姿もまた万華鏡のように美しいでしょう。そういった意味合いでは、ゼルレッチの持つこの二つの呼び名は、彼の持つ魔法や魔術の別の側面を表した二つ名でもあります。

スピンオフ作品における「カレイドステッキ」

第二魔法を利用した魔術礼装

魔術礼装とは、いわゆるおとぎ話の「魔法使いの杖」のような、魔術を行使する際に使用される装備や道具をいいます。

カレイドステッキとは、ゼルレッチが第二魔法の「並行世Fate/hollow ataraxia界の同一人物の可能性が持つ能力をインストールさせる」という能力の側面を持った愉快型魔術礼装です。カレイドステッキには「マジカルルビー」や「マジカルサファイア」という人工天然精霊が宿っており、「愉快型」の名に相違ない性格です。

また、「カレイドステッキ」という名前もゼルレッチの「カレイドスコープ」という二つ名に由来し、第二魔法を応用した破格の魔術礼装としての意味合いを持っています。

カレイドステッキは『Fate/stay night』の外伝作である『Fate/hollow ataraxia』よりも、スピンオフの『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』での活躍が目立ちます。

作品内での描写

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』でのカレイドステッキは、主人公のイリヤや、パートナーとして登場する美遊の持つ魔術礼装として登場し、「戦う魔法少女」の武器としてより実戦向きな性能で描写されます。

並行世界からの干渉によってマスターであるイリヤたちへの無限の魔力供給を可能にしたり、強い魔術障壁や治癒促進などの恩恵をマスターに与えています。ただし、第二魔法の「並行世界から無限に魔力を引き出す」という使い方には多少制限が付き、本人の能力に依存する部分が大きくなり、効率的な魔力運用は欠かせないようになっています。

作中において、サーヴァントの宝具をステッキにインストールして利用する『限定召喚』や自分の体を媒体にして具現化させる『夢幻召喚』の利用などができます。

カレイドルビー

カレイドルビーとは、人工精霊マジカルルビーの宿るカレイドステッキの力で契約者が魔法少女におような姿に変身した姿を指します。

初出はコメディ調で描かれたファンディスク『Fate/hollow ataraxia』内のシナリオ中で、ヒロインである遠坂凛が幼い頃にこの姿にされてトラウマになった末、カレイドステッキは遠坂邸内の宝箱に封印されることになりました。

スピンオフ作の『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』では主人公のイリヤがマスターとなり凛とは違う衣装をまとって登場します。

カレイドサファイア

本来、カレイドステッキの登場は『Fate/hollow ataraxia』内でのカレイドルビーのシナリオのみとなっていましたが、スピンオフ作品の『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』において、マジカルサファイアという人工精霊を搭載した2本目のカレイドステッキが登場します。

本作中のオリジナルキャラクターとして登場する美遊・エーデルフェルトが契約者となり、イリヤの対となる魔法少女として活躍します。

サファイアの能力はルビーのものと変わらず、第2魔法を応用した並行世界から同一人物の可能性を引き出し、利用することができます。

カレイドスコープという言葉の魅力

多くの作品で使われる言葉

万華鏡の意味を持つこの言葉は、今回紹介したFateシリーズ以外でも多くの作品で使われている言葉です。多くの場合は、「カレイドスコープ」とそのまま使われたり、「カレイド~」という形で使われています。

万華鏡というそのままの意味やFateにおける「カレイドスコープ」のように、多様性を意味する言葉として使われることが多い言葉です。今まで見てきた作品や、これから見る作品に登場するこの言葉の元々の意味を頭に入れておくことで、その言葉が作中でどんな意味を持つ言葉として使われているかを考えてみると、作品をより深く楽しめるきっかけになるでしょう。

多様な意味で使われる「カレイド」

今日では「カレイド」という単語では意味を持たず、多くの場合は「カレイドスコープ」というまとまった言葉として使われていますが、語源となっている古代ギリシャ語においては「美しいもの」、「美しい形」という意味合いを持っています。

作品を手に取るときにそういったところを気にするだけでなく、自分で何か作品を書いてみたいという人も単純に「万華鏡」という意味だけでなく、古代ギリシャ語を語源とする「カレイド」という意味で使ってみるのもいいでしょう。

今回紹介した「カレイド」の使われ方を参考にしていただければ幸いです。

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