「ご都合」の使い方や例文について|使い方のNG例も併せて紹介
更新日:2024年10月11日
あなたはビジネスシーンで多用される言葉を正しく使えていますか。日本語は多種多様であり、同じ意味でも複数の言葉があったり、一文字違うだけで意味が変わったりと難しいですよね。
しかし、そんな中でも取引先や上司、お客様などへの言葉の使い方には気をつけたいところです。
本記事ではビジネスシーンで多用される「ご都合」の意味や使い方、例文や類語表現などを詳しく解説していきます。
この記事を読むことで「ご都合」を正しく使いこなせるようになるでしょう。例文も多く記載しているので、ビジネスシーンですぐに活用できます。
言葉を使いこなせる人は、それだけで周りの人から好印象を持ってもらえます。ぜひこの記事を読んで、正しい言葉を使える人になってください。
「都合がいい」の「都合」の意味
「都合」とは、「つごう」と読み、「ものごとを行う際の事情」や「ものごとを行えない理由」「やりくりをすること、工面すること」などの意味があります。そして、この「都合」の頭に「ご」と丁寧語をつけた言葉が「ご都合」となります。
「ご都合」の使い方・例文
「ご都合」の使い方としては、相手に対して予定を確認するような場合に使われます。例えば、「ご都合のよろしい時間をお伺いしてもよろしいでしょうか」などの言い方になります。取引先や顧客など目上の人に対して、時間や都合を聞く場合に使われます。
相手に「都合」を尋ねる場合の敬語表現3個
ここからは、相手に「都合」を尋ねる場合の敬語表現を3個お伝えします。使う場面や相手によって3個の敬語表現のうちの最適なものを選べるように詳しく解説しますので、ぜひご確認ください。
1.「ご都合はよろしいでしょうか」
「ご都合はよろしいでしょうか」は「ご都合はいいですか」の敬語表現です。「ご都合はよろしいでしょうか」は相手に日時を決めてもらう場合とこちらの提案を相手に提示し、そちらが対応可能かどうかを確認する場合の両方に使用できる言葉です。
丁寧な表現なので人や場合を選ばずに使うことができます。ビジネスシーンで大活躍する言葉なので使い方をマスターしましょう。例文は以下の通りです。
「明日12時に会議をしたいと考えていますが、◯○さんのご都合はよろしいでしょうか。」
「一度そちらにお伺いしたいのですが、○○さんのご都合はよろしいでしょうか。」
2.「ご都合はいかがでしょうか」
「ご都合はいかがでしょうか」は「ご都合はどうですか」の敬語表現です。「ご都合はいかがでしょうか」は相手に日時を決めてもらう場合とこちらの提案を相手に提示し、そちらが対応可能かどうかを確認する場合の両方に使用できる言葉です。
「ご都合はいかがでしょう」は「ご都合はよろしいでしょうか」と使われる場面は同じですが少し意味合いが異なります。「いかがでしょう」は相手に意見を求める言葉であり、「よろしいでしょうか」は許可を求める言葉です。
どちらにすべきか迷った時は「どうですか」「いいですか」のように言葉を戻して考えてみるとわかりやすくなります。状況によって適切な方を選べるようになるでしょう。例文は以下の通りです。
「来月に懇親会を開くのですが、○○さんのご都合はいかがでしょうか」
「貴社にお伺いして資料をお渡ししたいのですが、◯○さんのご都合はいかがでしょうか」
3.「ご都合のいい日を教えていただけますか」
「ご都合のいい日を教えていただけますか」は「ご都合のいい日を教えてください」の敬語表現です。「ご都合のいい日を教えていただけますか」は相手の予定を聞いて、その予定にこちらの予定を合わせる場合に使用します。そのため、日程調整の余裕があるときにしか使用できません。
下手に出ている表現なので、なるべくこちらから伺った方がよいとされているお客様や取引先、目上の方にはこの言葉を使うのがおすすめです。例文は以下の通りです。
「一度そちらにお伺いしたいのですが、ご都合のいい日を教えていただけますか」
「○○さんにお渡ししたいものがあるのですが、ご都合のいい日を教えていただけますか」
ご都合の使い方例7個
ここまでは都合を尋ねる場合の敬語表現をお伝えしてきました。しかし「ご都合」の言葉はまだまだ使い方があります。
ここからは「ご都合」の使い方を7個お伝えします。状況に合わせて言葉を使い分けることができる人は、周りの人から一目置かれる存在となるでしょう。ぜひご確認ください。
例1:ご都合をお聞かせいただきたく存じます
初回公開日:2017年12月03日
記載されている内容は2017年12月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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