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【ビジネス】BCC送信と失礼な間違い|マナー・送信方法・エラー

更新日:2024年01月13日

いまやビジネスツールとして欠かせないメールですが、BCCで送る場合どのような注意点やマナーがあるのでしょうか。BCCは相手にメールアドレスがわからないように送るもの。今回は一斉送信に絞って「依頼がきても慌てない」BCC一斉送信の要点をまとめてみました。

TO、CC、BCCの使い分け

メールの送信先には、TO・CC・BCCの3つがあります。まずは、これらの意味と使い分けについて、おさらいしてみましょう。

TO:宛先 
「あなたにむけて送っていますよ」という意味。処理や作業をして欲しい人、返事が欲しい人に使います。TOにも複数アドレスを入力することができますので、TOとCCの使い分けについても配慮しましょう。

CC(カーボン・コピー):参照先 
「宛先の人に送りましたが、参考までに見てください」という意味。プロジェクト案件に関する確認事項のメンバーへの周知や上司への同時報告、会議の議事録など、参考・情報共有のために使います。

BCC(ブラインド・カーボン・コピー):参照先・宛先(一斉送信)
CCと同様に複数人あてに送ることができます。ただしCCと異なり、BCCの受信者がメールを開いた際、自分以外の受信者は表示されないのが特徴です。この機能を活かして、一斉送信の際にも使われます。

それでは、BCCについて詳しくみていきましょう。

ビジネスにおけるBCC一斉送信のマナー

複数の人あてに同じ内容を送ることができるのが、メールのメリットです。「TO、CC、BCCの使い分け」で前述したように、CCとBCCの機能の違いは、メールを誰に送ったのかが、受信者全員にわかるかわからないか、という点です。

BCCでは、受け取った側は誰に送られたのかがわかりません。一斉送信されたメールでも、相手には個別に送られたメールとして認識されます。

BCCを使う理由1 個人情報の保護

メールアドレスは個人情報の一つですから、誰にでも開示して良いというものではありません。その保護という点で非常に有効です。個々のメンバーに面識がない場合や、面識があっても公開することを望まないメンバーがいる場合などは、BCCを用いて一斉送信をします。

BCCを使う理由2 ヘッダー表示が簡潔である

BCCで一斉送信されたメールを表示しても、相手先アドレスが延々と並ぶことはありません。TOやCCで送られたメールだと、大量のメンバーアドレスが表示されてしまい、非常に煩わしいものになります。

BCCを使う理由3 トラブルを避ける

もちろん、メールの文面についてはよく練られたものを送ることが基本です。しかし、メンバー間では送信者が把握していない利害関係があるかもしれません。そんなときは、できるだけBCCを使うのが無難です。

BCCを使う理由 番外編 ナイショ話

一斉送信とは少し外れますが、相手に知られずに、というBCCの特徴を活かして、客先とのやりとりを上司へ報告する場合などにも使われます。

つまりは「こっそりあなただけにおしらせします。」という「ナイショ話」です。また、上司が相手にメールを送信する際に、情報の共有化をはかるという目的で、自分の秘書をBCCに加える場合もあります。

*上記のような場合、BCCで受信したメンバーは返信する際に「全員に返信」を選んではいけません。ナイショ話が相手にばれてしまいます。

BCC一斉送信のマナー

BCCでは、受け取った側は自分以外の誰に送られたのかがわからないため、個別に送られたメールとして認識されます。この特徴を活かして、BCCはお互いに面識がない複数の人にメールを一斉送信する際に使います。

同業者団体の会員向けのお知らせや、企業の全社員向けの通達(健康診断のお知らせ、空調設備点検のお知らせなど)などは、BCCによる一斉送信を使って送られます。

一斉送信時の本文宛先

メール本文には宛先を入れるのがマナーです。しかし、BCC一斉送信では個別の宛先を入れる意味はありません。そのため、「各位」など、個人は特定できなくともどのような所属メンバーに対してメールが送られているのかを提示しておきます。

同業者団体会員宛:○○会 会員各位
全社員宛:全社員各位

一斉送信時によく使う但し書き「BCCで失礼します」とは?

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初回公開日:2017年07月24日

記載されている内容は2017年07月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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