「気苦労が絶えない」の意味と使い方|敬語で使う場合・脱出する方法
更新日:2024年10月19日
気苦労・気苦労が絶えないの意味と使い方
気苦労ってどんな意味
日本人に多くいると言われている、他人に気を使って疲れてしまう気苦労ですが、そんな気苦労が絶えない日々の暮らしを楽しくしたいと思っている人が多くいることでしょう。
そもそも気苦労とはどんな意味でどんな状態を指しているのでしょう。
まず、気苦労の意味ですが、辞書によると、あれこれと気を使って、精神的に疲れること、精神的に苦労していることやその状態などといった意味があります。
具体的にはどんな状態
生活にはりがない、やる気が出ない、気が重いなどと感じているのもこの気苦労の状態を指しています。また、気配りは世の中で生活していく上でも欠かせない大事なマナーですが、あまり他人のことばかり考えて行動すると、どうしても気苦労が絶えない日々を送ることになります。そして、度が過ぎるとからだを壊したり精神的なダメージを受けることにもなりかねないので注意が必要です。
うつ病、恐怖症、不安症などの精神病にならない考え方や気苦労が絶えない生活からの脱出法などについて次項から紹介します。
どんな人が気苦労を感じやすい?
会社の仕事や同僚に先輩や上司などとの関係に気苦労が絶えない日々の生活を送っているサラリーマンはどうしても、いろいろなことに気を使ってしまって精神的な苦労が続き、精神的に疲れることが多くなり気苦労の状態になりやすいのが現状です。
予定があるのに、上司からの命令が断れないまじめなサラリーマンや他人の面倒なことを気軽に引き受けてしまう気のいい人などがかかりやすい精神的なストレスによるダメージの気苦労状態になってしまいます。
いやなものははっきりと断れる、他人から頼まれてもできないと言えるなどマイペースな人は比較的ストレスを感じにくく、生活をエンジョイできるタイプでしょう。
敬語で気遣う場合
気苦労を感じている先輩や目上の人に対して励ましのために、敬語で話すと時や文書で表現した時にはどんな言葉が適切でしょうか。敬語と言えば頭に「お」、「御」などをつけるのが一般的ですが、この気苦労には「お」がつけられませんので気苦労と同じ意味を持つ「心労」の言葉に、「ご」つけた「ご心労」が最適です。
また、「心労」と類似語として「心配」、「悩み」などもあります。その「心配」に「ご」をつけた「ご心配」、「悩み」に「お」をつけた「お悩み」が一般的に使われていますが、目上の人に対して思う気持ちがよく伝わる会話でもまた、文章でも最適な言葉は「ご心労」です。
気苦労が絶えない状況を脱出する方法
上司や同僚に部下などの人間関係にまじめ過ぎたり、他人のことばかり考えて生活をしていると気苦労が絶えない状態が続き、あまり長く続くと、精神的なダメージも多くなりうつ病、対人恐怖症などのストレスによる病気になりかねません。
そんな状態になる前に気苦労が絶えない状況を脱出しなければなりません。脱出でもっとも大事なのが、自分自身のものの考え方にあります。以下項目ごとに説明します。
マイナスイメージはダメ
マイナスイメージよりもプラスイメージを持つことは人生でとても大事です。それを証明するのが、スポーツ、芸術、音楽など全てにおいて成功している人に共通しています。各界の偉人と言われた人たちのインタビューに出てくる言葉としてマイナスイメージは持たないと言っています。それほどイメージは大事です。
不安症の人は自分に自身が持てず、どうしてもマイナスイメージになりがちになります。このマイナスイメージこそが全てをダメにしてしまいます。病気や悩みを持っている人は特にプラスイメージを持つようにすることがとても大事です。
無理せずマイペースに
必要以上に無理しないマイペースの人生はとても大事です。気苦労が絶えない状況を脱出するには、自分が嫌なものを無理して引き受けない、自分の気持ちを殺してまで他人のことばかり考えないことです。
物事をあまりまじめに考え過ぎずに、軽く受けるなどの気持ちの切り替えで気苦労が絶えない状況にならずにすみ、また、脱出もできます。無理せずマイペースと簡単に言っても仕事を持っているサラリーマンをはじめ、多くのビジネスマンには厳しいのが現実です。ただ、頭の片隅にこの思いを入れているだけでも随分違ってきます。
無理をしない勇気が大事
生活していく中では無理をすることが必要なときもあります。無理して物事を進めると一時的には対応できますが、それが長く続くと、からだを壊したり、気が重い、やる気が出ないなどの精神的なダメージを受けることになります。周りをあまり気にしないで無理しない決断を下す勇気がとても大事です。
自分だけでは決断できなかったら、周りの友人や先輩などの意見や専門家によるアドバイスを受けるのも大事です。特に精神的なダメージを長く受け続けると、簡単には治らない精神的な病気になりますので早めの対応が重要です。
頑張りすぎない
性格がまじめな人ほどつい頑張り過ぎます。周りから見ていてもそこまで頑張らなくてもと思うほど頑張ってしまいます。
何かをはじめたら、結果がでるまで頑張ることは大事ですが、結果が出なくても、そこまで頑張った自分を褒めることも重要です。結果が出るまでがむしゃらに頑張ってもからだや精神的にダメージを受けてしまえば元も子もないと考えましょう。頑張りすぎない勇気と妥協する決断がとても重要です。わかっていても行動しなければ意味がありません。
人生は長いものです。途中で休むことを心に刻んでおくべきです。
初回公開日:2017年07月23日
記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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