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「パブロフの犬」の意味と使い方・由来・「パブロフの犬」の実験

更新日:2024年09月11日

パブロフの犬ということばの意味をしっていますか。条件反射という意味です。ふつうの反射とは違後天的にみにつけた反射です。このパブロフの犬の原理はビジネスや恋愛などあらゆる場面で利用されています。具体的にみていきましょう。参考にしてください。

「パブロフの犬」の意味と使い方

世の中には「犬」という単語を使った表現がいくつもあります。余計なことをして災難にあうという意味の「犬も歩けば棒に当たる」という慣用句や「負け犬」、「負け犬の遠吠え」、「負け犬根性」などと、どちらかと言えば悪い意味で使われることのほうが多いでしょう。それにしても本当に犬はよくいろんなところで使われます。

今回紹介するのは「パブロフの犬」ということばの意味と使い方です。一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、意味までちゃんとしらべている人は少ないでしょう。ですので、今回は「パブロフの犬」ということばの意味をしっかりと調べていきましょう。ちなみにこれは慣用句やことわざではありません。実験から来ている言葉です。

条件反射

では、パブロフの犬という単語の意味について説明しましょう。パブロフの犬という単語の意味は一言でいうと条件反射のことです。条件反射とは本来動物などにある、目にゴミが入りそうだと瞼が勝手に閉じることや、熱いものに触れると手を放してしまうというような反射ではありません。

これらの反射は先天的なもので生物が生き残るためにもともと備わっていた機能です。しかし、条件反射はこれとは違います。条件反射とは後天的な反射です。動物などに訓練によって身に着けさせる反射のことです。

例えば警察犬の訓練などにも使われます。ハンカチのにおいをかいだらすぐさまそのにおいを他の場所に探すようにさせることです。また、よくない例としては親から虐待されている子供は親が手を上に挙げると反射的に身を守ろうとします。しかし、親にたたかれたことがない子供は何もしません。

「パブロフの犬」の意味の由来

では、ここではパブロフの犬の意味や由来を説明していきましょう。そもそもなぜパブロフの犬ということばは誰かの飼い犬のような名前をしているのでしょうか。これは、パブロフの犬という単語がそもそもパブロフという博士の実験からきている言葉だからです。

そしてパブロフさんは自分の犬に餌をあげるときに鈴を鳴らすようにしました。そして鈴を鳴らしたら犬は餌をもらえるというふうに覚えこませることです。そうするとどうなるか、犬は次第に鈴の合図がごはんの時間だと思い込みます。そして最終的には鈴を鳴らすと、犬はよだれをたらすようになります。これがパブロフの犬の条件反射です。

「パブロフの犬」の意味がわかると怖い話・実験内容

さきほどはパブロフの犬の意味の由来を紹介してきました。鈴と餌がリンクしているという話でした。これ自体は特になんでもありません。実際に鈴のあとに餌をもらえるからです。それに、犬はなんとなくごはんをくれる合図をわかってくるものです。

しかし、この実験がいいたいのは犬のしつけの話ではありません。パブロフの犬のような状態はいたるところにあり、そういう状態の動物や人間をいつでも作れるということです。なかには意味がわかると怖い実験もあります。では具体的にみていきましょう。

サルの実験

具体的な他の実験をみていきましょう。こんどは犬ではなくサルの実験です。ボタン式で餌がでてくる装置を開発します。ボタンを押せばかならず餌がでてきて食べられます。最初のうちはサルは餌が欲しいのでボタンを押し続けます。しかし、しばらくすると飽きてボタンを押さなくなります。つまらないからです。

こんどはボタン式で餌が出る装置を用意して、ある一定の確率で餌がでるようにします。つまり、でるときもあるけど、ボタンを押しても餌がでるとは限らないような装置です。このときサルはボタンを押し続けます。そして、さきほどと違い飽きることなく押し続けます。

最期にボタンを押しても絶対に餌がでない装置に取り替えます。そうするとどうでしょう。絶対に餌がでることはないのに、サルは餌をほしいがためにボタンをずっと押し続けます。

恋愛での「パブロフの犬」の意味

さきほどはパブロフの犬の実験の意味がわかると怖い実験について説明してきました。しかし、パブロフの犬の原理は自分に役に立つ知識としても使えます。そのなかのひとつが恋愛についてです。パブロフの犬の原理は恋愛にも当てはまるときがあります。では、恋愛におけるパブロフの犬の意味を説明していきましょう。

アプローチ

恋愛でもパブロフの犬の応用の仕方を紹介しましょう。それはアプローチ方法です。気になる異性がいるとしたら使えるテクニックです。まず、気になる異性に積極的にメールを送ることです。最初は頻繁に送り続けます。

そして、しばらくしたら積極的にアプローチすることをやめてしまいます。数日間は連絡を取らないようにしましょう。そうすると不思議なことにいままで無関心だった相手が自分のことを気になってきます。これは恋の駆け引きというやつです。

解説をすると毎日メールが来ることが相手にとっての条件つけになっていたということです。しかし、急に来るはずのメールが来なくなってしまった。あいては来ると思っていたのに来ないという思いをします。つまり、無意識でメールをまっていたということです。

会っているとき

パブロフの犬の原理は会っているときにも使えます。恋愛における意味としては、相手に自分の存在を意識させることが大切です。例えば、大好きな彼氏と会うときはいつも決まった香水をしていくことなどです。すると彼氏はそれが当たり前となります。

そこで急に香水を変えてしまうと、彼氏は異変に気付き浮気を疑ったり、なにかしら心配になる可能性もあります。少し小悪魔的ですが彼氏を夢中にさせるテクニックでしょう。

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初回公開日:2018年01月04日

記載されている内容は2018年01月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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