「この度は」の意味と使い方|例文5コ/類語5コ
更新日:2024年10月09日
授賞式のような晴れの場にも、「この度は」という表現はぴったりです。おめでたい場面で主役に声を掛けるのは嬉しいもの。思わず互いに笑顔がこぼれるような声掛けができれば、今後の関係性も向上するでしょう。
節目となるであろう機会の、大事なあいさつに最適な「~賞の受賞、おめでとうございます」という例文と合わせて紹介します。公の場で行うスピーチにも、一対一の親密な声掛けにも使える表現です。
例文:〜賞の受賞、おめでとうございます
受賞した人に対するあいさつの言葉として、授賞式に出席した場合も出席しない場合も「この度は」は最適です。おめでたいことですので、声を掛けられて嬉しくない人はいないでしょう。受賞した人に会った際には積極的に声を掛けましょう。
「この度は優良賞の受賞、おめでとうございます。」
「この度はノーベル賞の受賞、おめでとうございます。」
「この度は芥川賞の受賞、おめでとうございます。」
場面5:ビジネス
ビジネスは一期一会ですから、そう考えれば「この度は」を使うのは「貴重な機会をいただいた」という気持ちを表す言葉として適切です。結婚式や授賞式ほどの大きなイベントではないにせよ、大切な出会いと貴重なお時間を割いてもらったことに対する気持ちがにじみ出る表現です。
「この度はお世話になりました」を例に、紹介します。
例文:この度はお世話になりました
「この度はお世話になりました。」は、社内の相手にも取引先やお客様相手にも幅広く使えるので、便利な言葉です。感謝の気持ちを持って使えば、相手からも喜ばれるでしょう。
「先輩、この度はお世話になりました。またご指導よろしくお願いします。」
「この度はお世話になりました。引き続きよろしくお願いいたします。」
「この度はお世話になりました。またいつでもわたくしどもにご相談ください。」
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この度の類語5コ
「この度」には同じように使える類語が数多くありますので、その中から「今回」「先日」「前回」「先般」「今般」の5つを具体例を交えつつ紹介します。ややカジュアルな表現から書き言葉的な表現まで、幅広いシチュエーションに合わせて最適な表現を使いこなせるようになりましょう。
それぞれの具体的な意味も合わせて紹介します。聞きなれない言葉は、読みも合わせて紹介します。では順番に具体例を見ていきましょう。
類語1:今回
「今回」は「話題の事が今から一番近くにあるその時、今度」という意味です。比較的カジュアルな場面で使われますが、メールなどに使うこともできます。社内の相手や取引先、お客様相手に幅広く利用できます。
・今回ご一緒させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
・今回は大変お世話になりました。また改めてお礼に伺わせていただきます。
・今回は懇親会にご参加いただきまして、まことにありがとうございました。
類語2:先日
「先日」は「近い過去のある日、このあいだ」という意味です。書き言葉的な表現ですので、丁寧な表現と相性が良くビジネスによく用いられます。口語でもメールなどの文書でも使えます。
・先日はありがとうございました。おかげさまで有意義な時間となりました。
・先日の受賞、おめでとうございます。さすがだとお話していたところです。
・先日はお世話になりました。良いものを紹介していただいたと社内でも評判になっております。
類語3:前回
初回公開日:2017年12月27日
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