「ご確認の上」の意味・使い方とは?例文や言い換え表現について解説
更新日:2024年05月12日
「ご確認の上ってどんな意味があるの?目上の人に使ってもいい?」
「ご確認の上とご確認のうえは、どっちが正しい表記なの?」
「どんな場面で使うのが正しいの?使い分けるのが難しそう」
このように、ビジネスの場では聞き慣れた言葉でも、はっきりとした意味を把握せずに、なんとなく使っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、「ご確認の上」が示す意味や敬語の種類、3つの言い換え表現をご紹介します。併せて「ご確認の上」の使い方を例文を添えて解説しているため、自信を持って例文を用いて表現することができるでしょう。
この記事を読むことで、使い方と一緒に注意点も把握することができるため、どんな場面でも適切に使用することが可能です。
正しい使い方ができているか気になる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
「ご確認の上」の意味
「ご確認の上」は、確認した後にという意味があり、しっかり確かめた後の行動を促すときに使います。相手に内容を確認してもらうことが前提の言葉であり、正しい使い方を確認することで、さらに幅広い場面で使うことができるでしょう。
ここからは、「ご確認の上」について詳しく見ていきます。
「確認した後に」を意味する
「ご確認の上」の言葉の意味を理解するポイントは、「~の上」の意味です。「ご」は、「確認」を丁寧にする前頭詞であり、「確認」は「はっきり認める」「はっきり確かめる」の意味があります。
そして、「~の上」は「~した後」「~した結果」と言う意味があるので、これらを組み合わせると、「確認した後に」という意味になるのです。
目上の人に使える尊敬語
「ご確認の上」は、目上の人にも使える尊敬語であり、敬いを表す表現のため、やりとりの最中に使用しても問題ありません。
「ご確認の上」についている「ご」は、丁寧語、謙譲語、尊敬語のいずれにも使うことができるため、相手の年代やシチュエーション問わず使用できるでしょう。
「ご確認の上」の使い方・例文
ビジネス文章や社内・社外での連絡などで頻繁に使う「ご確認の上」は、相手に確認を求めるときに使います。
「ご確認の上」が文頭にくる場合も多いですが、「ご確認の上」の前に結果的にしてほしいことに対する条件や手順を提示することもあります。
例えば、「内容をご確認の上、ご返信をお願いいたします。」とあるときには、返信する行動(結果)に至る前に、しっかりと内容を確かめることを、相手から依頼されていることです。
使い方と一緒に、日常やビジネスシーンでみられる、「ご確認の上」を使った例文をいくつかみていきましょう。
返信してほしい場合
メールにて「内容をご確認の上、同封の返信用封筒にてご返事くださいますようお願い申し上げます。」のように十分な確認をした後、返信を必要としているときに、「ご確認の上」が使われます。
内容に間違いがないかや、分からないことの有無について確認するときに多く使われるため、相手と円滑に話を進めるためには必要な言葉です。
承認してほしい場合
内容を確認してから、承認してほしいときにも、「ご確認の上」が使われます。しかしこの場合、「ご確認の上、ご承認ください」と伝えてしまうと、意味の捉え方によっては、承認を前提に話を進めているようにも捉えることができます。
そのため確認してもらってから、相手に承認を得たいときは、「ご確認の上、ご承認ください」よりは、「ご確認の上、ご承認いただければと存じます」と伝えた方が、好ましい表現と言えるでしょう。
連絡してほしい場合
ビジネスの場で相手からなかなか連絡が来ないときに、連絡を待っていることを相手に伝える方法として有効です。
この場合すぐに催促の連絡を入れてしまうと、相手によっては不快に感じてしまう人もいるため、最低でも数日間は日にちを開けた方がいいでしょう。
「資料が揃っていることをご確認の上、ご連絡ください」のように、連絡を待っていることを相手に伝えることができます。
相手から連絡待ちで「ご確認の上」を用いた連絡があったら、連絡が来ず不安になっている可能性もあるため、早めの連絡を心がけましょう。
「ご確認の上」の注意点
つぎに、ビジネスの場でよく結びの文句として使われる「ご確認の上」の注意点をご紹介します。漢字とひらがなの違いや、言葉の付け加えによって違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
初回公開日:2017年07月26日
記載されている内容は2017年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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