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「それに伴い」の意味と使い方|ビジネスでの使い方・メールでの例文

更新日:2020年08月14日

普段の生活の中では全く使わないものの、ビジネスシーンでは当たり前に出てくる言葉の一つ「それに伴い」について、意味や使い方、そして使用例についてこの記事でご紹介しています。さらに「それに伴い」を使う場面を三つに分け、それぞれの場面ごとの例文をご紹介しています。

それに伴いの意味と使い方

普段の生活の中ではまったく使わないものの、ビジネスの場面では当たり前に出てくる言葉の一つ「それに伴い」について、意味や使い方、そして使用例についてこの記事でご紹介していきます。

「それに伴う」ってどういう意味?

まず最初に、根本的な言葉の意味の理解から始めたいのですが、「それに伴う」の「それ」は指示語ですので、それ単体では意味らしい意味がありません。前の言葉を受けて「それ」が成立するわけです。

後ろ半分の「伴い」は、立派に意味がある動詞です、意味は今さら調べなくてもと言われそうですが、広辞苑で調べると、
①つれだつ。つれそう。いっしょに行く。つれて行く。
②同時に生ずる。同時に生じさせる。つきまとう。
という意味が出てきます。

つまり、「それに伴う~~」という文章の意味としては「それ」が発生した、「それ」が成立したことによって「~~」も発生した、「~~」が成立した、「~~」の状態になったという意味になります。

「それ」って、なんだ?

「それに伴い」という言葉そのものの意味はわかったものの、「それ」は具体的にはなんなの?とツッコみが入るのが当然だと思いますので、「それ」についても見ていきます。

当然ですが法律用語で<停止条件>という言葉があるのがご存知でしょうか?ある条件が達成されるときまで契約の履行が中断される場合、その条件のことを停止条件と言います。例えば「この試験に合格すれば昇給できる」という契約を会社としたとすると、あなたは試験に合格すれば昇給されるものの、現在、試験に合格していないためにあなたの昇給は停止されているわけです。ザックリと言えば「○○であれば××になる」「○○すれば××できる」の○○部分が、停止条件になります。

なぜ唐突に法律用語の解説をしたかと言いますと、「それに伴い」の「それ」は「○○であれば××」「○○すれば××」の○○部分を指す場合が多いからです。さっきの具体例を使って早速「それに伴い」の例文を作ってみると、「あなたはこの試験に合格しました。それに伴い、あなたの昇給を認めます」という風になります。

ビジネスにおけるそれに伴い

なんとなく、「それに伴い」と言葉の意味がわかってきたところで、少し実践編に入ってビジネスの場での使い方について考えていきます。

ビジネスの場での「それ」とは?

上の方で「それに伴い」の「それ」は「○○であれば××」「○○すれば××」の○○部分を指す場合が多いと書きました。その言葉通りに受けっとっていただくと「それ」という言葉で指示できる言葉は意外と数が多いです。しかし、ビジネスの場ではある程度、「それ」の範囲が決まっています。ビジネスの場で“それ”と指示される言葉の大半は「ご契約」だと思っていただいて間違いありません。

契約が成立することで、サービスを受けることができますよ、対価を支払う必要がりますよ、といった場面で「それに伴って」という言葉がよく登場します。

「それ」を置き換えて使うことも多い

ビジネスの場では、曖昧な指示語は必ずしも好まれません。「それに伴い」の「それ」部分もわざわざ「それ」のままにしておく必要がある場面も少ないため、「それ」を最初から具体的な言葉に替えて「ご契約に伴い」と表現するのを好む人も多いです。

特にメールの場合は「それに伴い」であれば「前回の契約ありがとうございました。それに伴って」と二文にしなくてはならないところを、「前回のご契約に伴って」という風に一文でまとめて書けることもあり、「それ」部分を具体的な言葉で言い換えがちになります。

類義語も知っておこう

「それに伴い」という言葉は接続語という事もあり便利な言葉なので慣れてくると、ついつい多用しがちです。しかし、一通のメールの中に何度も「それに伴い」という言葉が出てくると、文章の見てくれも悪く、作成者のボキャブラリーが貧困だと見なされるため、代表的な言い換え表現をご紹介いたします。

・「それと同時に」
 →“伴い”部分に“同時に生ずる”という意味があると最初の方でご紹介しましたが
当然ながら“伴い”を“同時に”替えても意味するところはまったく同じです。一番、汎用性の効く言い換えです。

・「つきましては」
「○○であれば××」のうち、××部分が「納品完了いたしました。つきましては、代金をお支払いください。」といった相手のアクションを求めている場合で使える言い換え表現です。言い換えられる範囲が狭いです。

・「それによって」
「○○であれば××」のうち、○○部分が気持ち強調された表現です。どういうシチュエーションでも使えますが、○○部分が、「貴社の契約違反がわかりました。よって、本契約を無効とします」といった風に相手の瑕疵(悪い所)の場合に映える表現になります。

それに伴いの敬語表現

ビジネスの場面で大切な敬語。無知から間違えて大恥をかかないように、「それに伴い」にも敬語表現はあるのか見ていきたいと思います。

敬語表現はない

「それに伴い」という言葉は、基本的には「しかし」や「けれども」「ですが」といった接続詞と同じ役割をする言葉です。「しかし」はしかしであって、敬語表現がないように、「それに伴い」にも敬語表現はありません。

ちょっと丁寧にはできる

けれども、「それに伴い」という言葉は、「それに」の部分と「伴い」の二つの言葉を組み合わせてできている言葉ですので、それぞれを丁寧な表現に変えることは可能です。具体的には「それに」を「そちらに」、「伴い」を「伴いまして」に言い換えることで「そちらに伴いまして」とちょっと丁寧な言い回しにすることができます。

また、上の方でも紹介しましたが、「つきましては」という表現も相手に丁寧な印象を与える言い回しです。無理繰りに言い換えしていくのは避けるべきですが、必要に応じて、「それに伴い」と似たような意味を持つ丁寧に聞こえる言い回しに置き換えるのも手です。

メールでそれに伴いを使う場合と例文

言葉の意味やどういう場面で使うのか知っていても、自分が使いこなせていなければ知らないのと同じです。「○○であれば××」だとすると、××が相手にして欲しい系、××がこっちからしてあげる系、○○に相手の瑕疵(落ち度)の系三つのシチュエーションごとの「それに伴い」の例文を簡単に紹介いたしますので、ご参考にしてください。

「○○であれば××」だとすると、××が相手にして欲しい系

一番、使う機会の多いシチュエーションです。早速、例文紹介です。

例)
「弊社とのご契約ありがとうございました。それに伴いまして、指定いたしました口座に期日までにご入金願います。」

ちなみに、「それに伴い」を「つきまして」で言い換え可能とご紹介しましたが、言い換えると、以下の通りになります。

例)
「弊社とのご契約ありがとうございました。つきましては、指定いたしました口座に期日までにご入金願います。」

「○○であれば××」だとすると、××がしてあげる系

初回公開日:2017年07月21日

記載されている内容は2017年07月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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