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【ビジネス】「貴法人」の意味と使い方・例文

更新日:2020年05月29日

「貴法人」という言葉は、履歴書やビジネス文書で用いられます。知らなかった人も、なんとなく使っていた人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな「貴法人」の意味や使い方についてご紹介します。特に、これから就職活動を控えている人は必見です。

貴法人の意味と読み方

「貴法人」は、「きほうじん」と読みます。相手方の法人に対する敬称で、「あなたの法人」という意味で用いられます。

貴法人の使い方

「貴法人」は、『書面上』で使用する言葉になります。履歴書やビジネス文書、最近ではメールなども含まれますが、敬語を必要とする書面上で、相手方を指す場合に使用します。

書面上で使用する貴法人以外の敬称と使い分け

書面上で相手方を指す場合、使用する敬称として、「様」や「貴社」などがあります。これらの敬称と「貴法人」はどのようにして使い分けるのでしょうか。

手紙の宛名では、個人には「様」、団体などの場合には「御中」を使用します。これと同じで、使い分けでポイントになってくるのが、どのような相手に対しての書面なのかという点です。相手方が『個人』の場合、敬称は「様」を使用し、「〇〇様」とします。相手方が「株式会社」や「有限会社」など、『会社』である場合には「貴社」を使用しましょう。

この場合、「貴社」は「あなたの会社」という意味で用いられます。そして、相手方が『法人』である場合には「貴法人」が使用されます。

貴法人と御法人の違いと使い分け

「貴法人」と同じく、「あなたの法人」という意味で用いられる「御法人(おんほうじん)」という言葉があります。それでは、同じ意味で用いられるこれら二つの言葉は、どのようにして使い分けるのでしょうか。

まず、「貴法人」ですが、こちらは前述のように『書面上』で使用する言葉です。それに対して「御法人」は、『口頭』で使用する言葉になります。

就職活動を例に挙げると、履歴書や添え状(手紙)では「貴法人」、電話での問い合わせや面接では「御法人」を使用します。

貴法人という言葉を使う場面

ここまで「貴法人」の意味や使い方についてみてきましたが、「貴法人」という言葉はどのような場面で使用されるのでしょうか。前述の通り、敬語を必要とする書面上で、法人を指す場合に「貴法人」を使用します。

しかし、「貴法人」という言葉を使用する場面の判断は、意外と難しいです。なぜなら「敬語を必要とする書面上で、法人を指す場合」であっても、「貴法人」を使用する場面としない場面とがあるからです。ここからは、その使用する場面と使用しない場面を、例を挙げながらご紹介します。

医療法人

身近な法人の一つに「医療法人」があります。医療法人は他にもありますが、ここでは代表格の「病院」を例として挙げます。病院の名称ですが、細かく確認すると「〇〇法人△△会□□病院」などと書いてあるのを見たことはないでしょうか。

「〇〇法人」となっているので、法人であることはまず間違いないはずです。では、この病院に文書を送る際、敬称として「貴法人」を使用するのでしょうか。もちろん法人なので、「貴法人」を使用しても間違いではありません。

しかし、このような場合「□□病院」の部分を採用し、病院の敬称である「貴院」を使用するのが一般的です。つまり、法人の後に続く名称も重要になってくるということです。

また、「〇〇法人△△会□□病院」となっている場合でも、組織の編成として法人内に複数の「会」がある場合や、会内に複数の病院がある場合、法人全体・会全体に向けた文章であれば、それぞれ「貴法人」・「貴会」などを使用することもあります。

学校法人

次に「学校法人」を例に挙げてみます。

学校法人にもいろいろありますが、名称が「○○法人△△学院」、「○○法人□□学園」、「○○法人◎◎学校」などとなっていた場合、こちらも法人の後に続く部分から、「△△学院」は「貴学院」、「□□学園」は「貴学園」、「◎◎学校」は「貴校」が敬称として使用されます。「大学」や「短期大学」などにも「貴校」が使用されます。

この他に、「幼稚園」などでは「貴園」が使用されます。

監査法人などその他の法人

それでは、「貴法人」を使用するのは一体どんな場面でしょうか。

「貴法人」を使用する法人としては、「監査法人」、「財団法人」、「社団法人」、「NPO法人」、「独立行政法人」などがあります。これらの法人では、団体であることから「貴団体」が使用されることや、「○○法人△△協会」と法人の後に名称が続く場合に「貴協会」が使用されることもありますが、「貴法人」が使用されることが多いです。

履歴書

「貴法人」を使用する代表的な書類として、就職活動で使用する履歴書が挙げられます。履歴書内の自己PR欄、志望動機欄で、就職を希望する先方のことを指す場合には、敬称で記入しなればなりません。そして、就職を希望する先が法人の場合、「貴法人」を使用します。(前述のように、法人の後に名称が続く場合などは、この限りではありません。)

自己PR欄では「私は~の経験があり、必ずや貴法人の~に活かすことができると考えております。」や、志望動機欄では「貴法人の~活動に以前より興味を持っておりました。」などのように使用します。また、履歴書を送る際に同封する添え状内でも、同様に「貴法人」を使用しましょう。

気を付けてほしいのは、履歴書の記入例です。履歴書を購入した際に付いてくるものや、最近ではインターネットなどでも記入例を見ることができます。しかし、これらの記入例では、相手方を指す敬称として「貴社」が使用されていることがほとんどなのです。

就職を希望する先が法人であるにも関わらず、よく確認しないままその記入例を見て「貴社」と記入してしまった場合、相手方に不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。

もしもあなたが採用担当者だったなら、敬称を正しく使用できる人とできない人、どちらを採用したいと思いますか。答えは当然前者でしょう。就職競争が激しい現代では、このわずかな差が採用・不採用を左右することに繋がりかねません。

親切な履歴書では、敬称の一覧が付いていることもありますが、インターネットでも簡単に調べることができますので、自分の就職希望先の名称とその敬称をきちんと確認し、相手方に気持ち良く書類を見てもらえるようにしましょう。

貴法人を使う際のポイントを確認!

「あなたの法人」と、意外と簡単な意味で用いられているのに、似た言葉があったりと、「貴法人」は使用する場面などがややこしいです。ここで、使用方法のポイントをまとめて、もう一度確認しておきましょう。

①口頭ではなく、『書面上』で使用します。→『口頭』の場合は「御法人」を使用します。

②相手方は『法人』ですか。→法人でない場合には、どんな相手方かに合わせて「様」や「貴社」を使用しましょう。

③法人の後に続く名称はありませんか。→続く名称がある場合、それに合わせた敬称を使用しましょう。

もちろん例外など、該当しない場合もありますが、「貴法人」を使用する際には、ぜひ上記の三点を確認してみて下さい。また、単純なことではありますが、文章が完成したら「貴法人」を「あなたの法人」に置き換えて読み返してみるのも、使い間違いを減らす一つの方法です。

貴法人を正しく使って想いを届けよう!

初回公開日:2017年10月10日

記載されている内容は2017年10月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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