「嬉しく存じます」の意味と使い方を紹介!例文や言い換え表現も解説
更新日:2024年11月27日
「嬉しく存じます」という言葉ですが、丁寧な敬語表現としてビジネスシーンや公の場で挨拶するときなどでよく耳にする言葉ですね。
日常の会話の中ではあまり使う機会も無いため、どのような場面や相手に対して、「嬉しく存じます」という言葉を使えば良いのかと、考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
深く考えずに丁寧に表現しようとして「嬉しく存じます」という言葉を使うことで、逆に相手の方に違和感を与えてしまうこともあると思います。
この記事では、「嬉しく存じます」という言葉の正しい意味と使い方や、他の表現の仕方、また英語での使い方などを解説したいと思います。
記事を読むことで、「嬉しく存じます」を正しく使えるようになるでしょう。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
「嬉しく存じます」の意味
「嬉しく存じます」は「嬉しく思います」をより丁寧に表現した言葉です。
「存じます」は、「思う」「知る」の謙譲語である「存ずる」と丁寧語の「ます」を合わせた言葉で、自分をへりくだった言い方の敬語として使用されます。
「嬉しく存じます」は、ビジネスの場や目上の人に対して、嬉しく思う気持ちを、自分がへりくだり相手を敬う気持ちを込めて伝える時に使われる謙譲表現になります。
「嬉しく存じます」は「喜ばしい」という意味
「嬉しく存じます」の「嬉しい」とは、自分の望みが叶い満ち足りた気持ちを表現しています。「嬉しい」気持ちを敬語にすると「喜ばしい」となります。
ビジネスの場や目上の人など敬う人のおかげで、物事が自分の望みどおりになり嬉しい気持ちになった時に喜ばしいと感じるのです。
この様に喜ばしい気持ちにさせてくれた相手に対して、感謝の気持ちを込めて伝える時に使う言葉が「嬉しく存じます」です。
「嬉しく存じます」の使い方・例文
「嬉しく存じます」を使う時ですが、自分の希望や理想としていることを叶えてくれた人に対してお礼を述べるときに使います。
友達や同僚などの親しい間柄では使う言葉ではありません。
自分が尊敬している人や上司、また仕事での取引相手の方のように礼儀正しく接しなければならない様な方に対して使うのが相応しいでしょう。
ここでは「嬉しく存じます」の使い方や例文を紹介していきます。
「嬉しく存じます」の使い方
「嬉しく存じます」は、自分のことに対してと他人のことに対して嬉しいと思った時の、両方の場面で使うことができます。
嬉しく思う気持ちを丁寧に表現した言葉なので、目上の人やビジネスの場など、丁寧な対応が求められている時に使うといいでしょう。
もちろんメールや手紙などで、挨拶やお礼をする時に使用することも問題はありません。
ビジネスシーンやメールでも使える
ビジネスシーンやメールなどでは、よりかしこまった言葉で、相手を敬う気持ちを表現することが大事になってきます。
嬉しく思っている気持ちを伝える時に、「嬉しく思います」よりも「嬉しく存じます」と表現したほうが、自分がへりくだって相手に対して敬意を示しているのが伝わるのではないでしょうか。
「自分のことに対して」嬉しく感じたときに使う
「嬉しく存じます」を、自分のことに対して嬉しく感じたときに使う場面ですが、上司や目上の人から自分のことを褒められたり高い評価をもらったりした時、自分の希望を叶えてもらったりした時など、また日頃からお世話になっている方へお礼を述べる時などですね。
そんな時に、相手を敬い感謝の気持ちを込めてお礼を伝えるときに「嬉しく存じます」を使います。
「他人のことに対して」嬉しく感じたときに使う
「嬉しく存じます」を他人のことに対して嬉しく感じた時に使う場面とは、目上の方やお世話になっている方自身に良いことが起きた時や、相手の方の属する組織やグループ、またご家族の方に良いことがあった時などですね。
そんな時に、相手の方といっしょに喜びを分かち合い、自身も嬉しいことを伝える時に「嬉しく存じます」を使います。
過去形は「嬉しく存じました」
「嬉しく存じます」を過去形で使用する場合は「嬉しく存じました」とします。
「思います」「見ます」のように、「ます」で終わる言葉を過去形で表すとき「思いました」
「見ました」と表現しますよね。
「存じます」も同じように「ます」を「ました」と変えることで過去形になります。
「嬉しく存じます」の例文
初回公開日:2017年08月08日
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