「それに伴い」の意味と使い方|ビジネスでの使い方・メールでの例文
更新日:2024年10月15日
メールでそれに伴いを使う場合と例文
言葉の意味やどういう場面で使うのか知っていても、自分が使いこなせていなければ知らないのと同じです。「○○であれば××」だとすると、××が相手にして欲しい系、××がこっちからしてあげる系、○○に相手の瑕疵(落ち度)の系三つのシチュエーションごとの「それに伴い」の例文を簡単に紹介いたしますので、ご参考にしてください。
「○○であれば××」だとすると、××が相手にして欲しい系
一番、使う機会の多いシチュエーションです。早速、例文紹介です。
例)
「弊社とのご契約ありがとうございました。それに伴いまして、指定いたしました口座に期日までにご入金願います。」
ちなみに、「それに伴い」を「つきまして」で言い換え可能とご紹介しましたが、言い換えると、以下の通りになります。
例)
「弊社とのご契約ありがとうございました。つきましては、指定いたしました口座に期日までにご入金願います。」
「○○であれば××」だとすると、××がしてあげる系
使う機会は上の××が相手にして欲しい系より少ないですが、きちんと自社がするべきことをしていますよ、とアピールする表現ですので、とても重要な言い回しです。この言い回しが咄嗟にできるかどうかで少し差が付きます。
例)
「弊社とのご契約ありがとうございます。それに伴いまして、弊社の方で納品作業を進めていきますので、よろしくお願いいたします。」
こちらも、「それに伴い」を「それと同時に」で言い換え可能とご紹介いたしましたので、言い換え例を記載しておきます。
「○○であれば××」だとすると、○○に相手の瑕疵系
一番使う機会が少ないと言いますか、使わないで済んだらそれに越したことがないシチュエーションの表現ですが、せっかくなので、こちらの例文もご証いたします。
例)
「弊社とのご契約ありがとうございます。万が一、契約不履行ということになりましたら、それに伴いまして、貴社には罰則金が発生いたしますことご承知ください。」
便利な接続語であるそれに伴いをうまく使おう!
「それに伴い」という言葉は「しかし」や「けれども」のような接続詞と同じ役割を果たす様々なシーンで活用できるとても便利な言葉です。しかし便利だからと言ってメールの文章でこの「それに伴い」を多用すると文章の見てくれが悪くなってしまいます。
そんな時は、上記でご紹介しました「つきましては」や「それによって」などの類義語に置き換えましょう。そうすれば、文章の見てくれも良くなり、作成者のボキャブラリーが貧困だと思われません。
今回は「それに伴い」という言葉の意味や使い方についてご紹介させて頂きました。
初回公開日:2017年07月21日
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