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お誕生日席は上座・下座どちらなのか・意味と定義|ビジネス

更新日:2024年02月19日

あなたは「お誕生日席」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。普段何気なく使う、みんなが知っている言葉のように感じますが、お誕生日席には正式名称があります。「お誕生日席」について、意味や定義、上座や下座どちらであるのかなどを紹介いたします。

上座と下座

「お誕生日席」という言葉は、現在では何気なく使う言葉となっていますが、「お誕生日席」の正しい意味をご存じでしょうか。お誕生日席というのは、上座にあたるのでしょうか。または、下座にあたる席なのでしょうか。お誕生日席について説明する前に、まずは上座・下座について紹介いたします。

席順のマナー

席順には、一般的に上座と下座が存在します。自分が座る位置によって、目上の方や年長者の方、場合によってはお客さまに対して、敬意の気持ちを表したり、おもてなしの気持ちを示したりすることになります。どの席が上座であり、どの席が下座であるかを判断することができるということは、ビジネスでも必要な知識であり、社会人にとって大変重要なことです。

席順のというのは、座席の順序のことを指します。また、席次と呼ぶこともあります。席順には、上座の席や下座の席が必ずあります。上座や下座は、和室や洋室、車内やエレベーターなどと、さまざまな場面で存在しています。基本的には、まずは下座に座ることが一般的なマナーとなっていますが、勧められた場合には、指定された位置へ座ることがマナーとなっていますので、注意しましょう。

逆に、目上の方や年長者、お客さまをお迎えする際には、上座の席に案内するようにしましょう。

上座と下座が大切な理由

上座や下座というのは、ビジネスシーンでは常識の範囲であり、とても重要なマナーのひとつであると言えます。上座・下座を間違えたり、怠ったりすると、お客さまや取引先の方などに失礼な印象を与えてしまう可能性も大いにあります。

上座・下座というのは、座る席の位置であったり、場合によっては立つ位置がどこになるか、ということで決まります。お客さまと社員、上司と部下、先輩と後輩などというように、役職や年齢、立場に対する敬意の表れやおもてなしの気持ちです。地位や役職、年齢を無視することは、相手にとても失礼な印象を与えます。相手にとって、気持ちの良いものではないでしょう。

日本人は、座る位置や立つ位置に対する感覚がたいへん敏感だと言われています。相手に失礼な印象を与えることがないように、社会人にとって上座・下座について正しい知識を身に着ける必要があるでしょう。

お誕生日席は上座・下座どちらなのか

上の項目で、上座と下座について説明しました。上座と下座というのは、ビジネスシーンなどでよく使用される、目上の方や年長者、お客さまに対する敬意の表れやおもてなしの気持ちを示すものでした。では、ここからはお誕生日席についてみていきましょう。お誕生日は上座にあたるのでしょか。また、下座にあたるのでしょうか。

上座と下座の考え方

お誕生日席は上座と下座のどちらになるのか、ということを考える際に、上座と下座の基本的なルールを知っておく必要があります。席とテーブルがある個室における、上座と下座の基本的なルールとは、基本的に入口から最も遠い席が上座となり、入口から最も近い席が下座となります。

この基本的ルールについての由来は諸説ありますが、武士の時代に、敵が入口から入ってきた際に、最も地位の高い大将が討たれてしまっては困るため、入口から最も遠い席に座ったことが、上座と下座の由来とされています。

これらの考え方から考えると、お誕生日席はどのようになるのでしょうか。「コ」の字型にテーブルを配置したときには、お誕生日席は上座となります。お誕生日席が上座になる理由は、コの字型に座っているメンバー全てを見渡すことができる席が、唯一お誕生日席だから、ということになります。

ビジネスでのお誕生日席のマナー

社会人になって初めて、上座や下座があることを知る方も少なくないのではないでしょうか。社会人になり会社に勤める前では、家族や親せきと食事をしたり、友達と一緒に配置されている席に座ったりと、上座・下座を意識することは、必要のないことでしょう。

しかし、上座と下座についてのマナーは、社会人にとっては常識であり、知らないと恥をかいてしまうようなことでもあります。上司を下座に案内し、自分が上座に座ってしまうなどということがあれば、周囲の目も変わってくるでしょうし、何より相手に失礼な印象を与えてしまいます。そうならないためにも、ビジネスにおける、上座・下座のマナーはとても大切なものとなります。

では、ビジネスにおけるお誕生日席のマナーとは、どのようなものなのでしょうか。以下の項目で詳しく説明いたします。

目上

目上の方がいる場合には、迷わず上座の席へ案内するようにしましょう。ビジネスでお誕生日席を使用する場面はさまざまですが、会議などで「コ」の字にテーブルを配置する場合があります。会議に参加するメンバーの中で、明確に地位や役職が高い方が出席する場合の会議などでは、「コ」の字型にテーブルが配置されることが多々あります。

役員会議などで、「コ」の字型に長テーブルが配置されている場合には、お誕生日席が上座となります。目上の方がいらっしゃる場合には、お誕生日席へ案内するようにしましょう。「コ」の字型にテーブルを配置した場合、お誕生日席が会議に参加しているメンバー全員を見渡すことができる席となります。

上司

上司がいる場合も同じで、お誕生日席が最も上座となりますので、会議などではお誕生日席に上司を案内するようにしましょう。上司がたくさん会議に参加する場合には、役職の高い上司の方を上座へ案内します。会議が始まるまでに、参加する上司の方の役職を事前に調べておき、その場で慌てることのないように、前もって席順を決めておくとよいでしょう。

状況別お誕生日席のマナー

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初回公開日:2018年04月01日

記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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