自己研鑽とは?自己研磨と自己研鑽・自己啓発の違い・自己研鑽力
更新日:2024年08月17日
自己研鑽力とは
「自己研鑽力」とは、簡単に言いますと遂行する力のことです。「自己研鑽力」を効率よくアップさせるには、併せて自己啓発行うことが有効です。
自己研鑽力をアップさせるポイント
◆基本を大切にする
自分が究めようとしている分野をよく見極めて、その分野の基本のところをしっかりマスターする。いろいろなことに手を広げすぎると全てが中途半端になってしまう可能性があります。広く浅くではなく、狭く深く追求することがポイントです。
◆目的を忘れない
「自分がどのようになりたいのか」ということから決めた目標、目的を常に意識して忘れないようにしましょう。常に「これは何のためにやるのか」ということを明確にして取り組むことで自己研鑽力は確実にアップしていくでしょう。
◆失敗を考えない・失敗から学ぶ
「失敗したらどうしよう」などと考えないことです。たとえ失敗したとしても、そこから学びがあれば成功といえます。失敗したときは、なぜ失敗したのかという原因を明確にし、原因がわかったら同じ失敗を繰り返さないためにどうすればよいか対策を考えます。その改善ポイントがわかれば一つ前進したことになります。
◆成功するまで諦めないで続ける
どれだけ失敗しても、諦めなければ成功に繋がります。「成功するための最も確かな方法は常にもう一度だけ挑戦してみることだ」という有名なエジソンの言葉があります。
◆自分を疑う・他人を否定しない
スキルを磨くのに、他人の意見を聞くことは大変参考になります。自分に自信を持つことは良いことですが、常に自分が正しいと思うことは危険です。他人の意見を受け入れられないと、新しい考えが広がらずに成長に結びつきません。「自分は間違っているかもしれない」という気持ちを持つことで、何に対しても批判するのではなく、目を向けてみるという姿勢が大切です。
◆現状に満足しない・変化を恐れない
ひとは、本能的に変わることを恐れる生き物です。でも、変化しないということは成長しないということです。たとえば、流行やその時代によって適切な方法やテクニックが次々と変わっていきます。いつまでも古い方法にこだわっていては取り残されてしまう分野もあります。現状に満足せずに新しいものを取り入れてどんどん変わることを意識してみてください。
実際に取り組んでいる自己研鑽は?
実際「自己研鑽」としてどんなことに取り組んでいるのでしょうか?
・資格取得
・書籍・新聞からの情報収集
・ネット・アプリでの情報収集
・語学の勉強
・社会人サークル・異業種交流会への参加
・社外セミナー
・通信教育
どの年代においても「資格取得」が1番取り組んでいることのようです。また規模の大きな企業の従業員は「社外セミナー」や「通信教育」の割合が高く、規模の小さい企業では「インターネット」や「個人的な勉強会」の割合が高く、企業規模格差がみられるようです。
自己研鑽の目的
では、どんな理由で、どんな目的で自己研鑽をおこなっているのでしょうか?自己研鑽に取り組む理由は「仕事の幅を広げるため」という人が最も多く、「業務に必要な知識が増えたため」が続いています。企業規模が小さいほど「業務に必要な知識が増えたため」そして「現在の職を確保するため」に、自己研鑽に取り組む人も多くなっているようです。ここから、一人ひとりの裁量が広いために多様な知識が求められている実態がうかがえます。
一方で、大企業ほど「社内で昇格するため」という割合が高くなっているということも特徴的です。
自己研鑽は早いほど効果が高い
社内の中には、すごいスピードで成長していく人と、何年たっても何も変わらない人がいます。同期の人の中でも先輩社員の中でも、特に30代以降になると出世する人とそうでない人の差が明確になってくるのが実感できるでしょう。出世する人は、早い段階から自己研鑽に励んでいるので、自分を成長させる自己研鑽力がついています。
自己研鑽をするのであれば、早い方が効果が高くなります。若いうちに自己研鑽力をつけておくと、出世競争に有利になります。特に、コミュニケーション能力やビジネスマナー、一般教養などは、どんな業界でも活用できるスキルです。仮に異業種に転職した際にも応用することが出来るでしょう。
自己研鑽は、今の仕事に慣れて余裕が出来てからとか、30代や40代になってからでいいのではと思っている人がいたら、気が付いたら周りはみんな出世していたということのないように、若いうちから自分を磨くということを意識しておいてください。
自己啓発と自己研鑽で自分を成長させる
「自己研鑽」は自分を鍛えて磨き上げることです。学問や研究などの特定の分野のスキルを磨いて深く究めていくことですが、そのことに没頭するだけでは、進歩や成長になかなかつながりません。取り組む意識、心構えのモチベーションを高めていく「自己啓発」を併用して相乗効果が得られ、より大きな効果、成長につながっていきます。
社会は人の集まりとも言えます。自己啓発は、共通の目標や目的に向かうという意味で意識とものの見方を変えることができ、さらにはモチベーションに良い影響を与えます。自己研鑽によるスキル向上で、その後押しが出来るといえます。つまり、「自己研鑽」「自己啓発」どちらが欠けていても効果は薄れてしまいます。
二つの違いを理解して相乗効果を活かし、自分の現在、将来をさらに素晴らしいものにしていくために、今が努力してみる機会かもしれません。
初回公開日:2017年07月25日
記載されている内容は2017年07月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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