微力ながらの意味・使い方と例文(微力ながらお手伝い〜/微力ながら尽力など)
更新日:2024年09月11日
「微力ながらお手伝い…」の例文は?
「微力ながらお手伝い…」を使用した文例は、
①「微力ながらお手伝いいたします。」
という比較的に軽度の表現から、
②「微力ながら貴社展示会のご成功のために尽力させて頂く所存でございます。」
③「微力ながら全身全霊で臨ませて頂きます。」
などのお堅い表現・文書まで、幅広く使用が可能です。例文を見れば、控え目に謙りながら、真剣なことが伝わるような表現になります。
また、「微力ながら…」は面接試験などで好感度が高位な表現です。企業に都合によって「序文」「挨拶の定形」として一般化している表現・言葉ですので、新鮮さを求められる場面では好意的に受け止められないケースもあります。TPO(時間・場所・場合に則した振る舞い)に応じて使い分をしましょう。
「微力ながら尽力……」の例文は?
「尽力」は、一人で脱出不可能な深みから、相手も一緒に脱出を果たすために真剣に協力してくれる状態をイメージしましょう。
例えば、相手にお礼の言葉を述べる手紙やメール等の文書を書く時に、
①「本日は「ご尽力」頂きまして、誠にありがとうございました。」
②「「ご尽力」を頂き心から厚くお礼申し上げます。」
③「平素より「ご尽力」を賜り、感謝申し上げます。」
等の文章を入れて、「ご尽力」を含む文章で謝意を表現することが大切です。
「微力ながら尽力…」を使用した文例は、
①「微力ながら尽力させていただく所存です。」
②「我々一同、微力ながら尽力させていただきます」
③「これからも、微力ながら尽力に努めてまいります」
など、精一杯の努力をする意味合い込めて、謙譲の姿勢を同時に表すことが重要です。また、「尽力」は、「ご尽力」「尽力」と使用方法が2通りあります。意味は「ご尽力」「尽力」どちらも同じです。相手に対しては「ご尽力」を使用し、自身に対しては「尽力」を使用します。
「微力ながら…」は相手の心情を考慮します。
「微力ながらお手伝い…」「微力ながら尽力…」の言葉・表現には、謙る、謙遜する気持ちや姿勢が隠れています。言葉・表現の意味も「力及ばずながら…」「僅かな力ながら…」と、本当に大きな力が望まれる場面などでは好意では無い可能性もあります。用いる場面や相手の心情を考慮して使用することが大切です。
謙虚な気持ちを忘れない
謙虚する気持ちや姿勢は、長く日本人の美徳のひとつとされています。「微力ながら…」も、この美徳のひとつを顕著に表す文章と言っても過言ではありません。ご年配の方々やの取引先などのケースは、これから力量を発揮できる可能性が高位であると伝える表現ではありますが、実力や経験を重視する職種や職場では、思っていた以上の期待は持ち合わせていないように思われるケースがあります。
「微力ながら…」と他の言葉・表現との組み合わせで、やる気と謙虚する姿勢のバランスを取ることが大切です。
初回公開日:2017年08月09日
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