「様子見」の意味・類語・「経過観察」との違い|ビジネス
更新日:2024年08月15日
「様子見」の意味と使い方
「様子見」という言葉は、「様子を見る」という意味の言葉で、ビジネスなどだけではなくさまざまなシチュエーションで使われることがある言葉です。では、「様子見」とは、どのような意味でどのような時に使われる言葉なのでしょうか。
「様子見」とは、どんな場面で使われるにせよ何も心配がない状態ではないが、今すぐ何か手を打たなければいけない切迫した状態にもなっていない時に使われる言葉です。使われるシチュエーションによって意味合いが若干異なりますので、シチュエーションごとに「様子見」の言葉の意味合いや対応の仕方についてご紹介します。
「様子見」とさせてください
ビジネスシーンで「様子見」とさせてください「様子見」とさせていただきますといった言葉が使われることがあります。
「様子見」をしたいと考える状態になっているということは、「正常の状態ではなくなってきている」、「望む状態ではなくなってきている」ということです。
しかし、今すぐ何か対策をしなければならない状態に陥ってしまっているとか、回復する望みが一切ないとも言いきれない状態なので、しばらく様子を見守りたいという場面で使われる言葉です。
逆にいうと、まったく何もする必要ではない状態ではなくなっているので、経過を意識的に確認しなければ状態になっているというときに「様子見」という言葉が使われているということです。
あきらかに異常事態にはなっていないが、正常な状態でもないので、放置していても良いという状態ではないということを理解しておく必要があります。
介護
「介護」が必要な状態には、「身体的」なことが原因で、自分で身の周りのことを行うことが困難になってしまっている場合と、「痴呆」などが原因で身の回りのことができなくなってしまっている場合があります。
「身体的」な理由の場合も「痴呆」などが原因の場合も、急激に症状が悪化することもありますが、徐々に状態が悪くなることも多いため、正常な状態と比較した場合は気になる状態にはなってきていますが、今すぐ治療や対応が必要な状態にもなっていないため、しばらく様子を見ましょうという意味で「様子見」という言葉が使われることがあります。
「様子見」という言葉を言われた場合は、普段と比べて変わってきたことはないか観察することが必要です。
彼氏
「付き合っている彼氏の気持ちが冷めてきた気がする」または、「彼氏に対して愛情が冷めてきていると感じる」場合に、すぐに相手に問いただす、別れを切り出すのではなく「様子見」をする場合があります。
「様子見」をしたいと考える理由は、完全に気持ちが冷めてしまったわけではない、別れて彼氏のいない自分になりたくないなどがあります。
仮に本当に他に好きな人ができてしまったのであれば、いつまでも気を持たせたままにしているのは良くないといえますが、たまたまイライラしていて喧嘩になってしまった場合、勢いで別れてしまうと後悔してしまうこともあります。
お互いの本当の気持ちがわかるまでは、「様子見」をすることも必要なことだと言えるでしょう。
浮気
どちらかの浮気が発覚したあとに「様子見」をするということがあります。この場合、「浮気」が勘違いの可能性もありますし、たまたま魔が差して「浮気」をしてしまった場合などが考えられます。
何度も浮気を繰り返されているのであれば「様子見」をしたとしても、変わらない可能性があります。しかし、たまたま魔が指して「浮気」をしてしまったのであれば、あなたを失う可能性があるという「危機」が迫ったときに、あなたへの本当の気持ちや大切さに気付くことができたら、やり直せる可能性もあります。
あなたがどうしても「浮気」が許せないということではないのであれば、「様子見」をしてみるというのも1つの選択肢にすることができるのではないでしょうか。
風邪
微熱がある、喉が痛い、頭痛がする、悪寒がするなど、病院に行くほどではないが、体調がなんとなく良くないときに、とりあえず家で寝て様子見をして、今よりももっと調子が悪くなったら病院に行くといく判断をしようと考えるときなどに「様子見」という言葉を使います。
体調がすぐれない場合、寝ていれば体調が回復するかもしれないと思うときに「様子見」することがあります。病気などの場合は、自分の体調は自分以外にはわかる人はいないので、自分の判断で様子見することがありますが、早めに病院で診察をしてもらった方が良い場合もありますので、必要以上に無理をしないことも大切です。
片思い
片思いをしているときにもう様子見を考える場合は、たとえば、「好きな相手に好きな人という噂を聞いてしまった」などのときに、あきらめるかどうかはもう少し様子見してから決断しようという場合があるでしょう。
片思いの場合、相手の本当の気持ちはその本人でなければわかりませんし、実際に誰かといるところを見てしまった、本人が好きな人がいるという話をしているところを聞いてしまったなどがなければ、事実かどうかはわかりません。
そういう噂がある場合は、本当に誰か好きな人がいる可能性もありますが、事実が確認できるまでは様子見をした方が、自分の気持ちの整理をしやすいのではないでしょうか。
株
株などの投資を行っている場合、いきなり金額が下がってしまうことがあります。この場合、株価がますます下がる可能性もありますが、少し様子見をしている間に回復する可能性もあります。
投資をしている会社によくない要素が発覚した場合は、一気に株価が下落することもあるので、その場合は早めに売却しなければ損をしてしまう金額が大きくなってしまうこともあります。
しかし、一般的には株の収益を期待する場合は、長いスパンで考えた方がよい場合もありますので、焦ってすぐに行動するのではなく情報の収集を行いながら、様子見をした方がよい場合もあります。
ニュースを確認したり、株を保有している会社のデータなどを収集するなどをして、状況を見極め、判断するようにしましょう。
「様子見」の類語
初回公開日:2018年04月18日
記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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