「先だって」の意味と使い方・例文｜敬語表現とメール時の文例
更新日：2024年06月23日
「早々と」
「先だって」の類語として使える「早々と」には「普通よりずっと早い時期に行うさま」という意味があります。「普通よりずっと早い」という時間間隔は「先だって」と異なりますが、言い換えに使っても問題ありません。
例文
- 部長一行は、早々と会社を出発した。
- 早々とご回答をいただき、ありがとうございました。
「先んじて」
「先だって」の類語として使える「先んじて」は「先んずる」という言葉が変化したものです。「先んずる」には「他の人より先に進む」「先に何かをする」という意味があります。
例文
- 私は先んじて出発しようとした。
- 先んじて見た絵画は本当に素敵でした。
- これに先んじて、課長からこのような事が話されていた。
「いの一番に」
「先だって」の類語として使える「いの一番に」の意味は、「真っ先」「一番目」です。「先だって」には「真っ先」「一番目」と限定するほど「先」の意味はないものの、ニュアンスとして近く、言い換えに使えます。
「いの一番に」を使った方が、先頭のイメージが強い言葉になります。
例文
- 私はいの一番に出発しようとした。
- いの一番に、課長からこのような事が話されていた。
- 部長一行は、いの一番に会社を出発した。
「以前」
「以前」には「その時よりも前」「今より前の時点」「現在から見て近い過去」「ある状態に達する前の段階」という意味があります。
「先だって」をそのまま「以前」に置き換えると、文章として成立しない場合もありますが、文脈を考えて語句の順番を入れ替えて同じ意味の文章にできます。
例文
- 以前見た絵画は本当に素敵でした。
- 以前に起こったことは、事実とは違うものだ。
- 以前画しておいた番組をゆっくり見た。
「先に」
「先に」には「今よりも前に」「以前に」という意味があるため、「先だって」の類語として使えます。
例文
- 先に見た絵画は本当に素敵でした。
- 先に父が死亡したことにともない、長男が家を相続しました。
- 先に、課長からこのような事が話されていた。
初回公開日：2017年07月28日
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