「ご了承いただき」の意味と例文を紹介|言い換えや英語表現も解説
更新日:2024年10月12日
「ご了承いただき」を英語で表現するには、一般的に「understand」を使うと良いでしょう。
「了承」は「understanding」と表すので、例えば「ご了承いただきありがとうございます」を英語で言い換えると「Thank you for your understanding.」となります。
ただし、英語と日本語のニュアンスは微妙に違うので、気を付けなければなりません。
ビジネスの場では、「同意」という意味を持つ「agreement」を使用したほうが意味が伝わりやすい場合もあります。
その場合、「ご了承いただきありがとうございます」は「Thank you for agreeing.」となります。
その時の場面によって、英語表現を変えることをおすすめします。
「ご了承いただき」を知って、ビジネスでも使ってみよう
「了承を得る」ということと、「お伺いを立てる」ということは、似ているようで実際のニュアンスはかなり異なります。
ビジネスで「ご了承いただき~」という言葉を使う際は、ここを混同してしまわないよう、注意することが必要です。
例えば、「海外旅行に行きたいので、来月の◯日から◯日まで一週間有給休暇を取りたい」と思い、休暇取得を上司に願い出る際、
「◯日~◯日まで、有給休暇の取得をご了承いただきますよう、お願いいたします」
という申請の仕方は正しいでしょうか。
確かに、有給休暇の取得は社員の権利です。
しかし、休暇を取得する時期については、それが事業に影響を与える時期である場合、上司は休暇の日程を変更する権限を持っています。
つまり、休暇が希望の日程で許可されるとは限りません。
にもかかわらず、勝手に自分が指定した日程で休暇の取得を了承していただきたい、というのは、話の進め方としては少し勇み足と言わざるを得ません。
この場合は、「◯日~◯日まで、有給休暇を取得したいのですがよろしいでしょうか?」
という「お伺い」の形で話を切り出すのが適切でしょう。
このように、ビジネスの中で「ご了承いただき~」を使用する際は、注意が必要だということを念頭に置きましょう。
正しく日本語を使いこなせるようになると、かっこいいビジネスパーソンになれるでしょう。
初回公開日:2017年12月04日
記載されている内容は2017年12月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。