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微力ながらの意味・使い方と例文(微力ながらお手伝い〜/微力ながら尽力など)

更新日:2024年03月30日

「微力ながら…」は、日本人が良く使用するビジネス用語です。「少しの力しかないけれども」「ろくに足しにはならないが」と意味合いを込めて「微力ながら…」と使用します。自分自身を謙って、主に相手に対して手伝う場面や手助けする場面に「微力ながら…」を使用します。

「微力ながら…」の意味は?

「微力ながら…」とは?

「微力ながら〇〇〇します。」と良く聞く言葉です。「微力ながら…」はビジネスの場面で多く使用される言葉ですので、その意味を正確に理解しておくことが大切です。意味を知らずに、皆が使っている言葉だから安易に格好付に使用する事や、ビスネス文書で使用する事は避けましょう。

「微力ながら…」とは自身が実力があったとしても、日本人ならではの謙って使用する言葉です。

この言葉は、自分の力を謙遜するときに使う言葉で、人に力を貸す時に前置き文章として使われる言葉です。大した力量も無くともお手伝いしますとの意味合いが含まれていることから、就職・転職時に記載する応募書類や、自己アピールの場面ではなるべく使用を控えましょう。

「微力ながら……」の使い方は?

「微力ながら〇〇〇します。」の使い方は、多くのビジネス文書やビジネス例文集が掲載されているインターネットサイトに紹介文があります。代表例は、「微力ながらお役に立ちたいと思っています。」「微力ながら尽力するつもりでございます。」「微力ながら全身全霊で立ち向かう所存です。」が使用例です。この「微力ながら…」を使用する事によって、自分の力に対する期待値が高まり過ぎる事を抑止する効果が期待できます。

また、「微力ながら…」を使うことでハードルが下がるので、「微力ながら…」と前置きしておいて、業務を開始し始めたら凄い力量を発揮した場合は、評価が上昇する事に繋がることに間違いありません。

「微力ながら…」使用の注意点は?

「微力ながら…」は、自己を低姿勢であることを見せる表現です。日本らしくて控えめで良い表現をする言葉だと思いますが、使用時には嫌味に聞こえる場合があるので注意が必要です。

例えば、明らかに自身の力量が優っている事が露骨に判明している時などに「微力ながら…」と喋ってしまうと、相手先の力量を見下している様な良くない印象を与えてしまうことがあります。このような場合には、「微力ながら…」を使用せずに、素直に「力を貸します。」と表現した方が得策です。「微力ながら…」の使用は場面に合わせることが必要で、難易度が高いです。

「微力ながら…」使い方

「微力ながら…」の使用方法(個人編)

「微力ながら…」は、貢献の気持ちを相手に伝える時に使用します。ビジネスでの文書や会話で使用しますが、ここでは個人としての使用方法を示します。

①「微力ながらチームの優勝の為に力を尽くしたいと思います。宜しくお願い申し上げます。」
②「とんでもないです。今後も微力ながら応戦させていただきます。」
③「微力ながら大好きな女優さんに5票入れてきました。」
④「微力ながら、お役に立てれば嬉しく存じます。」
⑤「災害復興支援の募金箱が設置されていましたので、微力ながら協力させていただきました。」
⑥「今回の災害に関しては、ここ1週間程募金や救援物資の手配に微力ながら尽力させて頂いていました。」

と使用します。自身を謙遜する気持ちで使用しましょう。

「微力ながら……」の使用方法(ビジネス編)

「微力ながら……」は個人と使用しますが、ビジネス文書や会話でも使用します。ここでは、ビジネスとしての使用方法を示します。

①「何かお困りでございましたら、微力ながらお手伝いさせていただきます。」
②「微力ながらプロジェクト成功に貢献したいと存じます。」

と使用します。自社を謙遜する姿勢で使用しましょう。

「微力ながら……」を就職・転職の応募書類に使用するケース

就職や転職の応募書類にある志望動機欄に「微力ながら貴社の企画業務に貢献したい」などと記載することは多く見られます。「微力ながら…」は、謙遜した表現として一般的な決まり文句・文書です。「微力ながら…」を使用せずとも、「未熟者ですが…」「至らぬところも多々ございますが…」謙遜して使用することも同義です。

その結果、「未熟ならいいよ…」「至らないなら駄目」と返答する者は皆無と言えるでしょう。さらに、それと同じで「微力ながら…」に対して、「微力なら不要です。」と返答する者も皆無と言えるでしょう。

就職・転職の応募書類に「多大な貢献をしたい」と自身過剰な意味合いを持つ表現はしません。自身を謙遜する姿勢が重要なのです。就職・転職に至った時に、入社したときは微力なのは当然です。企業もそう思っています。さらに、微力で未熟であっても、一生懸命頑張って成長する人材を企業は求めているのです。

「微力ながら…」は、丁寧であるということ以上に意味の無い、決まり文句・文章なのです。就職・転職で応募書類が選考され、面接に至った際に、「お忙しいところすみません。」と挨拶して「謝るくらいなら来るなよ!」と応答する者はいません。決まり文句・文章であって、特に解釈はありません。自身を謙遜して応募書類に記載する事や、面接時の会話で用いることが大切です。

「微力ながらお手伝い…」「微力ながら尽力…」の例文は?

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初回公開日:2017年08月09日

記載されている内容は2017年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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