「後ほど」の意味と使い方|後ほどとはどれくらいの期間なのか
更新日:2024年06月15日
「後ほど」を使用した例文を幾つかご紹介します。
「後ほどこちらからご連絡致します」
「後ほどご挨拶に伺います」
「後ほど書類を郵送致します」
「後ほどメールにてご案内致します」
「後ほど社員がお迎えに上がります」
先方に伺う場合は出かける少し前に「○○時に伺います」と連絡するとより良いです。
後ほどと言われた場合は?
「後ほどご連絡します」と返事をされた場合に、はっきりとした時間を知りたい時にはどうしたら良いでしょうか?具体的には「おおよそ何時ぐらいにはお返事が頂けますか?」と聞いてみましょう。先方から具体的な時間を聞いて、その時間になってもまだ返答がない時にはこちらから催促することも出来ます。
面倒かもしれませんが催促する事で後回しにされずに早く仕事が進みます。また、「後ほど」の捉え方の個人差が大きい場合もあるので、聞いてみたら「3日後」で「後ほど」と言うよりも「後日」だったという事もあります。
先方も忙しいので、あまり頻繁に連絡するのも気の毒ではありますが、緊急を要する時は「後ほど」で済まされてはこちらが損害を被ることにもなりかねません。仕事の内容や緊急性を見抜いて、はっきりとした時間を知りたいときは遠慮なく訊くことが
重要です。
言葉は最大のビジネスツール
人と人との繋がりを作るツールは言葉しかありません。人によっては「音楽」という場合もあるでしょうがビジネスに於いては言葉しか無いでしょう。言葉はキャッチボールとよく例えられますが、「どんな言葉を相手に投げるのか?」で仕事の成果も大きく変わってきます。
同じ仕事を同じ時間、同じ情熱でこなしていても、成果に大きな差がでる場合も多いものです。「自分の思っていることを正確に相手に伝えられているのか」また「相手の言っていることを自分の都合の良いように捻じ曲げて捉えてないか」さらに「より緊急性の高いものを上位にして伝えているのか」など、思いを言葉にして正確に伝えているようで、実は伝えられていない場合も往々にしてあるものです。少し言葉が足らなかった為に顧客を不快にさせたり、誤解させてしまい後悔しても手遅れの事もよくあります。
言葉はビジネスの上で必要不可欠であり、「如何によりよく伝えられるか」でビジネスの成否が決まります。はっきりとした表現で常にその通りに物事が進めばそれがいちばん良いのですが、世の中には想定外の出来事や天候など自分の力が及ばない事態も頻発するので「必ず予定通りになる」とはいかないものなのです。
そんな時に敢えて表現をぼかして相手に失礼のない「後ほど」という言葉を使う事で、余計なトラブルを招かずに穏便に物事を調整、解決していく知恵が生まれました。「後ほど」を連発するのはよくありませんが、適宜に使用すると大変に便利な言葉ですから効果的に使ってビジネスの成果を上げてくださることを願います。
初回公開日:2017年07月20日
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