「この度は」の意味と使い方|例文5コ/類語5コ
更新日:2024年10月09日
「この度は」の意味
「この度は」は「今度」や「今回」という意味で、物事の行われるときおよび行われたときが近いことを表す言葉です。逆に、繰り返される事柄に対して「この度は」という言葉は不適切です。使わないようにしましょう。
「この度は」は書き言葉的で、ビジネスや日常の場面などの改まった場面などでよく使われます。友人や同僚とのくだけた会話には向きません。では、読み方も含めて紹介していきます。
この度はの読み方
「この度は」の読み方は「このたびは」です。「度(たび)」という言葉には、三つの意味があります。「たび」の意味は、一つ目は何かの行われる・または行われたその時。二つ目は回数・度数。三つ目はその時ごとに、の三つです。
今回のように「この度は」と言うときには、主に一つ目の「何かの行われる・行われたその時」を意味します。時系列に合わせてあいさつをしたりお礼を言ったりする際に使います。
この度はを使う場面/例文5コ
「この度は」を使う場面を、「結婚式」「異動」「お通夜・お葬式」「授賞式」「ビジネス」の順に5つの具体的な例文と合わせて紹介していきます。
「この度は」の正しい使い方を身につけ、スムーズなコミュニケーションに役立てましょう。
場面1:結婚式
結婚式は人生の一大イベントともいえるお祝いの機会であり、一般的には繰り返されないものですから、スピーチなどのあいさつでも「この度は」とよく使われます。
「この度はおめでとうございます」という、結婚式で用いられる一般的なあいさつを例文に紹介します。
例文:この度はおめでとうございます
「この度はおめでとうございます」は結婚式でひんぱんに耳にする表現で、基本的には「人生に一度きりの大きなお祝い事」というスタンスのもと用いられます。
「本日はお日柄も良く、この度はご結婚おめでとうございます。」
「田中さんのお父さん、お母さん、この度はおめでとうございます。」
場面2:異動
異動は仕事の環境が変わる大きな出来事の一つで、歓送迎会なども開かれますから、自然とあいさつをする機会も増えます。スピーチをする際にも、「この度は」を上手に使いこなしましょう。
「この度~支社へ異動となりました」を例文に紹介します。異動のあいさつをばっちり決めて、新しい環境でも「デキる人だ」との印象を与えましょう。
例文:この度〜支社へ異動となりました
「この度~支社へ異動となりました」は異動が分かった時点での引継ぎや、異動先でのあいさつや自己紹介によく用いられる表現です。
「この度大阪支社へ異動となりました、山口です。どうぞよろしくお願いいたします。」
「この度福岡支社へ異動となりました。今まで大変お世話になりました。つきましては後継の担当者を連れてご挨拶に伺いたいと考えております。」
場面3:お通夜・お葬式
お通夜やお葬式の際にも「この度は」が適切です。実際に出席されるとよく耳にする言葉です。お通夜やお葬式に出席しなくても、身近な方を亡くした相手にかける言葉として使えます。
「この度は残念なことに」を例にとって紹介します。
例文:この度は残念なことに
「この度は残念なことに」は身近な方を亡くした相手に対して声を掛ける際の表現です。この方を亡くしたことは自分にとっても大きなことで、残念に感じているということを表します。
「この度は本当に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げます。」
「この度は誠に残念でなりません。心からお悔やみ申し上げるとともにご冥福をお祈りいたします。」
場面4:授賞式
初回公開日:2017年12月27日
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