円マーク(¥)の持つ意味とは?領収書での使い方や注意点も紹介
更新日:2024年11月09日
領収書における円マーク(¥)の使い方
必ず金額の前に書いてください。記述することで日本円の証明になります。円マーク(¥)が記述されていないと、領収書によってはどこの国のお金なのか迷うこともあります。
しっかりと記述することで、正しい金額を明示でき間違って解釈されることを減らすことができるでしょう。
また、円マーク(¥)を金額の前に書いたら金額の後に「ー」と横線を記述することで、金額の後にも不正に数字を足されることを防ぎます。セットで覚えておくと良いでしょう。
領収書への使用例
金額の改ざんやその他、不正行為を未然に防ぐために重要な役割を担っている円マーク(¥)です。新たに数字を足して金額をコントロールされないために、正しく書く必要があります。使用例としては下記になります。ぜひ、参考にしてみてください。
- 「¥○○○,○○○,○○○-」
- 「¥○○○,○○○,○○○※」
書き忘れた時は?
書き忘れてしまい、不安な気持ちになった人も少なからずいるでしょう。しかし、書き忘れてもとくに問題はありません。金額のみの記述でも領収書として正式に扱われるからです。もちろん、その他の書類も同等のことがいえます。
しかし、先述したように不正行為や改ざんをされる可能性も高くなります。そのため、日頃から書き忘れないように金額を書く際は、必ず円マーク(¥)も書くクセをつけておきましょう。
領収書では円マーク(¥)と「円」ではどちらが適切?
領収書では、円マーク(¥)と「円」はどちらでも問題はありません。しかし、円マーク(¥)を使うのが一般的です。領収書はとくに不正行為の対象になりやすい書類の一種で、金額を都合の良いように書き換えられてしまう可能性も高いです。
しっかりと円マーク(¥)を記述することで、金額の改ざんを防ぐことができます。よっぽどのことがない限りは、円マーク(¥)を書いたほうが無難といえるでしょう。
円マーク(¥)を使う時の注意点
円マーク(¥)は、そのマーク1つだけで「円」の意味も同時に含まれています。そのため、金額の後に「円也」は不要です。金額の後には不正防止の「-」を書くことはあっても、とくに何か書く必要はありません。円マーク(¥)は非常に使い勝手が良いといえます。
金額の前に円マーク(¥)ではなく「金」と記述した場合は、金額の後は「-」ではなく「円也」で締める必要があります。セットとして「¥○,○○○-」「金○,○○○円也」と覚えてしまうと良いでしょう。
また、「円」と漢字で書いたら留めも漢字にする、と覚えると間違いにくくなるでしょう。意味は同じのため、どちらで書いてもらっても結構です。ちなみに、「金」と「円也」のセットは、手書きに使われることが多く印刷ではほとんど見られません。
マイナス金額を表すときの位置
円マーク(¥)のあとに、マイナス表記(−)を記します。マイナス表記を先に記述してから、円マーク(¥)を記述する間違いが多くみられます。
円マーク(¥)は通貨そのものを表すマークのため、マイナス表記のあとに記すのは意味合いとしておかしいです。間違いがないように、必ず円マーク(¥)を先に記述しましょう。
国際的には「JPY」が使われることが多い
通貨は3文字で表すというのが、国際的なルールとして決まっています。「日本の通貨」とはっきりとわかるように、JAPANの「JP」とYENの「Y」を合わせて「JPY」と表記されます。
どの国の人が見ても認識できるように、わかりやすく表記をしているとのことです。また、ほかの国でも同じような形式で記述されています。しかし、EUR(ユーロ)のようにそれに当てはまらない場合もあります。
円マーク(¥)の使い方を理解しよう
円マーク(¥)は領収書や金融機関の書類に記述する際には、利便性の高いマークです。世界共通のため、海外でも通じます。
当たり前のように普段から使用している人も多くいますが、本来の意味や正しい書き方を知っている人は少ないでしょう。円マーク(¥)を使う際のルールを把握し使い方を理解し、今後に役立ててみてください。
初回公開日:2017年08月08日
記載されている内容は2017年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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