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御中の消し方・書き方・就活での消し方・FAXの場合|縦書き

更新日:2024年04月10日

御中の正しい消し方はご存じでしょうか?企業間で書類のやり取りなどをする際には、御中や様など敬称をつけますが、これを消して送らなければならないこともあります。御中などの消し方を間違っていると相手に失礼ですので、正しいマナーを身に付けておきましょう。

御中の消し方は?

ビジネスでは企業間で書類などのやりとりをすることが多く、データで送信するのではなく、郵送を用いてやり取りをすることもあります。一度のやりとりだけで終える場合は特に注意すべき点はありませんが、相手が送ってきたものに対して返送する場合などは御中の消し方に注意しなければなりません。

自社の名前に御中がついていれば、それを消してから相手の企業に返送する必要があります。御中は相手への敬意を示す言葉であり、自社に対して、自社の担当者に対して敬称を用いるのは不自然です。

御中は消してから返送しなければなりませんし、その消し方にもさまざまなマナーがあります。消し方のマナーを間違えると相手に失礼になる可能性もあるので注意が必要です。御中の正しい消し方を知って、上手に書類のやり取りを進めていきましょう。

縦書き

御中の消し方を考えるにあたって考えなければならないのは、書類や封筒の書き方です。この書き方によって消し方が違いますので注意しましょう。書類や封筒が縦書きの場合は、自社宛ての御中と書かれている文字に縦線を引いて消します。

基本的には文章の流れに沿って線を引くのがマナーですので、縦書きの場合は縦線を引いて御中や様など自社に宛てた敬称を消していきましょう。また御中を消す際に引く線は2本です。線は1本ではなく、二重線を引いて消すのが正しい消し方になります。

縦書きの場合は縦の二重線を引いて御中を消すようにしましょう。

横書き

書類のやり取りの形式はさまざまですし、封筒の書き方も企業ごとに異なっています。封筒や書類が縦書きになっている場合もあれば、横書きの場合もありますので、その際には訂正の二重線は横線で引くのがマナーになります。

縦書きの場合は縦線、横書きの場合は横戦であることをしっかりと覚えておきましょう。縦書きでも横書きでも線の向き以外のマナーは同じです。線の向きに注意した上で、その他のマナーについてもしっかりと守って御中などの敬称を消すようにしましょう。

線はどの向きでもOK

御中の消し方としては、基本的には縦書きの場合は縦線、横書きの場合は横線となりますが、これは厳密に決まっているものではありません。そのため縦書きで横線、横書きで縦線を引いたとしても間違いではなく、相手の企業に対して失礼になるわけではありません。

文字の流れに沿って線の向きを変えるのは、全体のバランスを保つためであり、その方が綺麗に見えやすいからです。線の向き自体はどちらでもいいものの、少しでも綺麗に見せて見栄えをよくするのであればそれぞれの文章の向きに合わせて引くことが大切です。

また御中の消し方としては縦線と横線以外に斜めの斜線で消す方法もあります。どの消し方でもきちんと二重線が引かれていることが大切ですので、それだけは忘れないようにしましょう。

フリーハンドで引く

御中の消し方としては二重線を引くだけでOKですが、二重線が引いてあればそれでいいわけではなく、丁寧に線を引くことを心がけなければなりません。二重線が引かれていても、それがあまりに適当ではマイナスの印象を与えてしまいますし、雑な印象を与えてしまいます。

企業とのやり取りに真剣ではないと思われてしまう可能性もありますし、線が曲がらないようにゆっくりと丁寧に引くことが大切です。また丁寧に引くからといって、定規を使用する必要はありません。

定規を使えば綺麗に真っすぐな線を引くことができますが、あまりに真っすぐすぎる線だと違和感があり、これもマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。二重線はフリーハンドで構いませんので、丁寧に引くことを心がけましょう。

修正液は使用しない

御中を消すのは自社に対して敬称を用いるのは不自然だからであり、訂正のために二重線を引きますが、訂正するからといって修正液や修正テープを使用するのはNGです。御中の消し方としては二重線のみが認められていますので、それ以外の方法で訂正してしまうとマナー違反となり、相手に対して失礼になってしまいます。

また御中が書いているものであり、修正液などで修正してしまうと、相手が間違っていると伝えることになります。宛先に御中が書かれていても間違いではありませんし、これは正式なマナーでもあります。

修正液を使用することで、正しいマナーを否定することになりますし、非常識な印象を与えてしまいますので、必ずボールペンで二重線を引くようにしましょう。

訂正印は不要

二重線を引いて訂正すれば、訂正印が必要なのではないかと考える人も多いですが、封筒や書類などのやり取りで御中を消す場合には訂正印は必要ありません。二重線に訂正印を押しての消し方は履歴書やその他公的な書類に使用するものですし、企業間でのやり取りの封筒で使用することはありません。

また訂正印を押しての訂正も、自分の間違いを正すものであり、相手が書いたものに対して印鑑を押してしまうと相手が間違っていると主張してしまうことになってしまいます。自分で間違って書いてしまった場合は二重線+訂正印が正しい消し方ですが、相手が書いたものを消す際にはそれは必要ありません。

御中を消す場合には訂正印は不要ですので、二重線だけで消すようにしましょう。

御中の消し方と書き方は?

御中の消し方の基本的なマナーやルールを理解すれば、実際にどのように消し、書き足していくのかを考えていきましょう。企業からの書類や封筒などで返送する場合は御中を消すだけではなく、新たに書き足さなければならないものがありますし、それを忘れてしまっては相手に失礼にあたる可能性があります。

御中の消し方だけではなく、正しい書き方についても理解しておきましょう。

相手の企業が自社宛てに書類を郵送し、それをそのまま返送、さらに相手の企業からの返信が必要な場合は、まずは自社の宛先に書かれた御中を消します。消し方は縦書きか横書きかによって異なりますが、どちらの場合でも丁寧に二重線を引いて訂正します。

自社の企業名に付けられた御中を消せばそれでいいわけではなく、訂正した箇所のすぐ近くに「行」と記します。「行」は企業宛てであることを示した言葉であり、敬称を用いていない言葉です。

自社に対して御中と敬称をつけるのは不自然ですので、自社宛てに返送してほしいときには、企業名の後に「行」と書いて返送します。縦書きの場合は御中の下や左、横書きの場合は御中の右に書くのが一般的です。

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初回公開日:2018年04月05日

記載されている内容は2018年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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