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前向きに検討しますのビジネスでの正しい使い方|敬語/面接

更新日:2024年07月16日

前向きに検討すると取引先や面接官から回答された場合、その言葉には期待を持って良いのでしょうか。それとも断りの言葉なのでしょうか。本記事では、相手から告げられた、「前向きに検討する」という言葉に秘められた真意などをご紹介します。

プロポーズした結果、相手から「前向きに検討させて欲しい」と回答された場合、相手には、結婚する気があるのでしょうか。諦めた方が良いのでしょうか。

この場合、結果の予測は50/50(fifty-fifty)かもしれません。期待しすぎても、逆に悲観的になっても、よくありません。「前向きに検討させて欲しい」という言葉が出た場合、相手は、「なんとなく付き合っていて、結婚のことは考えていなかった」という状態です。結婚のことを考えていなかったものの、結婚する気がないわけではなく、考える時間が必要だということです。

即答で断っているわけではないので、脈はあると言えますが、考えた結果がNOという可能性もあります。「前向きに検討させて欲しい」と言われたら、希望を持ちながら、相手の答えを待つしかありません。

ただ検討結果を待つのがいいの?

プロボーズ結果が、「前向きに検討させて欲しい」だった場合、相手が検討している間、ただ待っているのが良いのでしょうか。「前向きに検討させて欲しい」という言葉に込められた、迷いの部分を考え、対応することはできます。検討内容が、結婚に対する覚悟など、単に相手の気持ちのみにある場合は、そっとしておくのが良いでしょう。

相手の中に、家族や生活などに関する不安要素を読み取ったら、単に待つのではなく、不安を取り除くための話し合いをしてみると良いでしょう。「前向きに」検討するための材料を提供してあげましょう。

前向きに検討するは断り文句なのか

前向きに検討するという言葉が、遠回しな断りの言葉として使われることが多いのは確かです。回答期限の設けられない「前向きに検討する」は、ほぼ断りの言葉です。

例えば、訪問販売・テレフォンアポインターに対する「前向きに検討します」という回答は、「次回、いかがでしょうか」と尋ねた時には、ほとんどの場合「検討の結果、今回は見送ります」という回答になります。

ビジネス会議・メールで使われた場合

ビジネスの会議や、ビジネスメールの中で使われる、「前向きに検討します」という言葉は、「じっくり考えてみたい」という真意から発せられている場合が多いので、諦めることはありません。冷静な気持ちで、回答を待ちましょう。

「前向きに検討します」と回答した時点では、相手にとって、まだ何も決まっていないと考えられます。答えが出るまでは、一喜一憂する必要はありません。ただし、何もせずに待っていると、回答が得られなかったり、悪い結果がもたらされたりする可能性が高まってしまいます。

待っている間にも、回答の催促や、新たな補助提案をして、相手に常に関心を持ってもらうように努めましょう。待つだけではなく、「前向きに」なってもらうための、材料を提供するチャンスと捉えます。

前向きに検討すると言われたら希望を持って待つ

「前向きに検討する」という言葉に、断りのニュアンスを感じ取る人が多く、結果が出る前から悲観的になってしまう人もいますが、「前向きに検討する」という言葉には、文字通り前向きの意味が含まれています。自分の勝手な思い込みで、一喜一憂するのではなく、自分ができることをやり尽くしたうえで、希望を持って回答を待ちましょう。

「前向きに検討する」と言われた時点では、結果は出ていません。まだまだ、自分の努力で、好転する可能性はたくさん残されているはずです。

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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