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「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状

初回公開日:2017年12月28日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「皆様におかれましては」という表現は、手紙の書き出しや結びでよく用いられます。「皆様におかれましては」のあとに「ますます」や「ご清祥」のような言葉を添えて、丁寧な手紙の文章にしましょう。「皆様におかれましては」はまた年賀状や季節の挨拶にも使えます。

「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状

「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状
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相手にある用件を伝えたいために手紙を書きますが、手紙にはきちんとした形式があります。とくに大切なのは時候の挨拶です。春夏秋冬、わが国の四季を彩るさまざまな風物をもとにして、手紙を送る相手との心の交流をはかり、そのうえで手紙を書いた本来の用件にはいります。

時候の挨拶で大切なことは、目の前にある季節の様子を書くばかりではなく、その季節のなかで相手がどのように過ごしているのか、それを気にとめているのを示すことです。「皆様におかれましては」という表現を、手紙の書き出しや結びに書くのはそのためです。ここでは「皆様におかれましては」の意味や使い方などについて、いくつかのケースで例文を考えてみましょう。

「皆様におかれましては」の意味と使い方

「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状
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「皆様におかれましては」の意味ですが、簡単に言うと「あなたがたは」とか「皆様は」ということになります。「皆さん、お元気ですか」という挨拶もありますが、これはくだけた言い方なので、手紙ではあまり使いません。親しい人には使ってもかまいませんが、「親しき仲にも礼儀あり」ということで、親しい人に対しても手紙ではふつうは礼儀正しい言葉を使います。

その礼儀正しい言葉というのが「皆様におかれましては」です。意味としては「皆様は」とほぼ同じなのですが、「皆様におかれましては」のあとに続く言葉が、この礼儀正しい表現にふさわしいものになります。「皆様におかれましては」のあとにどのような言葉を続けたらいいのか考えてみることにします。

ますます

「皆様におかれましては」の意味は「皆様は」とほぼ同じなのですが、「皆様は」ではなく「皆様におかれましては」という日本語の微妙な表現は、その言葉に込められる書き手や話し手の「心」の込め方の違いを表しています。この違いをいつも意識して、言葉をうまく使い分けられるようになることが大切です。

「皆様は」でいいところをあえて「皆様におかれましては」というのですから、そのあとに続く言葉に一工夫することが大事です。「皆様はお元気ですか。」というところ、「皆様におかれましてはますますご清栄のことと存じあげます。」というように、「ますます」という言葉を添えると、「皆様におかれましては」という表現が生きてきます。

ご自愛

手紙の結びでよく「ご自愛」という言葉と出会います。「ご自愛ください」というのは、「自分を愛してください」ということですが、この「愛」は恋愛などよりはずっと広い意味での「愛」です。自分を「愛」するとは、自分を大切にすること、とくに自分の健康に気をつけることことで、「お体を大切にお過ごしください」と同じ意味になります。

「ご自愛」は本来は目上の人から目下の人に対して言う言葉でしたが、現在では必ずしもこのきまりを守る必要はありません。目上の人に対して、「木枯らしの吹くこの寒い季節、風邪など召されることのようよう、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。」というように手紙を締めくくることができます。

ご清祥

手紙には手紙独特の言葉があり、「ご自愛」もそのひとつです。手紙を出す相手の健康を気遣う言葉が「ご自愛」ですから、目上の人が相手に対して「ご自愛ください」と使うのが正しかったということになります。これに対して「ご清祥」は、手紙の相手が健康で幸せに暮らしていることを喜んでいる気持ちを表す言葉です。

「ご清祥」は手紙の締めくくりよりは書き出しに使うといいでしょう。目下の人よりはむしろ目上の人に差しあげる手紙で、「初夏の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。」と書きはじめてください。「ご清祥」という手紙で使う独特の表現が生きてきます。

「皆様におかれましては」の年賀状での使い方

「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状
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一年は新年の挨拶から始まります。もともとは年始回りをして直接挨拶をしていたのですが、狭い地域社会に暮らしている場合をのぞいて、ふつうはお正月に年賀状を差しあげることで新年の挨拶をするのがふつうです。年賀状を送る相手が家族や会社などの場合には、年賀状に「皆様におかれましては」を使うことができます。

それではいくつか例文を考えてみます。

「初春のお慶びを申しあげます。皆様におかれましては、期待に胸を膨らませる年となりますことをお祈りしております。」
「皆様におかれましては旧年にまさるご愛顧のほどお願い申しあげます。」

「皆様におかれましては」の手紙での書き出し方法

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「皆様におかれましては」という表現は、ふつうの会話で使うことはなく、おもに手紙を書くときに使います。手紙にはきちんとした形式がありますが、「皆様におかれまして」は手紙の書き出しにも結びにも使うことができます。まず手紙の書き出しで「皆様におかれましては」を用いた例文を考えてみます。

手紙の書き出しですから、「皆様におかれましては」は時候の挨拶に用いるといいでしょう。
「新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申しあげます。」
「もうすぐ待ちに待った夏休みですが、皆様におかれましては、夏休みの計画をいろいろ練られていることと存じます。」

「皆様におかれましては」の結びの書き方

「皆様におかれましては」の意味と使い方・年賀状・お礼状
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手紙の書き出しでの「皆様におかれましては」は時候の挨拶に使うことができますが、手紙の結びの「皆様におかれましては」は、「これからもお元気で」とか「これからもよろしく」とか、そういう意味の言葉を加えて使うのがいいでしょう。形式を重んじる手紙ですから、同じ意味の言葉でもできるだけ丁寧な言い方をするように心がけてください。

それでは手紙の結びで「皆様におかれましては」を用いた例文を考えてみます。
「皆様におかれましては、これからもますますご発展なさるようお祈りしております。」
「長々と書いてしまいましたが、皆様方におかれましては今後とも私どもとお付き合いくださるよう、末筆ながらお願い申しあげます。」

「皆様におかれましては」のお礼状での書き方

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お礼状は、何に対するお礼であるのかをはっきりさせる必要がありますが、それよりも大事なことは、相手に対するお礼の気持ちをうまく言葉にすることです。ただ「ありがとう」というだけではなく、相手に対する感謝の気持ちのほかに、その相手がこれから健康で幸せにいられるようにとの思いをこめた言葉を後に続けるのがいいでしょう。

「このたび無事に志望校に合格することができました。皆様の手厚いご指導のおかげだと感謝にたえません。皆様におかれましては、ますますのご発展を期待しております。」
「うれしいお品をお送りくださいまして、有難うございます。皆様におかれましては、ますますのご清栄をお祈りいたしております。」

「皆様におかれましては」の季節の挨拶の方法

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