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【ビジネス】「社長の殿」の意味と使い方・例文

更新日:2024年04月24日

社長への敬称として「殿」や「様」がありますがどちらを使うのが正しいのでしょうか。相手が社長ともなると間違った敬称の使い方は、自分だけではなく企業自体に悪い印象をもたれる場合もありますので、敬称の「殿」と「様」の違いを知って正しく使えるようにしましょう。

宛名での敬称の正しい使い方は「役職名+個人名+様」ですので、敬称の使い方に不安な時は「役職名+個人名+様」の順番になっているかを確認してみて下さい。また、取引先の相手に送る文書やメールの宛名には「役職名+個人名+様」の前に会社名が入りますので「会社名+役職名+個人名+様」となります。

最後に宛名での敬称の使い方として不適切な使い方を紹介しますので、このような使い方はしないように気をつけましょう。

社長殿

自分よりも上の立場である社長への敬称として「様」ではなく「殿」を使っています。そして、「社長」と「殿」の2つの敬称を使う二重敬称になっています。

社長様

自分よりも上の立場である社長への敬称はあっていますが、「社長」と「殿」の2つの敬称を使う二重敬称になっています。

代表取締役○○(個人名)殿

社長の別の呼び名である「代表取締役」の後に個人名が入り、その後に「殿」があるので二重敬称にはなっていませんが、「殿」の使い方が間違っています。

メールでの正しい使い方は?

メールであっても文書であっても宛名の使い方は同じで「役職名+個人名+様」が正しい使い方です。そして、宛名での個人名にはできるだけフルネームを使いましょう。苗字だけよりもフルネームのほうがより丁寧さが伝わりますし、苗字だけだとどこか馴れ馴れしい印象を与えてしまう可能性があります。

特に、メールなどのお互いの顔を確認できないものでのやり取りでは、些細な間違いが誤解を生んでしまう場合がありますので、お互いの信頼関係が築けるようになってから個人名に苗字を使う方が無難でしょう。

他の役職も同じように使いましょう

社長への宛名での敬称の正しい使い方として「役職名+個人名+様」を紹介しましたが、これは文書やメールを送る相手が他の役職への敬称の場合も同じように使うことができます。

例えば取引先の部長に送る場合、「役職名+個人名+様」ですので「部長○○(個人名)様」です。宛名としては「会社名+部署名+役職名+個人名+様」の順番になっているかを確認しましょう。自社の部長宛てに送る場合は「○○部長」で問題ありません。

宛名での社内ルールがある場合はそちらを使うようにしてください。もし違和感があっても社内で統一されている事なので、相手側に悪い印象を与えることはないでしょう。

「殿」より「様」を使えば大丈夫!

社長宛に文書やメールを送るときの敬称には「殿」ではなく「様」を使うのが適切です。さらに「様」という敬称は相手の立場を選ばずに使うことができる万能な敬称ですので、宛名には「様」を使うと覚えておけば失敗することはありません。

お互いの顔を確認できない文書やメールでのやり取りでは、宛名が送った側や文書の印象を決めてしまうと言えますので、相手に悪い印象を与えないためにも適切な敬称を使い円滑なビジネス関係を築いていきましょう。

初回公開日:2017年10月10日

記載されている内容は2017年10月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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