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間違いも多い「大丈夫でしょうか」の意味と使い方・メール例文

初回公開日:2017年07月19日

更新日:2020年05月30日

記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

普段、ビジネスシーンでも何気に使っている「大丈夫でしょうか」「大丈夫です」本当にその使い方で大丈夫でしょうか?知らずに使い続けて評価を下げる前に、ビジネスシーンでの正しい使い方を言葉の意味の理解やよくある会話例などから学びましょう。

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ビジネスにおける大丈夫でしょうかの伝え方

あなたは大丈夫でしょうか?

この記事のタイトルを見て、エッ?と思った方!そんな方はきっと、ビジネスシーンにおいて「大丈夫でしょうか」という言葉の使い方に気を払ったことがないのではないでしょうか。今ならまだ間に合います。ここではビジネスにおいて「大丈夫でしょうか」のニュアンスをどのように伝えたら良いのか確認していきます。

「大丈夫」の意味

大丈夫でしょうかの伝え方の前に、まず「大丈夫」という単語の意味や語源から確認していきます。手元にある大辞林第3版で確認しますと、「大丈夫」には2つの意味がありました。

①危険や心配のないさま。まちがいがないさま
②きわめて丈夫であるさま。非常にしっかりしているさま

「雨が激しく降ってますが大丈夫でしょうか?」とか「こちらで大丈夫でしょうか?」というように①の意味で使っているケースが多いように感じます。「この床、グラグラしてるけど大丈夫かな?」は①とも②とも取れるように感じます。

「大丈夫」の語源

では「大丈夫」という言葉はどのようにして生まれたのでしょう。ここでは語源を確認していきます。三省堂Webディクショナリーによれば、「大丈夫」の語源は以下の通りです。

本来の意味は「立派な男子」のこと。「丈」は長さの単位で、現在は十尺(約三メートル)に相当するが、中国の周の時代は八尺で、一尺は約二二・五センチメートルであったために、一丈は約一・八メートル。そして当時は一丈が普通の男子の身長とされていた。そこで普通の男子を「丈夫」といい、とくに立派な男子を「大丈夫」といった。また、「丈」には強くしっかりしている、という意味もあり、そういう男が「丈夫」でもあった。

出典: https://www.sanseido.biz/main/words/hyakka/gogen/04.aspx | https://www.sanseido.biz/main/words/hyakka/gogen/04.aspx

本来の意味は「立派な男子」ということのようです。現代で女の子に「大丈夫?」と言って「失礼な事言わないで!」と怒る人はさすがにいないでしょうが、語源や正しい意味を知っておくと何かの時のネタに使えそうです。

ビジネスシーンによくある「大丈夫でしょうか」を含む会話

それでは実際にビジネスシーンでよく耳にする「大丈夫でしょうか」を含む会話を見ていきます。

「明日、こちらの資料で提案しようと思いますが大丈夫でしょうか?」
「ここまでの説明に関しては、大丈夫でしょうか?」
「すみません、部長。明日の15時にいらっしゃるとの事ですがお時間は大丈夫でしょうか?」
「本日は体調が悪いので、お休みをいただいても大丈夫でしょうか?」

さて、これらは、正しく相手に伝わるでしょうか?

大丈夫=問題がないの使い方

まず、「明日、こちらの資料で提案しようと思いますが大丈夫でしょうか?」に関して考えてみます。

上司に対して、資料の確認をお願いしている会話です。「大丈夫」を「問題がない」と置き換えることができます。前述したように「大丈夫」には「危険や心配がない」、「間違いがない」といった意味がありますので、使い方として問題なさそうです。ただ、「~と思いますが大丈夫でしょうか?」を「~と思いますので、ご確認いただいてよろしいでしょうか?」に変えた方が、やわらかく伝わり、上司にすぐさまの確認を迫らない感じが出て、また上司に何をして欲しいのかがはっきりと伝わりますので、印象が良いです。

「ここまでの説明に関しては大丈夫でしょうか?」に関しても、「問題がない」かどうかを聞いている内容ですが、「ここまでの説明に関して、ご不明な点、ご質問などございますでしょうか?」と、具体的に言った方が伝わりやすいです。

「大丈夫」の置き換えのコツ

では、「大丈夫でしょうか」と言ってしまいがちな会話をどう置き換えると良いのでしょう。ひとつのコツとして「大丈夫でない」状態とはどんな事なのかを考え、そういう状態では無いかどうかを具体的に確認すればいいのです。

では前述の会話の1つ「すみません、部長。明日の15時にいらっしゃるとの事ですがお時間は大丈夫でしょうか?」を使って、実際に置き換えてみます。

この会話は、「お時間は大丈夫」という表現に、違和感を覚えますので、以下の手順で置き換えていきます。

①大丈夫でない状態とはどんな事か→”都合が悪い”
②そういう状態で無いかどうかを具体的に確認する→”ご都合はいかがでしょうか?”となる

結果として、「すみません、部長。明日の15時にいらっしゃるとの事ですがご都合はいかがでしょうか?」と言えば良い、という事になります。

「ここまでの説明に関しては、大丈夫でしょうか?」も、同様に変換してみましょう。

①大丈夫でない状態とは何か→”不明な点がある”
②そういう状態では無いかどうかを具体的に確認する→”ご不明な点はございませんでしたでしょうか?”

「ここまでの説明に関して、ご不明な点はございませんでしたでしょうか?」
となって、印象が良くしっかり伝わります。

大丈夫でしょうかをビジネスメールで伝える例文

対面でないから特に気を付ける

ビジネスメールにおいては対面で話すよりも「どのような印象を持たれるかに気を払う」必要があります。なぜなら、対面だと表情やしぐさなどを含めて印象が決まりますが、メールですと文面(文章)だけで印象が決まってしまうからです。見る人によっては、「この人は時間をかけて作成したメールを送って来てもこのレベルか」とマイナスに捉えることもあるでしょう。たった1通のメールで、マイナス評価を貰うようなことは避けたいものです。

聞きたい事、伝えたい事を具体的に表現する事が大切

それでは、「大丈夫でしょうか」をビジネスメールで伝える例文について、見ていきましょう。良くない使い方とオススメの使い方をご紹介します。

(1)「お電話で頂いたお約束は来週の木曜日の16時で大丈夫だったでしょうか?」

これは電話でお願いしたアポイントメントの確認をメールで行っていますが、適切ではありません。ここでも、先ほどの置き換えのコツを使って、大丈夫でない状態→”間違いがある”→間違いなかったでしょうか?と変換すれば良いのです。

(2)「打ち合わせの時間の変更をお願いして、大丈夫でしょうか?」

これも良くない例ですが、実際に使っている人は多いでしょう。大丈夫でない状態は「良くない⇔よろしくない」ですので、「よろしいでしょうか?」に変えると良いわけです。

(3)上司に待ち合わせの場所や時間を確認するメールで「では、〇〇駅の中央開札に8時で大丈夫でしょうか?」

こちらも、「よろしいでしょうか?」や「いらっしゃるのをお持ちしております。」などと、聞きたい事、伝えたい事に合わせて、具体的に表現するようにしましょう。

目上の人に対して使う時の敬語表現

聞かれたことにシンプルに答える

上司が話をした後に「質問はありませんか?」という質問をしたときに「大丈夫です」と答えると生意気な印象を与えます。シンプルに「質問はありません」と答える方が、印象が良いです。例え、上司が「大丈夫でしょうか?」と言っても、意図をくみ取ってスマートに返すように心がけると良いでしょう。

他の例ですと「この仕事をお願いしてもいいかな?」があります。こう聞かれて「大丈夫です」と返すと、何か上から目線で言っているように取ってしまう人もいます。ここでもシンプルに、YESかNOを最初に伝える「はい、承知いたしました」などで表現すると良いです。

一番やってはいけないパターン

日常的に使う人が多く一番やってはいけないパターンをここでご紹介しましょう。それは、返答としてYES・NOのどちらかわからない使い方です。

よく見かける光景でいうと、コンビニで商品を購入して店員さんに「温かいものと冷たいもので袋を分けますか?」と聞かれて、お客さんが「大丈夫です」と答えた場合があります。これでは、店員さんはどちらかわからずにアタフタしてしまいます。また、本屋さんで本を購入した時に「ブックカバーはおつけしますか?」という質問に、「大丈夫です」と答えた場合です。これも、どちらか分かりづらくて、困ってしまうでしょう。

上司に対しても使ってしまいがちなシーンとしては、次のようなものがあるでしょう。

お酒の席で「〇〇君、もう一杯どうかね?」と尋ねられた際の「大丈夫です」です。気遣ってもらっているというのに、頼むのか、頼まないのかが分からないあやふやな回答ですので、とてもマズい回答です。頼む場合は「はい、もう一杯いただきます」、頼まない場合は「いいえ、今日は少し飲み過ぎましたのでこの辺で控えておきます」などと、はっきりと答えるべきです。

このように、聞かれたことに「はい」か「いいえ」などはっきりと意図を伝えるように心がけることで、「大丈夫」の良くない使い方を避ける事ができます。「大丈夫」は便利な言葉なので、つい使ってしまいがちですが、社会人として、あいまいな言葉で相手を困らせるようなことは避けるよう、気をつけなければいけません。

ビジネスシーンにおいて「大丈夫でしょうか」を使わない事が無難

便利な言葉である反面、色々な意味に取られてしまう

「大丈夫でしょうか」は、便利な言葉である反面、色々な意味に取られてしまう言葉です。そのため、ビジネスシーンにおいては、できる限り使わない方が良いことがおわかりいただけたのではないでしょうか?

自分からの発言の場合は、「置き換えのコツ」を使って「大丈夫」を使わないようにし、相手に聞かれた場合は、何を意味しているのか汲み取って具体的に回答することを心がけるようにしましょう。万一、汲み取って回答した内容が的外れなモノだったとしても、「大丈夫でしょうか?」と聞いた側が改善すべきと気づくはずです。それによって、コミュニケーションの質が向上し、仕事がスムーズに進むようになるのです。

ここまで、「大丈夫でしょうか」という言葉に関して理解を深めてきましたが、ご自身に思いあたることはありましたか?相手を思いやる小さな心がけ一つで、もっとコミュニケーションはうまく行きます。ここで読まれた内容が、少しでも皆さんの助けになることを望みます。

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